言い回しの怖さ

昨日電車の中で読んだ新幹線のニュースはコレ

東北新幹線、最高３２０キロを軸に検討　東京－新青森ほぼ３時間

320キロを「検討」だって・・
まだ計画段階なんだね。

ちなみにこの記事は産経新聞。

そしてワタシが実際に目にしたのは朝日新聞の

東北新幹線、最速３２０キロ　東京～新青森が３時間に

の記事。

これじゃもうすでに青森まで3時間でいけると勘違いしちゃうよねぇ・・？

その他の新聞はこんな感じ


ちょっとした言い回しで意味がいろいろな方向にいってしまう・・
こういうのを見ると言葉というのは万能じゃないんだなぁ、とつくづく感じるね。

そして・・
言葉のこういう特性を利用して偏向報道というのはなされていくんだね！

以前、
「新聞を疑え！」
というコピーを出したのは産経新聞だったっけ？

その当時は何いってんの？？って感じだったけど、
最近ようやく意味が解ってきたよ。


こういう記事にまでリテラシーが求められるのは少々つらいけど、
これは我々が日ごろ鍛えておかなければならない能力なんだと思う。

今までテレビや新聞から
「本当ではない・・しかし嘘とも言いがたい」
みたいなニュースを何も考えずに受け取り続けていたと思うとぞっとするね。

ワタシがそれに気づいたのは2002年のワールドカップ～韓流ブームで、
当時かなりいらいらさせられたけど、

今考えると、アレのおかげで、
結構なメディア・リテラシーが鍛えられたのではないかなぁ、
とひそかに思っておる次第でございます。