「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

ウィリアム・ウィリスの母校探し

2018-01-09 | 学術全般に関して
昨年末からウィリアム・ウィリスWilliam Willisの母校を探しています。
母校と言っても、彼が通ったことが判っているグラスゴー大学、エディンバラ大学ではなく、その前のスクールです。日本で言うところの高等学校、ハリー・ポッターで言うところのホグワーツにあたるでしょうか。私もエニスキレンEnniskillenにある某スクールを調査したのですが、ウィリアム・ウィリスが在籍していたという証拠は見つかりませんでした。グラスゴー大学に問い合わせても、相手にしてもらえず。
う~む、万事休す、ですかね。

ウィリアム・ウィリスは、あの『JIN-仁-』(村上もとか、集英社)にも登場しています。現代の脳外科医が幕末にタイムスリップして、当時の人たちを救うという内容で、歴史上の人物たちも大勢登場します。ドラマ化されたりして、一時期大ブームになりました。私もヒロイン役の綾瀬はるかさんは可愛かったので(もちろん今も綺麗ですが)、そのドラマを観ていました。
単行本の2巻で、主人公の南方仁が横浜に行き、その時にウィリスやヘボンなど日本に西洋医学を伝えた偉人たちと出会うシーンがあります(上の写真参照)。ウィリスは東京医学校兼大病院(現東京大学医学部)や鹿児島医学校兼大病院を創立して、高木兼寛ら多くの日本人医師にイギリス医学と英語を指導しましたし、ヘボンは横浜で医師として活躍しただけでなく、ヘボン式ローマ字表記法の開発や、明治学院大学を創立するなど、日本の近代化に大きな役割を果たした人物ですね。主人公は英語で颯爽と彼ら2人に話しかけるという、タイムスリップした医者ならば誰もがやってみたいことをやってのけます。このシーンは私にとっても実に印象深いものがありました。
実際のウィリスは身長190cm以上の巨漢だったということですから、この漫画でももう少しウィリスの姿を大きく描くべきだったのかもしれません。

私もせっかくウィリアム・ウィリスの故郷北アイルランドにいるので、もうすこしウィリスのことを知りたいなと思っているのですが。なかなか調査は進みませんね。


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