頑〇亭異聞「希望」をめぐる大騒動H29/10/2
今、各メ〇ィアA日、M日がリベラル、リベラルと言っているのは、左翼という言葉を使うことがかえってマイナスになっちゃうんで、だから使わないんですよ。
それでその代わりに、左翼の代用品としてリベラルという言葉を使ってるんであってね、確かに考え方によっては、保守主義対リベラル主義っていう二項概念はありますが、それはあくまでも西洋の考え方であって、日本には日本のリベラリズムがあるんですね。
江戸時代が特にその頂点で、日本のリベラリズムっていうのが花開いた時だったんですね。
それを結局、明治の近代化以降、どんどんどんどん捨て去ってきたっていう過程もあったんですね。
特に敗戦後、日本のそういったリベラリズムってものが全く左翼ってものに、左翼主義、マルキシズムってものに全部すり替わっちゃったんですよ。
そもそもアメ〇カでおいてさえ、ファシズムというのはリベラリズムが根元にあるんだということは書いている人がいるわけですよ。
ジョナ・ゴー〇ドバーグという若手の批評家が、『LIBERAL FASCISM』という本を出してまして、要するにこれはアメ〇カのリベラリズムの歴史で、ウッ〇ロウ・ウイルソンから始まっていると。
それで、ル〇ズベルトによって完璧にファシズムになったんだと。
だから、ル〇ズベルトの第2次大戦に突入していくときの状況っていうのは、結局、ファシズムと同じなんだっていうことです。
アメ〇カの民主主義がいろいろ変わっていく中で、ウッ〇ロウ・ウイルソンの時から、つまり第1次大戦のあとからアメ〇カのファシズムの萌芽があって、それがリベラリズムってものが実はそれを引っ張ったんだということを、ジョナ・ゴ〇ルドバーグが書いてベストセラーになっているんですよ。
ニュ〇ヨークタイムズでも、実は絶賛されているんです。
アメ〇カのニュ〇ヨークタイムズみたいな極左でも、いいものはちゃんと取り上げ報道する。
ところが、日本のメ〇ィアってのはそれが全くできていない。
アメ〇カで今恐ろしいことが起きているのは、ポリティカル・コレクトネスは全て正しくなってしまっていて、要するに歴史事実で正しいことも言えなくなっちゃっている。
南北戦争は奴隷解放の戦いじゃなかったことを言えなくなっちゃっているんですよ、そういう空気があるわけで。
ところが、インテリ白人はあれは経済戦争だったってわかるわけで、だからト〇ンプに人気があって、未だに強固な支持があるんです。
白人の貧困層の支持もあるけれど、白人のインテリ層がちょっと口にするだけでも非難がくることをト〇ンプが代弁してくれているから人気があるわけなんですよ。
日本の場合も、今私が危惧しているように、左翼がカタカナ「サヨク」に変わったのは1980年代なんですね。
島〇雅彦が漢字がカタカナになる『やさしい左翼のための嬉遊曲』っていう小説を書いているわけで、イデオロギーがもう通用しなくなってくるから実態が無くなったってことですね。
だから、漢字「左翼」がカタカナ「サヨク」になったんだけど、もうもはや今や「パヨク」なんですよ。
カタカナ「サヨク」さえなくなって、「パヨク」と呼ばれている。
パヨクは残りかす。
お花畑。
怖いのは、それがファシズムを生むってこと。
それが言論弾圧を生むってこと。
だから、それはこれから我々本当に注意しないといけない。
―N氏―