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「グランツーリスモ5 プロローグ」は体験版ではありません

2007-12-17 | 駄文ぼやき
先週13日にPS3待望の「グランツーリスモ」シリーズの最新作「グランツーリスモ5 プロローグ」(以下GT5P)が発売されました。

このシリーズ最新作をめぐり,色々と批判なども飛び交っているようです。その中でも本作を有料体験版などと言う人々が後を絶たないようですが,この人たちは誤解をされています。GT5Pは決して体験版などではありません。これは「グランツーリスモ5」(以下GT5)という作品がもつ壮大な世界観を舞台とした外伝,いえ,GT5の前日譚なのです,きっと。

過去,人気作のゲームでは外伝作として"0"とナンバリングされた,いわば前日譚を作品が数多く出てきたと思います("0"とつかないものも当然ありますが)。他に小説にだって前日譚を書籍化した例は後を絶ちません。これは人気が出れば出るほど,世界観が広がれば広がるほど,そういったものが出てくるのは宿命となるのです。そして,それはGT5も例外ではなかったのです。

「グランツーリスモ5」というのは,きっと壮大な世界観,壮大なストーリーが展開される構想があるのでしょう。しかし,その全てを語るには一本のゲームとしてまとめるには膨大すぎたに違いありません,たぶん。

一本のゲームにまとめるにはあまりに膨大で,時間もお金もかかりすぎる。だが,それらを削ってしまってはGT5がもつ世界観の全容を存分に楽しむことができない。どうにかしてGT5の全てをユーザに楽しんでほしい。そう思い,どうすればよいか悩み,そして苦肉の策として思いついたのがGT5Pという,前日譚を一本のゲームにしたものを発売することになったのです。

車種が少ないとか,挙動がおかしいとか,コースが5コースしかないとか,ネット対戦が後日アップデートだとか,それらはきっとあれです,今後ゲームを進めることによってGT5と同様のゲームモードが出来たり,本編で使用できる車種やコースなどが出来ていくことでよりGT5に近づいていく……ということをリアルタイムで体験することができる,まさに前日譚にふさわしい作品なのです。よって,これは体験版などではないのです。

とはいえ,本来なら本編があって始めて外伝などが作られるものです。ですが,GT5はきっと「本編などなくても外伝を出すことは問題ではない」という,製作者たちの熱い熱いクリエイター魂の叫び声に違いありません。


さて,ここでGT5が今後その壮大な世界観の全てを表現するためにどのように展開してくれるのか,勝手に想像してみました。


・GT5P
 GT5の前日譚。GT5になるまでを描いた作品。

・GT5
 本編。正当なカーシュミレーションゲーム。

・GT Versus5
 本編とは相反するもう一つのGT5。アクション性の強い作品になるとか。

・GT5 REVENANT TIRE
 GT5の続編。ジャンルはRTS(リアルタイムストラテジー)。

・GT○Rの不思議なダンジョン
 GT5PのCMでもおなじみの車が不思議なダンジョンを走り抜ける。
 チョ○ソフト作成。

・GT5 Fit
 車内でもできるフィットネスを題材としたゲーム。
 PS3ボードつきで発売予定。(PS3本体がないと遊べません)


他にも色々とプロジェクトされているに違いありませんが,僕のような凡人には到底想像することすらできない,レースゲームという枠には収まりきらないプロジェクトがあることでしょう。それほどまでにGT5というものは奥深いゲームなのです。

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