「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

カルチャー・ナイト狂騒曲 Culture Night 2017 in Belfast

2017-09-22 | 2017年イベント
今週は、情けないことに風邪がぶり返して寝込んでしまったり、思いがけず喜ばしいことに研究助成・国際交流助成に複数採択されたり、すこし腹立たしいことに某指定国立大学法人から失礼なメールを受け取ったり、大変ありがたいことにかつてお世話になった知人が訪ねて来て下さったり、こうして振り返ると実に色々なことがありました。そして、週末金曜日の夜がCulture Nightだったのでした。もはや個人的にはグランドフィナーレという感じでした。
この夜はアイルランド中でお祭り状態になるみたいですが、Belfastでももちろん盛り上がりました。午前中の大雨が嘘だったかのように、午後から夜にかけて好天に恵まれたのでした。もしかしたら、人々の祈りが天に届いたのかもしれませんね。足元はややぬかるんでいましたが、傘を持たずに過ごしやすい気温の中で出かけられるのは嬉しかったですね。

今年もBelfastではSt Anne's Cathedral(聖アン大聖堂)を中心に各種イベントが行われ、盛況でした。上の写真は大聖堂で行われていた演奏会です。沢山の人々が詰めかけ、音の旋律を楽しんでいました。

外務省から在外邦人に対しては「テロ事件に巻き込まれる恐れがあるために大勢の人々が集まる場所には近寄らないでください」という注意が通知されてはいるのですが、こちらにも「付き合い」というものがある訳でして、クイーンズの知り合いと一緒に街へ繰り出したのでした。
実際、街中では大きな交差点に警察隊が展開されており、哨戒中の警察官も多くいて、治安については英国側も相当神経をとがらせている様子がうかがえました。昨年より良くも悪くも警備体制は充実していた印象です。そういう意味では、もしかするとテロの対象にもなりやすいのかもしれませんが、安心できるイベントでした。あちこちに警察隊と救急車が待機しており、テロリストもさすがに手出し出来ないものと思われましたね。

インターナショナルなイベントでもあるので、各国文化食の屋台などもあり、私はスペイン屋台でパエリアを頂きました。楽しい音楽が街に流れる中で食べたのですが、とても美味しかったです。各国から多くの観光客が来ている中で、残念ながら、日本人らしい観光客は1組しか見つけられませんでした。せっかくのイベントですから、もうすこし日本でも知名度が高まれば良いのになあとつくづく思います。

それでは皆様、have a nice weekend.