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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

ホームレス生活保護申請始末記2

2009年12月15日 | 法律家
 武庫川での路上生活を終え、生活保護決定も出て、一人暮らしを始めたSさん。

 事務所に出ると、Sさんが私のいない間に突然来てくださり、みなさんでお召し上がりください、と、お菓子まで持ってきてくれていたんです。

 事情を話すと事務員さんがみんな喜んでくれて、ああ、いい法律事務所だなあと改めて思いました。

 実はあのアパートからうちの事務所まで凄く遠いんです。それに、事務所の地図なんて渡していなかったのに・・・電話がないから、私がいるかどうか確かめることも出来ないのに、いらっしゃったんですよね。

 アパート暮らしもしばらく経つとお寂しいでしょうから、会いに行かなくちゃ。今度はカップラーメンじゃあ、おかしいから、何を手土産にしようかな。

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3 コメント

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素晴らしいなぁ (sato)
2009-12-16 00:44:24
このSさんのシリーズ(?)すごく楽しみで毎回心温まってます。
けっちゃんの仕事は素晴らしいなぁ。
私たちも音楽で少しでも誰かの役にたちたいなぁと思う今日このごろです。
施設や病院なんかで歌ったり、いずれはやってみたいなぁと。
寒さ厳しくなるみたいです。
体調壊しませんよう。
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大人事件だけど (なべび)
2009-12-16 07:58:17
rayさんはライフワーク少年事件ですね。

昨日の野口先生の御講演でも,基本は同じだけど,大人と少年では,やはり信頼関係とか色々違うところもあると・・・。

それでも,路上生活者の方は,とても色々なお気持ちを抱えて,救われずに来ていた方も多いでしょうね。

rayさんがしたことは,ほんのちょっと。
あとはSさんが立ち直りたかった,Sさんは一歩踏み出す勇気と実力があった

そういうことなんですよねえ。
結局。。
リンゴ,りんご。
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ライフワーク (ray)
2009-12-16 23:43:22
僕はsatoちゃんみたいにアーティストになりたかったなあ。
でも、この前、うちの事務所の事務局の方に、「先生のレジュメを見ていると中身がどんどん見えてきます。先生は表現者だと思います」と言われて、超うれしかったのです。

 ところで、このあと、クリスマスイブには生活保護相談。年末年始には炊き出し法律相談とか夜間法律相談が控えています。

いままで、少年事件と被爆者援護がライフワークと思ってきたけど、ひょっとして、『貧困』が、次のライフワークになるんでしょうか。
もう、「反貧困」が流行りになってるからちょっと悔しい。

実は、派遣村名誉村長で、『反貧困ネットワーク』代表の宇都宮健児弁護士の日弁連会長選挙代表世話人の一人になってしまいました(最年少)。

これは何かの示唆なのか?

お金が大好きなのに、なぜ、少年・被爆者・貧困か~~~いくらやっても食えないぞ!
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