「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

遙かなるベルファスト?

2018-11-06 | 留学全般に関して
私はずっと不満に思っていることがあります。ズバリ、「どうして誰も訪ねてこないんだよ!」ということです。
例えば、うちの医局の方々は誰も来ません。うちの医局の方々は誰も来ません。とても大事なことなので二度書きました。もう私がこちらに留学して2年以上になるのですが、日本の知人としては母校医学部関係者1名しかこれまで訪ねて来ませんでした(家族も一度英国へ来ましたが、彼らはあくまでロンドン観光をしただけでした)。
いや、ホント、これはどういうことなんでしょうかねえ?

たしかに上の地図を見て頂ければ判る通り、英国北アイルランド首都ベルファストはアイルランド島側にある都市なので、日本から来る場合には例えばロンドンで飛行機を乗り継ぐ必要があります。現在、日本からアイルランド島に直行する便はありませんから、アイルランド首都ダブリンに来る場合でもどこかで乗り継ぐ必要があるのです。
たしかに、面倒と言えば、面倒かもしれません。しかし、気合でなんとかなる範疇です。つまり、来ようと思えば、気合で来られるはずなのです。

では、何故、ほとんど誰も知人が訪ねてこないのか?

私の人望がないから、友達居ないから、孤独死まっしぐらだから、という理由はすぐに思いつきますが、いやいや、ちょっと待って頂きたい。そもそも、この街にはほとんど日本人がいません。アジア人を見かけても大体中国人です。彼らは地球上のアジア人は中国人しかいないとでも思っていやがるのか、私を中国人と決めつけて「ニーハオ」と話しかけてくることがあるほどです。
つまり、日本人がもともと来ないのです、この街は。地理的にはともかく、心情的にもとても遠く、遙かなる場所にあるみたいなのですね。

しかし、結局振り出しに戻るのですが、それでも「私がいる間に知人の皆さんは是非ベルファストを訪ねて来てほしい」と思います。張り切ってご案内しますよ。
だって、寂しいんだもん。


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