英語スクール リーチアウト 講師のブログ

静岡県焼津市/藤枝市の英会話スクール リーチアウト。講師がレッスンについてや英語情報などを綴ります。

留学について

2016-07-30 | つぶやき
今週は、リーチアウト生の海外脱出が相次ぎました。

焼津市の姉妹都市である、オーストラリアの
ホバート市への短期留学には

中学2年と高校2年の2人。

成田からの飛行機が遅れて、オーストラリア国内の
乗り継ぎができなくなるというハプニングが
あったそうですが、

なんとか無事に到着したそうです。

一安心。

中学2年の女の子は、歓迎式典で代表のスピーチを
堂々と披露し、

大好評だったとか。

二安心。

高校2年の女の子の英語力は、相当なものなので、
日常生活は困らないだろうと思いつつも、

オーストラリア英語の洗礼は、いかばかりかと・・。


そして、小学4年の女の子は、たった1人で
カリフォルニアへ!

出発前の緊張は、彼女の愛くるしい笑顔をも
引きつらせてしまうほどでしたが、

先ほど、楽しそうな様子の写真を送っていただき
ました。

これで三安心!!

近頃、海外留学についてのご相談を
いただくようになりました。

中学生や高校生での留学についてです。

実はこれ、私にとっては
「お、時流がまた変わったな」
と思わせる出来事なのです。

英語講師生活も、今年でまるまる20年なのですが、

うら若き新人講師時代は、

「君も留学!私も留学!ヒャッホー」

といった具合に、たくさんの人が留学に行き、
また希望していました。

そこからしばらくすると、

「留学?こわいこわい。国内が一番!」

と日本国民の多くが内向き傾向になっていった
のです。

それがこの1年くらいで、まだまだうすーくうすーく
ではあるものの、

「留学したい、させたい、興味がある」

というお声を耳にするようになったのです。


島国ニッポンにとってはよきかな、よきかな。

ヨーロッパではテロが頻発していますから、
躊躇い始めた方もいるかもしれませんが、

潜在的な留学希望者は、確実に増えているものと
確信致しました。


さて、私のこれまたうすーいうすーい見解はと
申しますと、


長期休暇を利用した短期留学

中学高校時代は、これが一番適していると思う
のですが、いかがでしょうか?


1年間の留学を検討中の方々がいらっしゃいますが

私は短期をお勧めしております。
10日から2週間、3週間などの。

なぜならば、

高校までは、日本人として日本の教育を
がっちりお勉強して欲しいからです。

インターナショナルスクールの生徒ならいざ知らず

大抵の子は幼稚園から、完全な日本語で教育を受けて
きています。

だったら、せめて高校卒業までは、それを仕上げないといけないのではありませんか?

と思うのです。

例えば、中学2年でアメリカに1年留学するとします。
通常は、向こうの学期に合わせると、中2の夏に
渡米することになります。
1年留学とは言えども、いきなり同学年のクラスに
入れるほどの語学が付いていない子は、
特別プログラムと称して、語学学校に通うことが
多く、そこで数ヶ月勉強してから、正式に学校生活を
始めます。
そして、アメリカは6月に学年が終了してしまうので
日本に帰国。
なんだかんだで7月に日本の学校に戻りますが

もう中学3年!!!3年の過酷な夏直前!!

中高一貫校でもなければ、まさに浦島太郎状態!

勉強のブランクの大きさたるや!!

得意になったはずの英語も、学校英語と現地の英語
とのギャップに苦しめられ

なのに周りからは「英語できて当たり前」という
プレッシャーを与えられ。

1年の勉強のブランクを埋めるべく個別指導の塾に
入り、

あとは勉強勉強勉強!!

中高一貫校生もしかり。

受験はないものの、こうした学校は早め早めに
学習を進めているわけですから、

国内にいなかった1年、その間にクラスメイトが
どれだけ進んでいるか!!

想像するだに恐ろしい!!


シュミレーションは以上です。

こういう困難が帰国後に待ち受けていることを
十分覚悟の上で、それでも留学したい!

というのだったら、んもうその心意気をかって
リーチアウト全面協力致します。

ただし1年くらいではおいそれと英語ペラペラにはなりません。

うちのOBで1名高校時代の1年の留学で
英語ペラペラペラペラペラペラペラペラになった子が
確かにいますが、

あの人は特別!

そんなに簡単ではありません。

語学習得って、そーんなに楽にはいきません。

つまり、

1年の留学は、日本を離れるには長すぎて、
語学習得には短すぎるのです。


短期留学ならば、もっと無理!
なのですが、

私は

多感なこの時期に、広い世界を見る

現地の生活に触れてみる

自分で自分のことを世話する

などの武者修行的な捉え方で、短期留学してくだされ
ば十分だと思うのです。

現地の匂い、風が肌に触れる感じ。

さざめく人々の英語をバックグラウンドに

見て、触れて、

という経験。

そして「ああもっと英語がんばろう!」という
モチベーションをパンパンに持って帰国してくれれば
いいと思うのです。

それなら短期留学で十分です。

英語講師のくせに1年の留学に反対だなんて、
と思われるかもしれませんが、

こうした理由をお分かりいただけたら幸いで
ございます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 三つ子の・・・ | トップ | ああ、モチベーション グイグイ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。