福岡で花見といえば、大濠公園が有名なように思いますが、福岡県で唯一「さくらの名所100選」に認定されているのは「西公園」の方だったりします。
地下鉄「大濠公園」駅の改札口を出て、北西側にある階段を上がり「西公園」に向けて歩いていくと、西公園に向かう参道が桜並木となっていました。これ、以前は無かったような気がします。また、小さな木ばかりである事から考えると、新名所として育てようとしている途上なのかな? とも思いました。
そのまま、メイン通りの石畳を上がっていくと「光雲(てるも)神社」の大鳥居が、西公園の正門のような存在感で建っていました。以前は「よく存続出来るなぁ」と思うような神社だったのが、見違えるように立派になっている! そして、小銭を投げ込むと「鶴の一声」が聴こえる仕組みになっている賽銭箱に、長い行列が出来ていました。
説明文を読むと「黒田官兵衛」という方を祀っている場所らしく、その方は「黒田節」の生みの親というだけでなく「福岡」という地名を付けた方でもあるという事を知りました。このように歴史を学べるスポットでもありました。
そして肝心の「桜」についてですが、一ヶ所に集まっているというよりも、山全体が「桜」という感じでした。そして、海をバックとした眺望とのコラボレーションが、特徴的な景観を作りだしていました。また、レモン色の花を咲かせる「ウコン桜」というのが植樹されており、ひそかにツボにはまりました。