えらいこと引き受けちゃった

　昨晩は夜の１０時まで、会社存続が危ない従業員さん２人の法律相談を受けていました。

　会社から建て直しを頼まれた弁護士なら、財務状況や取引先など全部開陳させて、業界全体の将来性などを加味して、まだいける、ここらで手仕舞い、と判断するわけです。

　会社に勤める会社員にとっては、うちの会社、危ないらしい、リストラが始まり、給与の遅配まで・・・となっても、それくらいやばいのかなかなか分かりません。

　今はなき山一證券の社員達は、「うちは行けるぞ！」と自社株購入したとたんに会社消滅ですから。証券マンっていかに頼りないかの証明でもありますが、それだけ自分のことはわかりにくいってことでもあります。

　ことほどさように、年末が近づいてきました。湯浅誠さんは、このままだと去年の年末派遣村どころではない惨事になると、あえて、国家戦略局の参与に飛び込まれましたが、民主党はもたもたせずに、緊急性の高いところから具体的な施策を打ち出せるのか。

　実は兵庫県弁護士会で、年末年始の夜中に、自殺ストップ１１０番という、弁護士版いのちの電話をすることになっています。
　来週研修なんですが、会社が危ないという相談だけで２時間かかって、心身ともにヘトヘトだったのに、えらいもの引き受けちゃったなあ、と、改めて実感。
　予定日全部○して出しちゃったんだけど、俺、持つのかなあ。

　なんて書いていたら、そうだ、再来週は、ホームレス法律相談といって、河原で暮らしておられる方々の相談会にもいくんだった。河原へ。

　なんか、私に向いてるか向いてないか全然わからんけど、これも人権擁護。こんなご時勢だからやるっきゃないですよね。