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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

安倍晋三元首相の葬儀で、安倍氏の実弟である岸防衛相が指示して、戦後唯一の家族葬への自衛隊特別儀仗隊の出動をさせていた。安倍氏国葬といい、権力の私物化は許されない。

2022年08月29日 | #安倍晋三が諸悪の根源

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 7月に行われた安倍晋三元首相の葬儀に陸上自衛隊の特別儀仗(ぎじょう)隊が参列したのは、戦後の首相経験者の家族葬では初めてだったことを防衛省が東京新聞の取材に明らかにしたそうです。
 
 戦後、政府がかかわった首相経験者の公的な葬儀は、1967年の吉田茂氏の国葬以降、2020年の中曽根康弘氏の内閣・自民党合同葬まで11回あるそうですが、これらにはすべて儀仗隊が参列しました。
 
 しかし、安倍氏の家族葬のように、政府が関与しない首相経験者の私的な葬儀に、自衛隊の儀仗隊が参列したことは安倍氏以外にないと防衛省陸上幕僚監部は言っているそうです。
 
 
 
 
 
 そして、防衛省は弔意表明の一環として、安倍氏の遺族の意向を確認し防衛相の指示で行ったと説明していますが、もちろん当時の防衛相は安倍氏の実弟の岸信夫氏でした。
 
 家族の意向って、その家族もまた岸防衛相やん!
 
 自分たちの家族だからといって、私的な家族葬に自衛隊を出動させるなど、安倍家・岸家による自衛隊の私物化としかいいようがありません。
 
弟個人として兄の不慮の死を悼むのはいいし、お気の毒でもあるが、そのために防衛大臣の権限を濫用することは許されない。
 
 
 
 
 岸田内閣の磯崎仁彦官房副長官は、7月28日の記者会見で、過去にも首相や防衛相経験者らの葬儀で
 
「遺族の意向も踏まえ、儀仗を実施している」
 
と述べましたが、実は過去に防衛相経験者の家族葬に3回儀仗隊が出動したことはあるものの、防衛相を経験したことのない元首相の家族葬に儀仗隊が出動したことはありません。
 
 つまり、磯崎氏の説明は全くのごまかしだったのです。
 
 
特に安倍氏も岸氏も軍国主義者だったので、きな臭い。
 
 
 
 
 
 
 
 また、磯崎氏は安倍氏家族葬への儀仗隊の参列について
 
「自衛隊の最高指揮官だった元首相の葬儀に際し、防衛省・自衛隊としての弔意を表すため」
 
と説明しましたが、歴代の内閣総理大臣はみんな自衛隊の最高指揮官ですからね。
 
 安倍氏だけを特別扱いにする理由は全くありません。
 
 すべて、安倍氏の実弟である岸防衛相の独断で行われた自衛隊の私物化だったのです。
 
 
 
 
 
 
 さらに、磯崎官房副長官は安倍氏国葬への自衛隊出動の根拠法として、
 
「自衛隊の礼式は、防衛省令の定めるところによる」
 
と規定する自衛隊法6条をあげたのですが、このどこにも安倍氏だけ特別扱いして儀仗隊を派遣していい根拠は見当たりませんよね。
 
 これは、岸田首相が安倍氏の国葬の根拠法として内閣府設置法第4条3項33号で、「国の儀式」が内閣府の所掌事務とされているからできるんだとしているのとまったく同じ構造のごまかしです。

 

 
 
 
 そもそも内閣府設置法は内閣府の行う所掌事務を定めたものにすぎず、その「国の儀式」に「国葬」が含まれるという法的根拠がないのが問題なのです。
 
 安倍氏の国葬は岸田首相が安倍派と右派の支持を得るための私物化にほかならず、安倍氏の家族葬と言い国葬と言い、法律の根拠がなく国家機関を私物化するのは、まさに森友事件や桜を見る会事件などで公文書を破棄・隠蔽してきた安倍晋三氏以来のお家芸であって、許されることではありません。
 
 
 
統一教会との癒着も岸・安倍家のファミリービジネスだったし、権力の私物化もまたお家芸。
 

 

安倍改憲政権の正体 (岩波ブックレット)
斉藤貴男
岩波書店

日本最高のルポライターによる安倍政権の危険性告発。

 
安倍政権と日本政治の新段階 新自由主義・軍事大国化・改憲にどう対抗するか
渡辺治
旬報社

護憲派に最も信頼されている憲法学者渡部先生による詳細な改憲の背景解説。

 
安倍壊憲クーデターとメディア支配―アベ政治を許さない
丸山重威 (著)
あけび書房

戦争法案廃案、安倍政権退陣の闘い、そしてその後の闘い、真に平和で民主的な日本のためを願っての渾身の書。 

 

検証 安倍イズム――胎動する新国家主義 (岩波新書)
柿崎 明二  (著)
岩波書店

「美しく誇りある」父のような国家が国民一人ひとりを子のように指導し、守っていくーー。異次元緩和や賃上げ税制など経済政策から教育、憲法改正、安保法制まで、安倍流国家介入型政治に通底するのは「国家の善意」である。その思考と意志を、国会審議や諮問会議議事録など「首相自身の言葉」から探る。

 

安倍政権の裏の顔 「攻防 集団的自衛権」ドキュメント
朝日新聞政治部取材班 (著)
講談社

「暴挙の安保法制」はなぜ、いかにして、実現してしまったのか?「言論弾圧」「なし崩し」で国民からもついに総スカンを食らった「安保法制ゴリ押し」の基幹―「集団的自衛権行使容認」の形成過程が目に見えて分かる「永田町・霞が関」水面下の記録!

 

 

#安倍晋三が諸悪の根源、というのがこの記事のカテゴリー名ですが、安倍氏が根源になっている弊害のひとつが政治の私物化です。

そもそも、議会制民主主義とは

「人民の、人民による、人民のため」の政治を行なう事。

権力者が私利私欲のために政治をしだしたら、それは民主政ではなく専制政治なのです。

その象徴である安倍氏を国葬にするなど、我が国の民主主義を破壊するものでしかなく、安倍国葬にこだわる岸田政権は言語道断です。

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自衛隊の儀仗隊(イメージ)

自衛隊の儀仗隊(イメージ)

 7月に行われた安倍晋三元首相の葬儀に陸上自衛隊の儀仗ぎじょう隊が参列したのは、戦後の首相経験者の家族葬では初めてだった。防衛省が本紙の取材に明らかにした。防衛省・自衛隊の弔意表明の一環として、安倍氏の遺族の意向を確認し、防衛相の指示で行ったと説明している。当時の防衛相は安倍氏の実弟の岸信夫氏だった。

◆元防衛庁長官の家族葬には3例

 政府がかかわった首相経験者の公的な葬儀は、1967年の吉田茂氏の国葬以降、2020年の中曽根康弘氏の内閣・自民党合同葬まで11回ある。すべて儀仗隊が参列した。安倍氏の家族葬のように、政府が関与しない首相経験者の私的な葬儀は個別に行われてきたが、儀仗隊参列は「確認できる範囲において、安倍氏以外はない」(同省陸上幕僚監部)という。
 一方、防衛省の前身の防衛庁長官経験者を対象にした家族葬への参列は3例あったという。同省は「元防衛庁長官等の家族葬で、遺族の意向を踏まえ儀仗を実施した」と説明した。首相として自衛隊の最高指揮官の立場を経験した安倍氏についても同じ対応をした。
 私的な葬儀に儀仗隊が参列した法的根拠について、磯崎仁彦官房副長官は記者会見で「自衛隊の礼式は、防衛省令の定めるところによる」とする自衛隊法6条を挙げた。
 安倍氏の家族葬は7月12日、妻の昭恵さんが喪主を務め、東京都港区の増上寺で営まれた。9月27日に予定される安倍氏の国葬への儀仗隊参列は「現時点で未定」(内閣府の準備事務局)という。
 防衛省ホームページによると、儀仗隊は海外からの国賓を送迎する際などに、国際儀礼に基づいた儀式を行う。国民を代表して敬意を表する意味合いを持つ。(柚木まり)
 
 
 
自衛隊の儀仗隊(イメージ)

自衛隊の儀仗隊(イメージ)

  • 自衛隊の儀仗隊(イメージ)
  • 12日、葬儀を終え増上寺を出た安倍晋三元首相のひつぎを乗せた車列(右列)=東京都港区で、本社ヘリ「あさづる」から
 参院選の街頭演説中に銃撃を受けて死去した安倍晋三元首相の葬儀に、陸上自衛隊の特別儀仗ぎじょう隊が参列していた。磯崎仁彦官房副長官は28日の記者会見で、儀仗隊の参列について「自衛隊の最高指揮官だった元首相の葬儀に際し、防衛省・自衛隊としての弔意を表すため」だと説明した。
 磯崎氏は法的根拠に関し「自衛隊の礼式は、防衛省令の定めるところによる」とした自衛隊法6条を挙げた。過去にも首相や防衛相経験者らの葬儀で「遺族の意向も踏まえ、儀仗を実施している」と述べた。
 安倍氏の葬儀は今月12日、妻の昭恵氏が喪主を務める家族葬として、東京都港区の増上寺で営まれた。
 本紙には読者から「私的な葬儀なのに、どのような根拠で自衛隊の派遣を指示したのか、明らかにするべきだ」という内容の投稿があり、28日付朝刊に掲載。この投稿を受け、本紙は政府に見解をただした。(柚木まり)
 
 
 
 

岸信夫防衛相が接種予約システムの重大欠陥報道に“逆ギレ”弾圧! 兄の安倍前首相も同調し「朝日毎日は妨害愉快犯」ととんでもツイート

2021.05.18 07:05 リテラ

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安倍晋三Twitterより


 無責任にも程があるだろう。菅義偉首相の肝いりではじまった新型コロナワクチンの「大規模接種センター」をめぐる予約システムの欠陥について、運営を担う防衛省のトップ・岸信夫防衛相が、壮大に「逆ギレ」をしている件だ。

 まずは経緯を振り返ろう。「大規模接種センター」のウェブ予約は昨日17日からスタートしたが、昨夕、実際の接種券番号ではなくデタラメな架空の数字や65歳未満の生年月日を入力しても予約できることを「AERA dot.」と毎日新聞が報道した。

 当然、ネット上では「ポンコツすぎる」「これだといたずらで予約が埋められてしまうのでは」「こんなのでセキュリティは大丈夫なのか」という声が噴出。さらに、「AERA dot.」の記事では、この予約システムの運営会社と明記されている「マーソ株式会社」について、〈同社の経営顧問には菅首相の盟友、竹中平蔵氏が名を連ねていた〉と報じたことから、〈ここにも竹中平蔵が一枚噛んでるという地獄〉〈癒着と利権まみれのあげく、まともな予約システムひとつ作れない日本。ダサすぎて涙が出るな〉といった声もあがっていた。

「大規模接種センター」に対しては、先進国のなかでも最悪のワクチン接種状況に焦った菅首相による見切り発車が指摘され、自治体実施分との二重予約や「密」が生まれるのではないかなど数々の問題点があがっているが、予約開始初日にシステムの重大な欠陥が発覚し、挙げ句「竹中案件」疑惑まで浮上するとは──。これだけでも菅政権の無能っぷりや腐りきった体質が浮き彫りになったわけだが、さらなる問題はここから。「大規模接種センター」を取り仕切る防衛省の責任者たる岸防衛相が、今朝、こんなツイートをおこなったことだ。

〈今回、朝日新聞出版AERAドット及び毎日新聞の記者が不正な手段により予約を実施した行為は、本来のワクチン接種を希望する65歳以上の方の接種機会を奪い、貴重なワクチンそのものが無駄になりかねない極めて悪質な行為です。〉
〈両社には防衛省から厳重に抗議いたします。〉
〈不正な手段でのワクチン接種の予約は、本当に希望する方の機会を喪失し、ワクチンが無駄になりかねないと同時に、この国難ともいうべき状況で懸命に対応にあたる部隊の士気を下げ、現場の混乱を招くことにも繋がります。〉

 なんと岸防衛相は、システムの欠陥を指摘した「AERA dot.」と毎日新聞を非難し、厳重抗議すると逆ギレしたのだ。

 自分たちがザルでポンコツのシステムをつくっておいて、その問題を指摘した報道に抗議するって、ふざけるのもいい加減にしろ、という話だろう。

 ご存知のとおり、岸防衛相は安倍晋三・前首相の実弟だが、問題をすり替えて「朝日ガー」と逆ギレするのはまさに兄そっくりと言わざるを得ない。

弟・岸信介の逆ギレに兄・安倍晋三前首相も乗っかり、ネトウヨ丸出しで朝日・毎日攻撃ツイート

 しかも、こんな正当性のかけらもない、スリカエ逆ギレ発言に、ネトウヨ応援団がこれまた安倍政権時代とそっくりに、こんな頭の悪い賛同コメントを投稿している。

〈大臣、偽計業務妨害で告発しましょう〉
〈こういった報道の範疇を超えた妨害、ミスリード、偏見のある報道した場合には何らの罰則を課せられないものなのでしょうかね〉
〈国を挙げて行っている事を妨害するなど問答無用で厳罰に処するべきかと存じます〉
〈日本はワクチン接種が遅いと記事にしておいてこの様な下衆な事をする朝日新聞と毎日新聞をどうか許さないで下さい。ペナルティーは与えるべきです〉
〈きっと模倣犯が出ますよ 厳罰をお願いいたします〉

 さらに呆れたのが、兄である安倍前首相本人が、きょう午後5時30分過ぎに、こんなツイートをしたことだ。

〈朝日、毎日は極めて悪質な妨害愉快犯と言える。防衛省の抗議に両社がどう答えるか注目。〉

「どう答えるか」って、すでにネット上では、むしろ岸防衛相の逆ギレに非難が殺到しているに、この兄弟は揃いも揃って、脳みそに蛆でも湧いているのか。

 しかし、呆れてばかりもいられない。政権を投げ出してただのネトウヨに戻った安倍前首相はともかく、この岸防衛相の態度は明らかに、報道に対する露骨な弾圧行為だからだ。

 まず、岸防衛相は「AERA dot.」と毎日新聞が検証のため予約を入れてみたことが〈不正な手段〉〈悪質な行為〉だというが、試さなければ、欠陥を実証し、問題点を指摘することもできない(ちなみに「AERA dot.」も毎日新聞も、記事のなかで検証のため予約したものはキャンセルしていることを記述している)。

 しかも、岸防衛相は〈65歳以上の方の接種機会を奪い、貴重なワクチンそのものが無駄になりかねない〉〈懸命に対応にあたる部隊の士気を下げ〉るなどというが、ワクチンが無駄になりかねない事態を引き起こしたのも、隊員の士気を下げさせたのも、こんな欠陥システムをつくらせた政府であり、見切り発車で予約を開始させた菅首相ではないか。

 むしろ、政府が導入したシステムの欠陥をメディアが検証・指摘することは当然の行為であり、公共性・公益性が非常に高いものだ。

 実際、岸防衛相は会見でザル状態の予約システムを「真正な情報であることが確認できるように改修する予定だ」と表明したが、報道があったからこそ改修することになったわけで、報道がなければ放置されていたはずだ。

欠陥の指摘を「悪質」と言う岸信夫に「大規模ワクチン接種センター」は任せられない
 にもかかわらず、岸防衛相はワクチンを無駄にしかねないこの重大な欠陥システムについて詫びるどころか、正当な報道をおこなったメディアを名指しで糾弾、抗議したのである。これは報道の自由を踏みにじる非常に危険な発言だ。言語道断を通り越して、民主主義の国の政治家とは思えない。

 しかも、この発言から明らかになったのは、岸防衛相がどんな重大な欠陥や問題点があろうと、事なかれ主義で放置しておいたほうがいい、と考えているということだ。まさにこういう政治家こそ、国民の敵と言っていいだろう。

 しかも、この予約システムについては、ネット上では新たな問題点を指摘する声もあがっている。こんな男に「大規模ワクチン接種センター」の取り仕切りを任せていて、大丈夫なのか。

 国民の命を守るためにも、「報道の自由」を守るためにも、朝日、毎日だけでなくすべてのメディアが岸信夫防衛相の責任を徹底追及する必要がある。

(編集部)
 
 
 
 

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