ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

映画「図書館戦争」

2013-05-13 22:26:31 | 映画
「図書館戦争」、見てきました。
これで、有川浩さんの原作小説、TVアニメ、昨年夏公開された劇場版アニメ、と、全メディア制覇。

はっきり言って、かなり面白かったです。
とにかく、武蔵野第一、小田原と、図書館の攻防戦が半端なくド迫力、そんじょそこらの戦争映画よりすごい。

配役も、雑誌のアンケートでぶっちぎり1位だった岡田准一さんと榮倉奈々さんが主演。
岡田准一さんは、「怒れるチビ」堂上教官そのものでした。
クライマックスの廃屋となった本屋でのシーン、岡田准一さん、あなた格闘家ですか?って思うくらい、「SP」同様のかっこよさでした。
柴原麻子役の栗山千明さんもかわいかった。
玄田隊長の喧嘩屋中年ぶりも良かった。
原作小説ファンとして欲を言えば、笠原郁役の榮倉奈々さんの演技がもう少し突き抜けた「熱血バカ」だったら、もっと良かったかも。

王子様=堂上の種明かし、あれあれ、このまましないで終わっちゃうのかなと思ったら、なるほどそう来ましたか。
とにかく大満足の映画でした。

ところで、このお話に出てくる「図書館の自由に関する宣言」、あれ、実在するんですよね。
表現の自由がこれほどまでに制限される世界って、あり得ない、架空のお話とも言い切れない。
江戸川乱歩とか夢野久作とかの大正、昭和初期の小説を読むと、現代の小説がいかに言葉を制限されているかがわかります。
自主規制すべきは、言葉ではなく、異質なものを差別する表現そのもの、心そのものと思いますが。
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