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「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

そして、時は動き出す…

2018-12-14 | 雑記
最近、帰国後のポジションについて、ちょっと悶々とする日々が続いていました。
しかし、急展開がありました。まあ、どこまで放射線を使った研究が出来るかは正直まだ判りませんが、ポジションはなんとかなりそうです。「医師免許強し」というとかなり下世話な感じですが、医師として働きながら、研究も出来そうなポストがあったのでした。先方に御迷惑がかかるといけないので、このブログで詳細は書けませんが、結局、母校のツテに頼ることになりました。謹んで感謝申し上げます。

残念ながら、東北大学には私の希望する研究と診療を継続できるポジションはありませんでした。つまり、今回、医局に頼ることは出来ませんでした。もちろん東北地方は深刻な医師不足がありますから、「自分は放射線を使った研究をしたいでーす」という希望さえしなければ、診療に従事するだけの仕事ならばいくらでもありました。しかし、わざわざ英国まで来て放射線生物学・腫瘍学の大家に師事しておいて、日本に帰った後に放射線研究から離れてしまうようでは、ちょっと勿体ない気がしていましたから。

それに自分の研究成果を通じて「福島は大丈夫だよ」と言ってあげたかった。
相手が墓であっても。

研究内容は自分の中で譲れない点でした。たとえ福島原発被災地から離れたとしても…。
だから、なんとか目処がついたのは良かったです。
あとは来年の博士課程修了に向けて頑張ります。

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