Everyone says I love you !

弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

熊本の被災者の方々へ、災害弁護士津久井進氏から「家の被害状況が分かる写真等を撮っておくこと」。

2016年04月15日 | 法律家

 

 2016年4月14日、熊本県を襲った九州最大の震度7の地震。

 犠牲者の方々に心からご冥福をお祈りしますとともに、被災者の方々の一刻も早い救出、救済をお祈り申し上げます。

 日本有数の災害弁護士津久井進さん(リンクは彼のツイッター。刻々と貴重な情報を出しておられるので、ぜひフォローをお勧めします)が、熊本に地震で被災された方々に緊急のお知らせをされていますので、うちのブログにも転載します。

 ご参考になさってください。

 また、全国の皆様、ぜひ拡散してください。

1 被災した方は,家の「被害状況が分かる写真等」を撮っておくことをお勧めします。
 罹災証明の即時発行が可能となります(益城町HPより)
http://www.town.mashiki.lg.jp/life/pub/Detail.aspx…

2 「災害救助法」に基づき,「避難所」や「食品・飲物」や「日用品」の支給があります。
 なお,国が自治体に補助する金額は,例えば食費は一人1日1080円と書いてありますが,状況次第でこれを上回る補助も出ます。言うまでもなく,お金よりも命が大切なので,自治体は弾力的運用に努め,被災者はニーズを出していきましょう。
http://www.bousai.go.jp/taisaku/kyuujo/pdf/siryo7.pdf

3 行政や医療,ボランティアの支援は,すぐにやってきます。
 不安だと思いますが「何とかなる」ことを信じましょう。
 地元としては,他からの支援の受入れ体制を準備する。それが被災した方々の早期の安心回復につながります。

4 益城町のHPには,水害用ハザードマップがあります。
  今回は地震ではありますが,避難所の位置などが一覧でき,役に立ちます。
http://www.town.mashiki.lg.jp/life/pub/Detail.aspx…

5 国が発行している「被災者支援に関する各種制度の概要」は,ここにあります。
 現在のところ最新版です(平成27年11月1日版)
 関係者の方々は,把握しておきましょう。
 http://www.bousai.go.jp/…/hisa…/pdf/kakusyuseido_tsuujou.pdf

6 地震被害を受けた住宅のローン(いわゆる二重ローン)等を減免するガイドラインがあります。
http://www.zenginkyo.or.jp/…/disaster_…/disaster-gl_leaf.pdf

 

大災害と法 (岩波新書)
津久井 進 (著)
岩波書店

地震、津波、台風、豪雨、噴火など、毎年のように日本列島を襲う大規模災害。なぜ国、自治体の対応は遅いのか。どうして被災者に救助の手が届かないのか。東日本大震災を経たいま、災害に関する複雑な法制度をわかり易く解説した上で、その限界を明らかにし、改善策を探る。被災者のために、法は何をなし得るのか。

 

Q&A 被災者生活再建支援法
津久井進
商事法務

自然災害で住宅が全壊等した被災者に対する公的給付制度について、被災者、法律実務家、行政担当者に向けて、Q&Aにより具体的に分かりやすく解説。実務家のこういう地道な努力こそが国民を救う。

 

災害復興とそのミッション―復興と憲法
片山 善博  (著), 津久井 進  (著)
クリエイツかもがわ

憲法違反とまでいわれながらも「住宅再建の支援策」を実施した片山善博鳥取県知事(当時・現在慶應義塾大学教授)が「ミッション」という視点から災害復興と憲法を論じる。若き法律家津久井進弁護士が憲法を再発見。

 

「災害救助法」徹底活用 (震災復興・原発震災提言シリーズ)
津久井 進 (著), 永井 幸寿  (著), 田中 健一 (著), 山崎 栄一  (著), 出口 俊一  (著)
クリエイツかもがわ

大災害のあとに適用される災害救助法。その理解と運用は災害対応の基本。

復興への重要な備え。被災者救助の徹底活用法と災害救助制度の課題をはじめて提起する画期的な最新刊。

 
 

この記事が被災者の方々に少しでもお役に立ちますように。

津久井さんはじめ、災害法律家の皆さん、頑張ってください!

よろしかったら大変お手数とは存じますが、二つのランキング、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!

人気ブログランキングへ人気ブログランキング

ブログランキング・にほんブログ村へほんブログ村ランキング

Amazon 社会・政治・法律

Amazon Kindle ベストセラー

Amazon タイムセール商品

 

今回の地震で熊本県内では、これまでに益城町と熊本市で合わせて9人の死亡が確認されました。また、NHKが県内の自治体に取材したところ、10の市町村で1000人余りがけがをしたということです。

熊本県警察本部によりますと、今回の地震で熊本県では、これまでに益城町と熊本市で合わせて9人が死亡しました。
警察によりますと、益城町で死亡が確認されたのは、広崎の伊藤俊明さん(61)、惣領の荒牧不二人さん(84)、安永の福本末子さん(54)、木山の村上ハナエさん(94)と村上正孝さん(61)、馬水の宮守陽子さん(55)、寺迫の富田知子さん(89)、それに熊本市東区の坂本龍也さん(29)です。
熊本市で死亡が確認されたのは、東区の松本由美子さん(68)です。
また、NHKが県内の45の自治体に取材したところ、午前11時現在、10の市町村で少なくとも1013人がけがをしたということです。
内訳は、益城町で400人以上、熊本市で573人、宇城市で24人、嘉島町で3人、八代市で4人、御船町で4人、氷川町で2人、大津町で1人、甲佐町で1人、それに南阿蘇村で1人となっています。
このほか住宅にも多数の被害が出ていて、それぞれの自治体が被害の確認を進めています。
また、熊本県によりますと、午前5時現在、県内の505の避難所に4万4449人が避難しているということです。

 

 

14日夜、熊本県で震度7の激しい揺れを観測した地震について気象庁の青木元地震津波監視課長は午前10時半から記者会見を行いました。

このなかで青木課長は、午前10時までに震度1以上を観測する余震が123回発生していると説明したうえで「余震は引き続き余震域の全体で数多く発生している。これまでの地震で揺れが強かった地域では、周囲の状況をよく確認し、危険なところには近づかないようにするなどして身の安全を図ってほしい」と述べました。
そのうえで「発生直後に比べると、朝になってから余震が少なくなっているように感じられるかもしれないが、平成12年に起きた鳥取県西部地震などの過去の地震では、余震活動がいったん弱まったあと、また増えるという経過をたどった地震もある。余震はまだ続いているため、今後1週間ほどは震度6弱程度の揺れを観測する地震が起きるおそれがあり、余震に十分注意してほしい」と呼びかけました。

 

 

 

14日から15日未明にかけて震度7や震度6強の地震が相次いだ熊本県では、その後も体に揺れを感じる余震とみられる地震が続いています。気象庁は今後も1週間程度は、激しい揺れを伴う余震のおそれがあるとして、壊れた建物など、危険な場所には絶対に近づかないよう呼びかけています。

気象庁によりますと14日夜9時26分ごろ、熊本県熊本地方の深さ11キロを震源とするマグニチュード6.5の地震があり、熊本県益城町で震度7の激しい揺れを観測しました。また、震度6弱の揺れを、熊本市の東区、西区、南区、玉名市、宇城市、西原村で、震度5強の揺れを熊本市の中央区、北区、菊池市、宇土市、合志市、美里町、大津町、菊陽町、御船町、山都町、氷川町で観測しました。また、熊本県と宮崎県の各地で震度5弱の揺れを観測しました。
熊本県ではその後、余震とみられる体に揺れを感じる地震が続いていて、15日午前0時すぎには、熊本地方の深さ10キロを震源とするマグニチュード6.4の地震で熊本県宇城市で震度6強を、熊本市南区や熊本県氷川町で震度6弱をそれぞれ観測しました。
また、午前5時10分ごろには、熊本県で震度4を観測する地震が起きています。
気象庁が午前6時現在でまとめた地震の回数は、最大震度7が1回、震度6強が1回、震度6弱が1回、震度5弱が2回、震度4が14回で、震度3から1を含めると体に揺れを感じる地震の回数は合わせて104回に上ります。
気象庁は、今後も1週間程度は、震度6弱程度の激しい揺れを伴う余震がおきるおそれがあるとして、これまでの揺れで壊れたり、傷んだりした建物や、崩れた崖など、危険な場所には絶対に近づかないよう呼びかけています。

 

よろしかったら大変お手数とは存じますが、二つのランキング、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!

人気ブログランキングへ人気ブログランキング

ブログランキング・にほんブログ村へほんブログ村ランキング

Amazon 社会・政治・法律

Amazon Kindle ベストセラー

Amazon タイムセール商品

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エブリワンブログは移設いた... | トップ | 鹿児島川内原発の避難計画に... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

法律家」カテゴリの最新記事