GW明けより
今年度の児童英検の
お申込書、受験案内を皆様のお手元へお届けしております。
お子さんによっては、大事にバッグの中で保存されたままに
なっていることも予想されますので
どうぞご確認くださいませ。よろしくお願いします!!
リーチアウトでは6月の対象週にそれぞれ通常レッスン時間内に
試験を行います。
いつもの雰囲気、いつものメンバーの方が落ち着いて試験に
集中できるからです。
ご家庭でどのような準備をすればよいかとお尋ねくださった
お母様方がいらっしゃいましたが、
ご希望の方にはリスニング教材をお配りいたしますので
お気軽にお声をかけてくださいね。
または、リーチアウトからのお願いなのですが、
試験の答え方にはちょっとしたコツと訓練が必要でして、
リスニングテストとはいえ、読解力が必要となってきます。
普段から、母語である日本語でたくさん言葉遊びができていると、
それが英語になっても、スムースに答えることができると思います。
特に幼稚園、小学低学年のお子さんは、
おうちで英語を聴く・・・ということよりも
「なぞなぞ遊び」をしていただいたらどうでしょうか。
例えば、英検の問題の中に「スリーヒントクイズ」というものが
あります。(ブロンズとシルバー)
過去問ではこんな感じで出題されました。
イラストは
クジラ・ぞう・カニ・コアラ・ワニ・タコ
と6つの動物が描かれています。
3つのヒントを聴いて、答えを選ぶ問題です。
I have a big nose.
I'm sleeping.
I have a baby.
What am I?
「3つのヒントをよく聴いてね」と注意しても、
最初の文 I have a big nose. で自信満々に「ぞう」にまるをして
しまう子のなんと多いことか。
そんななか、なぞなぞ好きな子は「ぞうの鼻はbigじゃないねえ。
longだよねえ」とひっかかりません。
また別の問題。
I have many legs.
I'm walking.
I'm red.
What am I?
足がたくさん!というところで、またまた笑顔で「たこ」にまる!!
「walking っていったねえ。たこはちがうねえ。それにredだから
それもちがうねえ。カニだねえ」(注:タコは茶色になっています)
と、ここでもこうして答えられる子はやはりなぞなぞ好きな子です。
そのほか、このスリーヒントクイズ以外でも、会話のやり取りや
質問の答えを選ぶ問題などで、読解力が試されます。
ですから、ご提案なのですが、
おうちでいろんな場面でクイズで遊んでいただくのはいかがでしょう。
場面1.
お母さんがお料理をしているとき、
「さあ、これからママが冷蔵庫から出そうと思っているのはなんでしょう。
それは野菜で
ミドリで
細長いものです。
さて、なあに?」
お子さんは1つめのヒントですぐに答えを出そうとしますので
「3つのヒントをよく聴いてね」とあらかじめ言ってみてください。
場面2.
お買い物の最中に
「ママの欲しいものをカゴに入れてちょうだい。3ヒントです。
それは白くて、液体で、栄養満点のものです。さてなあに?」
場面3.
「今からママは何をしようと思っているでしょうか。
1.掃除機をかける
2.お洗濯をする
3.寝る」
場面4.
お子さんが「ママ~!DSやってもいい?」と聞いてきたとき
「さて、問題です。ママの正しい答え方は次の3つのどれでしょう。
1.「いいわよ。ただし30分だけね」
2.「だめでしょう!宿題をやってから!」
3.「そうね。ママはお豆腐が大好き」
さて、ど~れ?」
場面5.
テレビを観ていて、コマーシャルの一つが終わったら
「今の女の子、何色の服を着ていた?
髪は長かった?
スカートだった?」
私がレッスン中に上のようなことを言うと、たいてい生徒の目は
突然ランランと輝き、答え、そしてバカバカしい問題にはお腹を抱え笑い、
もしくは自分が出題者になり・・・と盛り上がりますから、
こどもってこうしたクイズは大好きだと思うのですけど。
そうして遊んでいるように見えて、実はしっかりと言葉の学習になって
いると思うのですけど。
どうぞ楽しく遊んでみてくださいね。
しつこいようですが、我々日本に住む日本人にとって、英語は外国語です。
ですから、母語である日本語以上に外国語である英語が上達するわけが
ありません。
英語は日本語の基礎の上に構築されるのです。
ですから「日本語」はとっても大事です。
日本語の語彙を増やし、描写する力をつけ(形容詞をたくさん覚えるとよい
ですね)、おしゃべりを楽しみ、
そうして育ったお子さんは、語学感覚が鋭くなるはずです。