「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

ダブリンでクリスマスを

2017-12-24 | 2017年イベント
というわけで、アイルランド共和国の首都ダブリン Dublinに来ました。
北アイルランドの首都ベルファスト Belfastから列車で南へ約2時間の距離にあるアイルランド島最大の都市です。都市圏には100万人以上の人口が集中する、アイルランドの政治・経済・交通・文化の中心地ですね。
実は、ダブリンに来たのは私にとって初めての体験です。

 


まず、アイルランド最古の名門大学トリニティー・カレッジ Trinity Collegeに足を運びました。1592年にエリザベス1世に創設された、伝統ある大学です。北アイルランドのクイーンズ大学ベルファスト Queen’s University Belfastの創立年が1845年ですから(ただし前身となる学術機関は18世紀以前まで遡る)、言うまでもなく、アイルランド島で最古の学術機関です。数多くの政治家、思想家、文筆家、自然科学者を輩出しており、ヨーロッパでも屈指の名門大学といえるでしょう。ケンブリッジ大学のトリニティー・カレッジと時折間違われることもありますが、もちろん、異なる組織です。
ここにはStar Warsのジェダイ図書館のモデルとも言われるアイルランドが誇る「オールド・ライブラリー Old Library」があります。そして、そこにはアイランドの至宝「ケルズの書 The Book of Kells」が所蔵されています。今回は残念ながら時間がなく、オールド・ライブラリーの内部は見学しませんでしたが、一生に一度は拝見したいものですね。

 


次に、クライスト・チャーチ大聖堂 Christ Church Cathedralと聖パトリック大聖堂 St Patrick’s Cathedralを観ました。ともにダブリンを代表する大聖堂ですが、さすがに圧巻の迫力でしたね。聖パトリックはアイルランドにキリスト教を広めた守護聖人ですね。聖パトリックの命日3月17日は、現在のカトリック教会では任意の記念日とされるものの、アイルランドやアイルランド移民の多いアメリカでは「聖パトリックの日 St. Patrick's Day」として盛大に祝われており、聖パトリックの色である「緑色」が町中を彩ります。

私の拙い言葉では、ダブリンの素晴らしさをなかなか伝えきれませんが、本当に素敵な街だと思います。アイルランド島は、グレートブリテン島に比べると地味というか、日本にはあまり知られていませんが、なかなか面白いです。ダブリン、ベルファストをはじめ、興味深い見どころは沢山あるように感じます。
来年も留学は続きますが、色々とあちこちへ足を運ぶ機会を設けたいと思います。