【祝!吉田立つ】立憲民主党代表選に吉田晴美議員が締め切り1分前に立候補!かつて野党共闘で衆院選東京8区で圧勝し自民党の派閥の長だった石原伸晃に比例復活も許さず政界引退に追い込んだ強運と実力に期待する!
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立憲民主党の代表選挙に、枝野幸男前代表、野田佳彦元首相、泉健太現代表の3人のほかに、必要な推薦人20人の確保に難航していた当選1回の吉田晴美衆議院議員が締め切り直前に推薦人の確保にこぎ着けて、4人目の候補として滑り込みました!!!
吉田晴美議員は
「並み居る先輩方がいらっしゃる中で、1期生の吉田に何ができるんだということがあるかもしれませんが、これまでの代表選挙にあるようなこの常識も変えていきたい。」
と言っていますが、何ができるんだどころか、ジェンダー平等など人権課題を公約に闘うはずの立民の代表選に女性候補がいないだなんて事態は考えられません。
よくぞあきらめずに立候補までたどり着いてくださった。
立民支持者はもちろん、良心的な無党派層も快哉を叫んだはずです。
吉田さんの場合、立候補しただけでもう大成功。大きなことを成し遂げられたと大絶賛していいと思います。
締め切り1分前に立候補の届け出をやっと出せたという吉田晴美さん。
このメンバーに入ってすんごく窮屈でしょうが(笑)、右の3人だけだったらどんだけ白けた選挙戦になったことか。
野党第一党を救ってくださってありがとう!
今見たらもう吉田さんからも私のⅩが相互フォローされていたのも嬉しい(笑)。河野ブロック太郎とえらい違いやwww
【#吉田立つ】立憲民主党の衆院東京8区の吉田晴美議員が1回生にもかかわらず勇気をもって代表選へ名乗りを上げる。どうせ勝ち目のない泉健太代表は推薦人を吉田議員に譲れ(笑)【#立憲民主党は維新と組むな】
その一方で消費税減税を公約に出馬を目指し、一部リベラル層から応援されて4人目の候補を目指していた江田憲司衆院議員(68)は立候補を断念し、吉田氏の支援に回ることになり、それで吉田さんは立候補にこぎつけたようです。
ちなみに、私はすんごく偉そうで、今流行りのパワハラ体質(笑)である江田氏を全く評価していません。
そして、自民党の橋本龍太郎首相の首相補佐官から、あの渡辺喜美氏と新自由主義政党の第三勢力「みんなの党」を作って幹事長にもなり、そこから維新の党まで行ったという江田氏の経歴からしても、もう終わった政治家だと考えています。
ですから、その江田氏が吉田氏に譲って推薦人も回したというのはとてもよかったです(だからこそ新人の吉田氏に譲ったのでしょう)。
そして、kojitakenの日記さんで古寺多見さんが紹介されていた吉田さんと江田議員の政策合意書は新自由主義どころか、消費税減税だけではなく、所得の再分配を重視する大きな政府論が掲げられた立派なもの。
『1 現下の最大の政策課題は、物価高に苦しむ国民生活を守ることである。その意味では今回の代表選では、「時限的な消費税の5%減税」「特に食料品の消費税非課税(ゼロ税率)」を訴える。」
2 立憲民主党は、消費者、生活者、働く者の立場に立つ政党である。したがって、恒久財源として、超大企業や富裕層に応分の税負担を求め、そのお金を中間層や低所得層に分配するという所得の再分配政策を明確に訴える。経済政策の面でも「分配なくして成長なし」と訴える。
3 以上の候補一本化の趣旨を、吉田、江田の共同記者会見で明らかにする。
2024年9月7日』
という合意書内容はこの二人のこの時点での政策合意としてはパーフェクトです。
参考記事 kojitakenの日記さんより
立憲代表選、吉田晴美衆院議員が立候補表明 告示当日に候補者が出そろう異例の展開(TBS)
ところで、古寺さんは、
「私には選挙権がないが、最後に吉田が江田と組んだことによって、仮に選挙権があったら枝野に入れるしかないという結論になった。」
ということです。
私も、吉田氏が下りて江田氏が立候補していたらもちろんそうします。
しかし、うちのブログはここから古寺さんと枝野幸男候補とは袂を分かって(笑)、吉田晴美氏を応援し、もし私が立民の議員なら第一回投票では吉田晴美さん、決選投票では維新フリークである反野田・反泉の立場から、野田・泉のトンデモコンビ以外の候補、吉田氏ならもちろん吉田氏、もし枝野氏が残っていたらもちろん枝野幸男氏を応援するというスタンスに立つことを宣言します。
吉田晴美さんには記者会見で、枝野氏にケチが付いた安保法制は合憲であるという発言や改憲策動に一言も何も言わないという態度と明確に違いがある、護憲と平和主義の姿勢を強く打ち出してくれることを期待します。
ところで、こうしてみると、古寺さんの中で一番大切な政策は社会民主主義・反新自由主義なのに対して、私にとってはやはり護憲、特に憲法の平和主義を守るということが最重要なのだなということが改めて自覚出来ました。
なぜなら私がエダノンに一番失望したのは、枝野氏が9月1日に公表された時事通信との単独インタビューで
―集団的自衛権行使を容認した安全保障関連法への考え方は。
という質問に対して
「現状の運用は全て個別的自衛権で説明される範囲だ。
条文そのものが直接違憲であるかというと、現状の法律は基本的には問題ない。
ただ前提となる(2014年7月の)閣議決定を放置すると拡大解釈されるリスクがあるため、対応しなければいけない。」
と答えたことだったんです。
日本維新の会と連携をはかる野田佳彦元首相や泉健太代表との立憲民主党代表選に再び勝って、枝野幸男氏は立民・共産・れいわ・社民のまともな野党4党の共闘を再構築し、自公政権を打倒して政権交代を果たすべきだ
これに対して、実は今まで敵に塩を送ることになるので言ってきませんでしたが、9月5日の出馬会見であの野田佳彦氏でさえ集団的自衛権の行使を認めた安全保障関連法について
と明言したんですよ。
もちろん野田氏は後出しジャンケンですから、上記の枝野発言が各界から強く批判されたところからこう言ったに決まっています。
また、野田氏はこの発言につづけて安保法制について
「すぐに何かを変えるのは現実的ではない」
「(立憲が)政権を取って百八十度、政策転換なんてことをやってしまったら、もう国際社会からは相手にしてもらえない」
「(同法制定後に)どんなことがあったのかの検証を、丁寧にやっていくことが必要だ」
と案の定腰砕けになってはいます。
しかし、野田氏でさえはっきり違憲と言えた安保法制について、「問題ない」と言い切ったエダノンへの失望と悲しみは個人的に大きかったです。
小泉進次郎推しの菅義偉官房長官か!
菅官房長官に、辺野古への基地移設を「粛々と」進めるとは言わないと、翁長沖縄県知事が言わせたことの意味
だから、吉田晴美さんの立候補を、私は実は個人的にも切望しておりました。
エダノンもこの代表選で負けたら事実上政治家としては終わり。
そして決選投票では吉田さんたちの支持がなければ勝てないはず。
ぜひ、代表選の中で彼自身が創業の精神「立憲主義」を思い出して、今からでもそこに立ち返ることを祈っています。
安保法案強行採決直前の2015年9月16日に、民主党幹事長として国会前で安保法案反対演説をする枝野幸男氏。
「立憲主義と民主主義を守るためにこうして集まっていただいている。ありがとうございます」
「まともな国民の声がまともに通じる、まともな議会にしていくために私たちは最後までがんばります」
と演説した。
【感涙!】NHK世論調査。「立憲主義を知っていた」が過半数!「立憲主義を重視すべきだ」が7割!
「野党共闘」という言葉の悪用を、今ほど怖いと思ったことはない。
枝野幸男氏は立憲民主党代表選挙で、日本共産党ではなく第2自民党である日本維新の会との距離の置き方を争点にすれば勝てる。イシンジャー野田佳彦元首相や泉健太代表は政権交代を狙う立民代表になる資格はない
あとは吉田晴美さんが(かつて結いの党と日本維新の会で作った維新の党に行って橋下徹氏とも組みかけた)江田議員との共同記者会見で、日本維新の会と組むとか、安保法制は合憲とか、各陣営の悪い部分を集めたようなことを一言も言わないことだけを期待します!
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代表選はスタート前からもつれにもつれ、4人目の立候補の届け出が受理されたのは締め切り1分前でした。
立候補を模索していたベテランの江田憲司衆院議員と、当選1回の吉田晴美衆院議員はどちらが立候補するかで、きのう深夜まで断続的に協議しましたが折り合えず、けさから協議を再開。
さきほど、吉田氏が立候補することを決めました。
代表選への届け出は午前11時に締め切られ、▼野田佳彦・元総理(67)、▼枝野幸男・前代表(60)、▼泉健太・代表(50)、▼吉田晴美・衆院議員(52)の4人の争いとなりました。
各候補は、先ほど始まった共同記者会見を皮切りに、▼政治とカネをめぐる問題や、▼野党連携のあり方などについて論戦を交わします。
次の衆院選を見据え、新たな野党第1党の党首は誰になるのか。投開票は今月23日です。
立憲民主党代表選2024
2024年9月7日 12:10 日本経済新聞
吉田晴美衆院議員の推薦人名簿(21人)は次の通り。(敬称略)
【衆院】中川正春、阿部知子、荒井優、江田憲司、岡本章子、奥野総一郎、落合貴之、菅直人、玄葉光一郎、酒井菜摘、桜井周、鈴木庸介、谷田川元、山崎誠、山田勝彦、早稲田夕季
【参院】石垣のり子、奥村政佳、川田龍平、小西洋之、塩村文夏
〔共同〕
立憲民主党の代表選挙は、9月7日に告示され、届け出順に、野田元総理大臣、枝野前代表、泉代表、吉田晴美氏の4人が立候補を届け出ました。
野党間の連携のあり方や政治改革の今後の方向性などをめぐり、23日の投開票に向けて、選挙戦に入りました。
放送同時提供 候補者討論会(13:05~)
【リンク】立民代表選 特設サイト
泉代表の任期満了に伴う立憲民主党の代表選挙は、午前10時から党本部で立候補の受け付けが行われました。
そして、届け出順に野田元総理大臣、枝野前代表、泉代表、吉田晴美氏の4人の陣営が立候補に必要な20人以上の推薦人の名簿を添えて届け出を済ませ、23日の臨時党大会での投開票に向けて選挙戦がスタートしました。
江田・元代表代行と一本化の協議を続けていた吉田氏は締め切り時間の間際に立候補を届け出ました。
選挙戦では、衆議院選挙に向けた野党間の連携のあり方や、自民党の派閥の政治資金問題を受けた政治改革の具体策などをめぐり論戦が交わされる見通しです。
今回は、27日に告示される自民党の総裁選挙に対抗して政策論議をアピールしようと、告示から投開票までの期間は、党の代表選挙の規則上、最長となる17日間になります。
代表選 共同記者会見
4人は、立候補を届け出たあと、午前11時から共同記者会見に臨みました。
野田氏「ほかの野党と連携しうみを出し切る」
野田元総理大臣は「信なくば立たずという政治状況に強い危機感を抱いている。『裏金』のような問題がまかり通っている政治に決別するため、政治改革を進めなければならない。ほかの野党と連携しうみを出し切る先頭に立つ」と述べました。
枝野氏「政治改革の道筋 日本経済のビジョン示す」
枝野前代表は「日本は今、大きな分岐点に立っている。アベノミクスが限界を迎え、経済の危機に直面している。自民党の『裏金事件』でかつてないほど高まった政治不信による政治の危機もある。政治改革の道筋と日本経済や社会のビジョンを示し、国民の期待に応えていく」と述べました。
泉氏「自民は政権から退場を 新しい政権つくろう」
泉代表は「私たちは批判ばかりでも反対ばかりでもなく建設的に政策をつくってきた。私が代表の3年間は、政権を担える立憲民主党にしたいという一心で歩んできた。自民党はやはり政権から退場してもらわなければならず一緒に新しい政権をつくろう」と述べました。
吉田氏「慣習にとらわれない等身大の政治を」
吉田晴美氏は「私がつくりたい政治の形は、これまでの政治の慣習にとらわれない、等身大の政治だ。これまでの代表選挙の常識も変えていきたい。教育と経済を掛け合わせることこそが国民生活の底上げになるという好循環を訴えていく」と述べました。
候補者の動き プロフィール 横顔
4人の立候補者は、支援する議員らと連携を確認したり、記者団の取材に応じたりしました。
届け出の前後の動きとプロフィール、横顔です。
野田氏 記者団の取材に応じる「『政権交代前夜』の代表選」
野田元総理大臣は議員会館の事務所で記者団に対し「英気を養ってスタミナを保って17日間戦い抜き、爽やかに痛快に同志たちと論戦していきたい。
『政権交代前夜』という位置づけの代表選挙で、衆議院の解散・総選挙を意識した、政権をとりにいくための、心合わせ、力あわせの場だと思う」と述べました。
その上で「政治をただすことは自民党ではできず『うみ』を出すのはわれわれの役割だということを強調していきたい。代表選挙で議論されたことが、自民党の総裁選挙ではどうなるのかというふうにアジェンダを逆に作り、主導していくような展開をぜひ作っていきたい」と述べました。
野田佳彦氏 プロフィール
野田佳彦氏は衆議院千葉4区選出の当選9回で、67歳。
松下政経塾出身で、千葉県議会議員を経て1993年の衆議院選挙に当時の日本新党から立候補して初当選しました。
2011年に民主党政権として3人目となる総理大臣に就任し、よくとしには、消費税率の引き上げを含む社会保障と税の一体改革の関連法を成立させましたが、直後の衆議院選挙で敗北し、政権を失いました。
その後、無所属などを経て、4年前の2020年に立憲民主党に参加しました。
おととし・2022年には、亡くなった安倍元総理大臣の追悼演説を行い、「再びこの議場で、あなたと魂と魂をぶつけ合う真剣勝負を戦いたかった。勝ちっ放しはないでしょう」と呼びかけ、与野党からは名演説だったと称賛が相次ぎました。
今回の代表選挙では、当初は「『昔の名前で出てます』ではいけない」などとして立候補に慎重な姿勢を示していましたが、ベテランの小沢一郎・衆議院議員からの期待に加え、中堅・若手議員などから要請が相次いだことを踏まえ、立候補を決断しました。
野田氏は、政界でも屈指の酒豪として知られるとともに、平日はほぼ毎日、選挙区内の駅前に立って声かけなどの活動を行っています。
野田氏が最も忘れられないとしているのは2期目を目指した1996年の衆議院選挙で105票の僅差で敗れたあと、一睡もしないまま駅前に立った朝で、今でもその悔しさを胸に刻んでいるということです。
座右の銘は松下政経塾を設立した故・松下幸之助氏のことばで成功まで志を貫くという意味の「素志貫徹」です。
枝野氏 出陣式「勝って安心して暮らせる未来を」
東京・千代田区の都道府県会館で行われた枝野前代表の出陣式には選挙対策本部長を務める近藤昭一衆議院議員や海江田・衆議院副議長などおよそ15人の国会議員が出席しました。
この中で枝野氏は「自民党は『刷新感』という言葉に象徴されるように、イメージだけ変えて旧統一教会問題や『裏金問題』などの腐敗政治をごまかそうとしているだけでなく、人を使い捨てにする、地方を使い捨てにする政策へさらに進もうとしている。いまの政権に対して私たちがきぜんと明確に、対抗軸をいかに高らかに掲げるかが問われている」と述べました。
その上で「この代表選挙に勝つことが目的ではない。代表選挙に勝ち、衆議院選挙に勝ち、来年の参議院選挙に勝って『人間中心の経済』で一人ひとりが支え合って、安心して暮らせる未来を皆さんと一緒につくっていく」と述べました。
枝野幸男氏 プロフィール
枝野幸男氏は衆議院埼玉5区選出の当選10回で、60歳。
弁護士で、1993年の衆議院選挙に、当時の日本新党から立候補して初当選しました。
かつての民主党政権では、官房長官や経済産業大臣、それに党の幹事長など要職を歴任しました。
2017年に、所属していた民進党が東京都の小池知事が立ち上げた希望の党への合流をめぐって分裂すると、立憲民主党を結党して代表に就任し、直後の衆議院選挙で野党第1党の議席を獲得しました。
立憲民主党はその後、当時の国民民主党と合流し、社民党の一部の議員も入党するなど、勢力を拡大しましたが、前回・3年前の衆議院選挙で議席を減らした責任をとって代表を辞任しました。
今回の代表選挙では、8月9日にいち早く立候補の意向を明らかにし、「逃げることなく時代の転換の先頭に立つのがわたしの使命だ」と述べました。
枝野氏は、高校まで合唱部に所属し、カラオケ好きは永田町でも有名です。
演説の際には、聞いている人に思いが伝わるよう、歌うように語りかけることを心がけているということです。
泉氏 オンライン出陣式「立憲民主党を政権政党に」
泉代表は、推薦人の国会議員とみずからを支援する地方議員らおよそ30人を前にオンラインで出陣式を開き「立憲民主党を政権政党にする。自民党の政治は劣化しており、政治は、自分のカネ集めではなく、真剣に国民の側を向いて生活を豊かにするものに変わらねばならない。古い政治から新しい政治へ、それがまさに訴えていきたいことだ」と決意を表明しました。
泉健太氏 プロフィール
泉健太氏は衆議院京都3区選出の当選8回で、50歳。
福山哲郎・参議院議員の秘書などを経て、2003年の衆議院選挙に当時の民主党から29歳で立候補して初当選し、民主党政権では内閣府政務官などを務めました。
4年前に行われた党の代表選挙では、現職の枝野代表に敗れたものの、その後、政務調査会長を務めました。
衆議院選挙で党が敗北したことを受けて行われた3年前の代表選挙では、4人による争いを制し、代表に就任しました。
泉氏は、当初、国政選挙で苦戦していましたが、自民党の政治とカネの問題で追及を強め、ことし4月の衆議院の3つの補欠選挙で全勝するなど、党勢の回復に取り組みました。
党の方針として中道路線を掲げ、政権交代に向けて教育無償化など特定の政策課題の実現を目指す「ミッション型内閣」を打ち出しほかの野党との連携を図っています。
趣味は日曜大工で、京都の自宅で、壁紙の張り替えや、玄関のドアの塗装をみずから行うこともあります。また、自宅で飼っているウサギと過ごすひとときが心の癒やしだということです。
吉田氏 一本化で合意「告示ギリギリのタイミング」
江田・元代表代行と衆議院当選1回の吉田晴美氏はともに立候補に意欲を示し、両陣営は6日夜から一本化を含めた協議を続けてきました。
そして、7日午前に江田氏と吉田氏が再び議員会館で会談した結果、消費税の食料品への非課税などで一致したとして、候補者を一本化することで合意し、吉田氏が立候補することになりました。
吉田氏は記者団に対し「告示ギリギリのタイミングになったがこの一本化で、立憲民主党が自由かったつで、多様性に満ちた意見を尊重していることを明らかにできた。自民党では、あり得ないと思うが、1期生が代表選挙のステージに立たせてもらう」と述べました。
吉田晴美氏 プロフィール
吉田晴美氏は衆議院東京8区選出の当選1回で、52歳。
旧民主党の流れをくむ政党の代表選挙に当選1回の議員が立候補するのは初めてです。
海外の航空会社の客室乗務員や経営コンサルタントを経て、民主党政権では、小川敏夫・元法務大臣の秘書官を務めました。
その後、旧民主党の候補者の公募に応じ、2013年の参議院選挙と2017年の衆議院選挙の2回、国政選挙に立候補しましたが議席を得られませんでした。
前回・2021年の衆議院選挙に東京8区から立候補して、自民党の石原伸晃・元幹事長らを破り初当選を果たしました。
両親が山形県で青果店を営み、幼い頃には手伝いで店先に立った経験があることも踏まえ、家計の負担軽減など生活者の目線に立った政治の実現を訴えています。
スケジュール
今回の立憲民主党の代表選挙は、党の規則上、最も長い17日間の選挙戦を経て、9月23日の臨時党大会で投開票が行われます。
期間中には、大都市を中心に街頭演説や討論会などの地方遊説が行われ、今回は、前回の3か所を大幅に上回る全国11か所で開催されます。
地方遊説は、7日に名古屋からスタートし、18日の東京まで続きます。
11日には候補者全員が能登半島地震の被災地を訪れ、視察する予定です。
前回同様、オンラインも活用し、10日には女性議員、12日には地方議員が参加してのオンライン討論会が開かれます。
このほか、テレビやインターネット番組、新聞社による討論会も行われ、同じ時期に行われる自民党総裁選挙に対抗し、党の理念や政策をアピールしたい考えです。
投票は、地方議員と党員・サポーターは、事前に郵便かインターネットで行われ、郵便は20日到着分、インターネットは22日の午後5時に締め切られます。
そして23日に、東京・港区のホテルで臨時の党大会が開かれ、候補者が最後の演説を行って支持を訴えたあと、地方議員と党員・サポーターによる投票の結果が報告されます。
その後、国会議員と国政選挙の公認候補予定者が投票し、その場で開票されて、新しい代表が選ばれます。
代表選の仕組み
今回の立憲民主党の代表選挙は、党所属の国会議員のほか、国政選挙の公認候補予定者、地方議員、党員・サポーターに割り当てられるあわせて740ポイントで争われ、過半数を獲得した候補者が代表に選出されます。
内訳は、▼衆参両院の副議長を含む136人の国会議員に1人2ポイントで272ポイント、▼98人いる国政選挙の公認候補予定者に1人1ポイントで98ポイントが割り当てられ、あわせて370ポイントとなります。
衆参両院の国会議員と公認候補予定者は、今月23日の臨時党大会で直接、投票します。
また、▼全国1236人の地方議員と、▼11万4792人の党員・サポーターには、それぞれ185ポイントが割り当てられます。地方議員と党員・サポーターは、郵便かインターネットで投票し、得票数に応じていわゆる「ドント方式」でポイントが配分されます。
締め切りは、郵便が20日到着分まで、インターネットが22日の午後5時までとなります。
過半数のポイントを獲得した候補者が代表に選出されますが、過半数を獲得する候補者がいなかった場合は、上位2人による決選投票が行われます。
決選投票は、▼国会議員に1人2ポイント、▼国政選挙の公認候補予定者に1人1ポイント、▼各都道府県連の代表者に1人1ポイントを割り当て、合計417ポイントで争われます。
立民の議員グループは誰を支援?
立憲民主党内には複数の議員グループがあります。自民党の派閥とは異なり、ほとんどが掛け持ちを認め、緩やかな連携のもと活動しています。
党内最大グループは、およそ30人が所属するリベラル系の議員でつくる「サンクチュアリ」です。近藤昭一・衆議院議員が代表を務め、かつて赤松・元衆議院副議長が率いました。今回の選挙に立候補した枝野前代表がグループの顧問です。枝野氏への支援を軸に対応していくことを決めています。
次いで、泉代表が率いる「新政権研究会」が20人余りです。泉氏を支援します。
江田・元代表代行が会長の「ブリッジの会」と重徳和彦・衆議院議員ら中堅・若手議員で構成する「直諫の会」がともにおよそ20人の勢力です。江田氏のグループは吉田氏を支援します。中堅・若手議員のグループでは幹部などが野田氏を支援しています。
小沢一郎・衆議院議員が率いる「一清会」と菅元総理大臣が率いる「国のかたち研究会」、それに野田元総理大臣が率いる「花斉会」にはそれぞれおよそ10人が所属しています。野田氏と小沢氏のグループは、野田氏を支援する方針です。菅氏のグループは自主投票を決めています。
民主党政権未経験議員が半数近く
立憲民主党には現在、136人の国会議員が所属しています。初当選した年ごとにみると、1998年の旧民主党結党までに初当選した議員は、枝野前代表や野田元総理大臣、岡田幹事長らベテランの17人です。
旧民主党結党から2009年の政権交代前までの初当選が38人です。
泉代表や長妻政務調査会長、西村智奈美・代表代行ら現在の執行部の中心メンバーが多く含まれます。
2009年の政権交代から2012年に政権を失う前までが19人。
2012年に政権を失って以降が62人となっています。民主党政権を経験していない議員は、党所属議員の半数近くを占めています。
立憲民主党の歩み
立憲民主党は、枝野前代表が2017年に結成した旧立憲民主党の流れをくんでいます。
枝野氏は、所属していた民進党が、東京都の小池知事が立ち上げた希望の党への合流をめぐり分裂すると党を立ち上げ、代表に就任します。
直後の衆議院選挙で、選挙前の3倍を超える55議席を獲得して躍進し、野党第1党になりました。
そして2020年に、泉代表が所属していた旧国民民主党や、野田元総理大臣ら無所属の議員と合流し、いまの立憲民主党が結成されました。
これにより、衆参両院で150人規模となり、全国すべての都道府県で地方組織をつくるなど党の体制を整えました。
前回・3年前の衆議院選挙では、野党連携を主導し、共産党などとの間で全体の7割を超える小選挙区で、野党候補の一本化を図り、政権交代を目指しました。
しかし、選挙前の109議席を下回る96議席の獲得にとどまり、枝野氏は責任をとって代表を辞任しました。
そして、枝野氏の後任を選ぶ代表選挙では泉氏が4人による争いを制し、代表に就任しました。
泉氏の代表就任後に行われたおととしの参議院選挙で立憲民主党は17議席の獲得にとどまり、改選前から6議席減らしました。
その後、立憲民主党は自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題が明らかになると、政府・自民党への追及を強め、ことし4月の衆議院の3つの補欠選挙で全勝しました。
今回の代表選挙は、泉氏の3年間の任期が満了したことに伴うもので、いまの立憲民主党が結党されて以降、3回目となります。
立民・野田氏「政治のうみ出す」 規正法の再改正訴え
立憲民主党代表選2024 2024年9月5日 19:23 日本経済新聞
立憲民主党の野田佳彦元首相は5日の記者会見で、立候補する党代表選(7日告示―23日投開票)で公約とする政策を発表した。政治改革の推進や格差の是正を柱に据えた。自民党派閥の政治資金問題を念頭に「汚れた政治のうみを出し尽くさなければならない。政権交代こそが最大の政治改革だ」と強調した。
発表した政策資料には政治資金規正法を再び改正し、政策活動費や企業・団体献金の禁止、政治資金の収入の監査義務化などを実現すると明記した。国会議員の世襲の制限や被選挙権年齢の引き下げ、定数削減も盛った。
企業・団体による政治資金パーティー券の購入禁止を掲げる半面、個人献金を促進するために「個人が買うのはいいのではないか」と説明した。
立民は先の通常国会で政治資金パーティーを禁止する法案を提出した。所属議員がパーティーを開催し続け、他の野党から「一貫性がない」と批判が出ていた。
野田氏は2011〜12年の首相時代に掲げた「分厚い中間層の復活」を改めて強調した。直近の1世帯あたり平均所得金額が減少傾向だと指摘し「格差は拡大し、中間層からこぼれ落ちる人が多くなっている」と主張した。
「給付付き税額控除」の導入や保育、介護などの従事者の待遇改善をめざす。教育無償化の対象拡大なども触れた。
消費税率の引き下げについて、財政や医療や子育て支援サービスの充実を踏まえ「軽々に言うことは慎重にならざるを得ない」と説いた。同時に「下げる議論があってもいいと思う。党内で丁寧に議論して色々な意見を聞きたい」と言及した。
発表した政策綱領は「政権交代前夜」と題し、次期衆院選での政権交代をめざすと強調した。国民民主党や日本維新の会など他党との連携を模索する。政治資金問題で自民党から支持離れした保守層の取り込みを狙う。
防衛費増額に伴う増税は「使途を精査し防衛増税はしない」と明記した。
野田氏は集団的自衛権の行使を認めた安全保障関連法について「違憲だ。党方針にある違憲部分の廃止を含めて検討する」と言明した。憲法改正は政策綱領で言及しなかった。「いま憲法を一番の争点にするのはどうかと思う」と答えた。
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見てみたいですね
代々世襲の小泉息子のどこに「経験」「実績」があるのか?
と声を大にして言いたいです!
でも、国内問題(沈みゆくニッポソ!)の多難…
だからこそ「平和」をこそ追求・要求べきですね
平和だからこそ「繁栄」できる、これを世界的に広めなければいけません!
一部の利益でなく、世界のあらゆる人々が幸せに暮らせるように…
理想論をぶってしまって申し訳ありません、恥ずかしい…
と、言うことで(?)
吉田さんだけでなく、すべての政治家に対して「平和」とは何ぞや、の質問は必須かと
前回衆議院選のときも、そこに引っかかっていました。
どうしてなんでしょう。
「平和」は票になりませんか?
今回は立候補をしなかった3人はどうしているのでしょう。西村議員は、不出馬の理由を述べています。では、逢坂議員と小川議員は? 推薦人が集まらなかったのでしょうか?
ともあれ、今回の4人の候補者には、国民の生活を第一に考えた政策を語り、実現させる努力をしていただきたいものです。
例えば、軍事費の8兆円を見直します、とか、辺野古新基地建設、大阪万博・カジノ建設、リニアモーターカー建設等の中止、とか。
ところで、金融所得課税が話題になっていますが、今でも課税はされているでしょ。租税特別措置法とやらで分離課税、超定率の課税だというだけのこと。あぁ、シャウプ勧告が懐かしい。