ある日、忙しい状態のクマと出くわした
かなりデカい熊に 道の途中で
クマは僕を見て 僕も熊を見た
クマは僕を見定めて 僕も熊を見定めた
クマは言った 「逃げなくて大丈夫?」
「だって君は銃を持っていないみたいだから」
僕はクマに言った 「そりゃいい考えだ」
「それじゃ早速逃げるとしよう」
僕は走って逃げ出した
でもすぐ後ろにはあのクマが
道の先には木があった ありがたい
低い枝でも3メートル
運にまかせて大ジャンプ
体は宙を舞ったけど
あの枝まではとどかない
心配しないで 機嫌を悪くしないで
倒れかけながらも なんとか枝をつかめたんだ
僕の話はこれでおしまい これ以上は何もないよ
またどこかであのクマに出くわさない限りね