王女の幸福感・・・アニーシュ・プラダーンより
ある日のこと、美しく、独立心に富んだ王女が、池で一匹の蛙に出会わせた。蛙はいう。「わたしはかつては、ハンサムな王子だったのだが、魔女が魔法にかけてこんな姿にしてしまった。今あなたにキスしてもらえば、元の王子に戻り、君と結婚し、ぼくのママとお城に戻れる。そして、君は僕の食事の支度をしたり、僕の衣類の洗濯をし、僕の子供たちの世話をすることができて、永遠に幸せになれるよ」
蛙の懇願を拒否して城に戻った晩、彼女はげらげら笑いながらつぶやいた。「けっ。あいつと結婚したら幸せになるなんて絶対思わないわ」