こういうのをセカンドレイプって言うんだよなあ。
菅義偉官房長官は2015年6月29日の衆院平和安全法制特別委員会で、自民党議員の勉強会で出た沖縄をめぐる発言について、政府による調査と県民への謝罪を野党から求められたのに対し
「党の問題なので、政府として調べてコメントする立場にない」
と拒否しました。
この百田・自民党勉強会で出た沖縄への言及や報道機関への圧力発言問題をめぐっては、菅氏も特別委で
「(出席議員の)発言は極めて非常識で問題がある」
との見解を示していたのですが、政府としての謝罪や対応はしない考えを示したものです。
人として頭を下げろ、なんてことをこの人たちに期待する気は最初からありません。
でも、「安保法制」を通すための欲得づくで、ここはひとつあやまっとこ、みたいな計算さえできないんですか。自分たちの体面だけがそれほどまでに大事なんですか。
自民党勉強会は安倍総裁親衛隊「首相が仕事をしやすいように、邪魔者が出てきたら排除するのが役割だ」
私も絶句しました。
菅官房長官に期待するのが無理ならばと、自民党の谷垣禎一幹事長はどうかとみると、谷垣氏は同日の役員会後の記者会見で
「緩みが出た。脇を締めてしっかりやりたい」
と強調したそうです。
脇を締めて、外にばれない様にしっかり密議すればいいということか。
その上で谷垣幹事長は
「党の運用の責任者は私だ」
として、首相の謝罪は不要との認識を示しました。
違う!
違うと思います。
谷垣さん、自民党の代表は幹事長のあなたですか?
自民党の代表は安倍晋三総裁でしょ!!
政府と自民党は別組織だというのは、形式的にはそうです。
それならば、安倍首相が、自民党総裁として詫びればいいじゃないですか。
それが、人の心を汲んだ政治です。
安倍首相は谷垣幹事長と同日昼に官邸で会談し、
「表現の自由は民主主義の根幹だから、それに配慮していく姿勢をはっきり示さなくてはいけない」
「沖縄のことを一生懸命考え取り組まれた先輩がたくさんいる中で、極めて遺憾なことだ」
「沖縄の人の気持ちに反する発言もあり、遺憾だ」
と話したそうなんですが、それならば幹事長との会談ではなく国会で、もう一歩踏み込んで遺憾じゃなく、
「うちの若いもんが、沖縄の方々に大変失礼なことを申し上げて、まことに申し訳ない」
(68歳の「若手」も暴言吐いたけど)
って頭を下げればいいじゃない!
安倍首相も発言したのは自分じゃないから謝る立場にないとか、ガキンチョみたいなことを言ってないで、大人になりなさい!
これ以上、沖縄の人を傷つけないで!!
百田・自民党勉強会全記録「商売のため基地周辺を選んで住んだ」「沖縄県民の方が米兵より強姦率が高い」
許されるべきではない。
追記
沈黙を守っていた翁長沖縄県知事は6月29日、この問題にはじめてコメントし、
「がくぜんとしている。残念だ」
「日本の将来に禍根を残す。危機感を抱いている」
「表現・報道の自由は、私たちが守らなければならない重要なことだ」
「永遠に政権を握るという錯誤を自民党は持っていると思う」
「自ら基地を差し出したことがないとか、ほとんど本土の方は知らない。沖縄でどういう出来事があったのか、戦後を知らない」
と言いました。
やってしまったことは取り返しがつかない。
安倍首相や菅官房長官や自民党議員らが、内心では百田氏や自民党議員が勉強会で放言したことと同じことを思い続けていることも承知している。
でも、安倍首相が自民党総裁としてでも詫びたら、やはり救われるものがあるんですよ。
それもできない安倍政権の非人間性は、際立って無残です。
けっきょく、まともなことは何一つ期待しても無駄だってことなんだな。
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政府は沖縄に謝罪せず 翁長知事「禍根残す」
2015年6月30日 07時09分
自民党の若手議員が開いた勉強会で、議員や講師の作家百田尚樹(ひゃくたなおき)氏から沖縄県の米軍普天間(ふてんま)飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)をめぐり「周りに行けば商売になるということで(人が)住みだした」などの発言が出たことに関し、同県の翁長雄志(おながたけし)知事は二十九日、「がくぜんとしている」「日本の将来に禍根を残す」と批判した。この日開かれた安全保障関連法案に関する衆院特別委員会では、沖縄選出議員から政府に沖縄への謝罪や対応を求める意見が出たが、菅義偉(すがよしひで)官房長官は「党の問題だ」として応じなかった。
翁長氏は二十九日、自民党若手議員の勉強会で報道への圧力をかけようとする発言が出た問題に関し「日本の将来に禍根を残す。危機感を抱いている」と批判した。那覇市内で記者団の質問に答えた。
同時に「表現・報道の自由は、私たちが守らなければならない重要なことだ」と強調。「永遠に政権を握るという錯誤を自民党は持っていると思う」とも述べた。
普天間飛行場をめぐる百田氏の「周りに行けば商売になるということで(人が)住みだした」との発言には「がくぜんとしている。残念だ」と語った。
これに先立つ県議会定例会では、百田氏の発言を念頭に「自ら基地を差し出したことがないとか、ほとんど本土の方は知らない。沖縄でどういう出来事があったのか、戦後を知らない」と不快感を示した。
この問題について翁長氏が公の場で言及するのは初めて。
一方、県議会の共産、社民両党などの五会派は同日、自民党と百田氏に抗議する決議を開会中の今定例会に提案する方針を確認した。
◆官房長官「党の問題」
菅官房長官は二十九日の衆院特別委で、自民党若手議員の勉強会で出た沖縄をめぐる発言について、政府による調査を求められたのに対し「そうしたことを調べてコメントする立場にない」と拒否した。質問した共産党の赤嶺政賢氏(沖縄1区)は「沖縄県民を侮辱した」として、謝罪を求めたが「自民党の問題だ」と応じなかった。
勉強会で出た沖縄への言及や報道機関への圧力発言問題をめぐっては、安倍晋三首相は谷垣禎一幹事長と同日昼に官邸で会談し、「沖縄の人の気持ちに反する発言もあり、遺憾だ」と述べた。菅氏も特別委で「(出席議員の)発言は極めて非常識で問題がある」との見解を示したが、政府としての対応には言及しなかった。
勉強会には加藤勝信官房副長官も出席していたが、菅氏は答弁で「非公式な党内有志の集まり」を理由に、責任問題は生じないという認識を示した。
加藤氏は特別委で、自らの出席に関し「百田氏の講演が終わったところで退席した。マスコミや沖縄(メディア)に関する話があったとは認識していない」と説明した。
首相は同日夕の党役員会で「緊張感をもって審議を進め、安保法案の成立に全力を挙げてほしい」と指示し、法案の今国会成立方針を変えない考えを強調。谷垣氏は役員会後の記者会見で「党の運用の責任者は私だ」と述べ、首相の謝罪は必要ないとの認識を示した。
(東京新聞)
菅義偉官房長官は29日の衆院平和安全法制特別委員会で、自民党議員の勉強会で出た沖縄をめぐる発言について、政府による調査と県民への謝罪を野党から求められたのに対し「党の問題なので、政府として調べてコメントする立場にない」と拒否した。沖縄県の翁長雄志知事は自民党を非難。安倍晋三首相は同党役員会で安全保障関連法案をめぐり「緊張感を持って、政府、与党一体となって成立に全力を挙げたい」と述べ、引き締めを図った。
自民党の谷垣禎一幹事長は役員会後の記者会見で「緩みが出た。脇を締めてしっかりやりたい」と強調した。その上で「党の運用の責任者は私だ」として、首相の謝罪は不要との認識を示した。
翁長知事は勉強会での発言について「日本の将来に禍根を残す。危機感を抱いている」と、那覇市内で記者団に述べた。
民主党の榛葉賀津也参院国対委員長は取材に「与党に報道をコントロールする動きがあれば、国民の知る権利が奪われ、安保法案の議論が成り立たない。首相は党トップとして謝罪が必要だ」と反発した。共産党の山下芳生書記局長は会見で「首相は沖縄県民、国民の心に届くように自民党総裁として謝罪すべきだ」と訴えた。
日本新聞協会の編集委員会は29日、報道圧力発言に関し「表現の自由をないがしろにした発言は見過ごせず強く抗議する」との声明を公表した。
岸田文雄外相は衆院特別委で「(沖縄政策に)誤解を受けるような事態になったとすれば、大変残念だ」と語った。同時に「報道の自由や沖縄の人々への対応に、気持ちを引き締めて取り組まなければならない」と指摘。維新の党の小沢鋭仁氏は「かつての自民党には、おうようさがあった。(現在は)かなり雰囲気が違う」と批判した。
<自民勉強会>沖縄侮蔑発言 菅官房長官「党の問題だ」
毎日新聞 6月29日(月)23時20分配信◇谷垣幹事長も「私が責任者」と幹事長の謝罪で十分と
菅義偉官房長官は29日の衆院平和安全法制特別委員会で、自民党の勉強会で沖縄への侮蔑的な発言が出た問題について、調査と県民への謝罪を求められたのに対し「党の問題だ。政府として調べてコメントする立場にない」と述べ、政府として対応する必要はないとの認識を示した。谷垣禎一幹事長も記者会見で、安倍晋三首相の謝罪に関し「党のトップは総裁(首相)だが、実際の運用は私が責任者」と述べ、幹事長の謝罪で十分だとした。
首相は同日、谷垣氏と会談し、勉強会で出た報道機関への圧力を求める発言について「表現の自由は民主主義の根幹だから、それに配慮していく姿勢をはっきり示さなくてはいけない」と述べた。沖縄への侮蔑発言でも「沖縄のことを一生懸命考え取り組まれた先輩がたくさんいる中で、極めて遺憾なことだ」と語った。谷垣氏が明らかにした。
首相はその後の同党役員会で、安全保障関連法案について「さらに緊張感を持って、政府・与党一体となって成立に全力を挙げたい」と述べ、今国会での成立を目指す考えを改めて強調した。谷垣氏によると、首相から勉強会についての言及はなかった。
特別委では、野党が「沖縄県民を侮辱している。謝罪すべきだ」(共産党・赤嶺政賢議員)などと追及。菅氏は、勉強会で講師を務めた作家の百田尚樹氏や自民党議員の発言に関し「党内の有志による非公開の集まりで事実関係は掌握していない」と確認を避けたが、議員の発言については「もし事実だとすれば極めて非常識だ」と語った。
民主党の枝野幸男幹事長は国会内で記者団に「首相の非常に鈍感な姿勢、態度が最大の問題だ」と批判。安保関連法案審議への影響については「一体不可分だ。言論・表現の自由に無理解の政権が、国民世論を押し切って軍事のことをやろうとしている」と批判した。【影山哲也、村尾哲】
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核実験の被害を受け続けた南太平洋の国々だからですね。
だからこそ非武装を誓っているのに、何言うとんねん。
「ナウルとかバヌアツとか。ツバルなんか、もう沈みそう。家で例えればくそ貧乏長屋。とるものも何もない」
と発言していたらしい。。。。。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11834834.html
「参加議員からは笑いが起きた。」ということらしい。
自民党議員の品性・知性等の下劣さを象徴してますね。。。。。
面白い意見を見つけました。ようするに、マスコミは確かにずるい側面があるのは事実だが、その程度のことすら理解していないのが問題だと。
そうした理解力の欠如した議員がいる政党は、有権者の気持ちだってわかっちゃいないとも思われるわけだ。
そもそも百田氏はただでさえ問題発言が多かった上に、殉愛騒動で評判がどん底まで落ちた状態です。こんな人物を勉強会の講師に招く政党は破綻しているでしょう。
話は先の大戦で日本が後戻りできなくなった瞬間は柳条湖事件での捏造とマスコミの黙認であったことに遡り、この時の軍部独走を間違いであったかと質問。防衛庁制服経験者の中谷大臣はただただ「村山談話を踏襲して内閣全体としては」と繰り返し。
とにかく、現政権では先の戦争の敗戦とそれに纏わる謝罪についてはテコでも動かない。沖縄が人身御供のように基地だらけであっても、それで本土が安泰ならOKだから適当に口先だけのコピペ文書を読み上げる安倍首相。対話への苦心は微塵も感じられない。
こんなトップだから末端の1回生2回生議員が驕り高ぶって世間から断罪されるのですが、当人たちはまるで意味が分かっておられないようですね。
これは何年かかけて、日本会議が自民党の屋台骨を挿げ替えでもした結果なのでしょうか。
『菅官房長官は二十九日の衆院特別委で、自民党若手議員の勉強会で出た沖縄をめぐる発言について、政府による調査を求められたのに対し「そうしたことを調べてコメントする立場にない」と拒否した。質問した共産党の赤嶺政賢氏(沖縄1区)は「沖縄県民を侮辱した」として、謝罪を求めたが「自民党の問題だ」と応じなかった。』
毘沙門なんとかさん。
「そもそも、どの党の誰と書いていないのが怪しいと思って委員会の録画を全部見たら、これはウソでした!!
他の親中・左翼的新聞も、似たような記事を書いているかも?
多分、民主党の後藤氏が、ねちねちと質問して、官房長官の失言を狙った部分でしょう。
それ以外に、菅官房長官が、この問題で答弁している場面は無いですね。」
「この地方新聞は、恐ろしいことをしているのが判らないのでしょうか?
朝日新聞並みの捏造報道ですね。」
ちゃんと記事を読んでからコメントなさらないと、恥ずかしいことになってますよ。
29日のこの委員会で野党から、『政府による調査と県民への謝罪を求められた』と記載。
菅官房長官が、これを拒否したと記載。
そもそも、どの党の誰と書いていないのが怪しいと思って委員会の録画を全部見たら、これはウソでした!!
他の親中・左翼的新聞も、似たような記事を書いているかも?
多分、民主党の後藤氏が、ねちねちと質問して、官房長官の失言を狙った部分でしょう。
それ以外に、菅官房長官が、この問題で答弁している場面は無いですね。
後藤氏は、『政府による調査と県民への謝罪』を求めてはいないですね。
それをこのように報道するのは、事実に反する、歪曲報道!!捏造報道!!
自民党の若手グループ勉強会の「沖縄左翼マスコミ」への発言。
それを政府の問題にすり替わってしまうような失言を狙ったのでしょうが、そうならなかった。
そもそも、政府の問題にしようとするのも筋違いなので、そこまで後藤氏も求めていない。
むしろ、政府が政党を締め付けると言うのは、政府による言論統制!!
この地方新聞は、恐ろしいことをしているのが判らないのでしょうか?
朝日新聞並みの捏造報道ですね。
政権をずっと維持したいと思うこと自体は仕方ないにせよ、どうも自民党は「自分たちがとにかく正しいのだ!邪魔するやつら排除すべきた」と思っている議員も多い。これが恐ろしいことこの上ないです。
伊藤真弁護士は、「自民党は民主主義ではなくエリート支配を望んでいる。ところが実際はエリートとはいえない人たちが、自分たちがエリートだと勘違いしてそれをやろうとしている」とかいってましたが、全くその通りです。
エリートというよりただの腰抜けだと思います。最近は都合が悪くなると、露骨な敵前逃亡までやらかす始末です。与党議員が朝まで生テレビに欠席したのはそういうことなんです。
自民党は随分劣化してきたと思います。これは安倍さんの弱さというか悪い部分というか、そういうのが党内に悪影響を与えたのも原因です。いや、安倍さんだっていいところもあるだろうし、彼だけに責任を押し付けてもいけないでしょう。
ただどうしても安倍さんは総理の器には見えませんね。
自分たちの結論を繰り返すばかりで議論に真面目に取り組もうとしない最近の政府答弁には、健全な民主主義を守り発展させようという姿勢が全く見えない。勿論、その気が無いからでしょう。確信犯です。
アベ一派は今後一層牙をむいて行くのではないか。こんなに危険な状況! 何があっても、最後の砦は「個人」です。デモ隊の鎮圧をムバラク大統領から命じられたエジプト軍の将軍が「NO!我々は市民を攻撃しない」と言ったように。その勇気と良心を一人一人が持ち続けることが最後の砦です。
そんな事態に至らないように、アベ政権をまず切り崩さなければ!