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哲人ブログ

備忘録

映画 「ICHI」

2009年10月22日 | 映画



某月某日。

イオンシネマ三川で映画「ICHI」を観ました。

地元のロケ作品ということでリバイバル上映中で、観賞料金も1,000円という割引価格でした。

ストーリーは、抑圧されたり葛藤したりという人間のダークサイドをきめ細かく描きながらも深みにはまることなく、あくまでエンターテインメントとして仕上げるという浅野妙子の脚本らしいものでした。

殺陣も撮り方の工夫で迫力がありました。

山とか林のシーンや、柿の木や、雪のウェットな質感などに地元ロケの雰囲気を感じました。

地元ロケという贔屓目ですが、期待以上に面白い映画でした。

ただ、気になったのが綺麗過ぎるということです。

衣装や建物は生活や経年劣化の汚れがなく、役者の顔や手の肌も汚れなく清潔で綺麗好きな現代人のもので、いかにもつくりものという感じなのです。

黒澤明が「スターウォーズ」を観て、「この映画は汚れがいいね。」と評したそうですが、そういう意味では真逆の評価になると思います。

ついでに竹内力が暑苦しかった。

そういう細かいところを気にしなければ、娯楽的なアクション時代劇として充分に面白かったです。

今にして思えば、時代劇×綾瀬はるか×大沢たかおの組み合わせは、TBS日曜劇場「JIN-仁-」と同じだななどとも思ったりしました。


↓映画「ICHI」予告編



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関連サイト/goo映画>ICHI

映画 「アマルフィ 女神の報酬」

2009年09月28日 | 映画


9月某日。

映画「アマルフィ 女神の報酬」を観ました。

チケットを買う時に、イオンシネマ三川の会員証が期限切れになっていて、今まで貯めたポイントが失効してしまい落ち込みました。

フジテレビが製作した映画なので、大量の宣伝をしていましたが、すでに公開から日数がたっていたこともあり、金曜日のレイトショーで観客は自分以外には5人程度でした。

そして、僕の後ろの列にいた、おばちゃん3人組が上映中、ずっとしゃべり続けていました。

完全におばちゃん達のマナー違反で、僕と同じ列で観ていた若い女の子が、「うるせーんだよ(怒)」と、女の子に似つかわしくないきつい口調でぶち切れていました。

それでも、私語を止めないおばちゃん達。

思わず、某知事が引用した「文明が生んだもっとも悪しきもの・・・」という言葉を思い出しました。

こんな落ち着かない状況で観ていたので、映画もあらばかりが目に付いてしまいました。

テレビ局が製作した映画らしく、テレビドラマで主要キャストを演じる俳優が沢山出ているのですが、実際に必然性のある演技をしているのは、織田裕二、天海祐希、佐藤浩市、ロッコ・パパレオの4人だけでした。

その他の登場人物は全くキャラがたっていないし、ストーリーにも関係ないです。

さらにはイタリアやアマルフィのロケーション、サラ・ブライトマン本人出演による歌も舞台装置として必然性はありません。

むしろ、無理矢理詰め込まれたようで唐突な感じすらし、なにかのタイアップで宣伝してるだけじゃないのかと勘繰ってしまいました。

話の大部分も、誘拐からテロの件、地元の刑事と主人公の対立と和解の件、犯人の動機にいたる過去の事実と良心の呵責の件、などなど別の映画やアニメのエピソードをつぎはぎしたような感があります。

ただし、外交官黒田というキャラクターは面白いので、映画ではなくテレビの春秋の改変期の特番ドラマとしてシリーズ化されたらいいなと思いました。

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関連サイト/goo映画>アマルフィ 女神の報酬

映画「サマーウォーズ」

2009年09月26日 | 映画



9月某日。

映画「サマーウォーズ」を観てきました。

地元の映画館では上映していなかったのですが、劇場の大きいスクリーンと音響で観たほうがよいとの意見があったので、DVD化を待たずに山形まで遠征しました。

現実世界とバーチャル世界が、対照的かつ同一的に展開し、冒頭からラストまでの2時間だれることのないスピード感あるストーリーでした。

作品中で描かれている、ノスタルジックな日本の田舎の夏の風景と、家族同士、人間同士の人間関係に、懐かしさと物悲しさと温かさが入り混じった複雑な感情を刺激されて感極まりました。

それと、山下達郎のエンディング曲が作品の世界観とぴったりな名曲で、僕は観賞後すぐに着うたフルでダウンロードしてしまうほどいいと思いました。

実写とは違いアニメなので、作品世界の設定やストーリーの矛盾も薄まり、それほど違和感がありませんでした。

わざわざ劇場で観た価値はありました。

ただし、「山形フォーラム」は昔ながらの街中の劇場なので、今風のシネコンと比べてしまうと、大スクリーンで大音響という感じはしません。

いっそ、遠出するなら、仙台か新潟のシネコンまで観に行った方がよかったかもしれません。

「サマーウォーズ」はいい映画だったので、DVD化されたらもう一度観ると思います。


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公式サイト/映画「サマーウォーズ」公式サイト

関連サイト/goo映画>サマーウォーズ

↓「サマーウォーズ」劇場用予告

映画 「おっぱいバレー」

2009年07月11日 | 映画


7月某日金曜日。

今更ながら「おっぱいバレー」を観てきました。

今更と言っても近くの映画館では新作。

田舎のシネコンはフィルムが回ってくるのが遅いんだろう。

巷間よく言われていることだが、チケット買うときに「おっぱいバレー」と映画のタイトルを言うのは恥ずかしかった。

対応した店員が男だったのがせめてもの救いだ。

当然の話だが、綾瀬はるかのオッパイは見れない。

第一にホリプロが許さないだろうし、見れるとしたら別の媒体でニュースになるはず。

これは徳川埋蔵金が本当に見つかっていたら、番組放映前にニュースになっているはずだというのと同じ理屈だ。

色物という先入観があって観たけどもコメディとしてテンポがいいし、中学生の友情エピソード、綾瀬はるかとその恩師とのエピソードなどホロリとする場面もあった。

時代設定が昭和50年代の中学生ということで、僕よりももう5歳前後上の設定で、サドルの前にギアが付いている自転車とかマジソンバックとか、近所のお兄さんたちを彷彿とさせる描写で懐かしいです。

これは団塊の世代の人が「三丁目の夕日」を観て懐かしい気持ちになるのと通じるものがあるのかなと思う。

それと、勉強もスポーツもできずに、不良になる度胸もない田舎の駄目中学生という設定が、雨トークの「中学の頃いけてない芸人」とも通じる世界観で、確実にその手のグループに所属していた僕には共感する部分が多く自虐的に笑えました。


ハッピーフライト

2009年01月09日 | 映画
三川町のイオンシネマ三川にて。

毎週金曜日はポイント2倍の日。

「ハッピーフライト」を観た。

告知などを観ていて勝手に綾瀬はるかが主演だと思っていたのだが、実際は田辺誠一と時任三郎の2人のパイロットの方が出番が多かった。