パワーを貰うという事

文化祭前の生徒たちの緊張感とハイテンションを見ると、
ワタシもついついテンションが上がる。

よく歌手の人とかが言う
「パワーを貰う」ってやつすかね？

こんな事恥ずかしくて口がさけても言えないよ！
・・などと思っていても、ワタシの体の中にそんな感覚があるのは確かだ。


そういえば、昨日テレビに槇原敬之が出てて、
「どんなときも」を歌ってたけど、不覚にもしみ入ってしまった・・。
好きの許容範囲が年々広くなってゆくこのごろではありますな。

これが発売されたときはちょうどワタシが受験生だった頃で、
この歌プラス
「愛は勝つ」と「大事マン」で三大応援歌みたいになってて、
正直みんな大嫌いで、

ベビーブームでどの大学も倍率高くて
もがき苦しんで逃げ出したくなっているときに、

「『僕が僕らしく』してたら受験なんてしてねぇよ！」
とか
「『負けない事逃げ出さない事が大事』なんて言われなくてもわかってんだよ！」
とか
いろいろ悪態をついていた次第です。

でも、今になって歌詞をしっかり見てみると、
なんだか妙に納得する。

人に好かれよう好かれようとするあまりに自分らしさを見失ったり、
短気を起こして最高のチャンスを棒に振ってしまったり・・

これらの歌詞を書いた人もおそらくそんな苦しみをしていたんだろうなぁ、
と思うと妙にシンパシーを感じる。

心のわだかまりがとれたところで、今度の卒業式にでも
「君らにパワーを貰ったぜ！」
とみんなに告ってみようかなぁ・・なんて。