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ヤマハNVR500の簡単設定でひかり電話とぷららIPv4 PPPoEとIPv6 PPPoEの同時接続設定

2018-06-19 12:00:00 | NVR500
連休の後半5月2日から3日にかけて「ぷららでDNS不具合による通信障害」から障害回避の設定変更を行った。結果、ヤマハNVR500に意図しない設定変更が発生してしまった。
ヤマハNVR500設定(かんたん設定でひかり電話とNGN)」でIPv4インターネット接続、ひかり電話、IPv6 NGN接続を回復させた。
IPv6 PPPoEインターネット接続(IPv4と常時同時接続)設定についても簡単設定で不具合が発生しない設定を検討してみた。


ヤマハNVR500設定(かんたん設定でひかり電話とNGN)」で「ひかり電話を使用」とすることでNGNへの接続も回復する。この状態から「プロバイダー情報設定」で「フレッツ光ネクストにおけるインターネット(IPv6 PPPoE)接続」と「フレッツ光ネクストにおけるインターネット(IPv6 IPoE)接続」の選択設定ができる。「ヤマハNVR500設定(かんたん設定でひかり電話とNGN)にIPv6 PPPoEを加える」の方式では、ひかり電話との共用ができない(設定でひかり電話設定が削除される)。IPv6 IPoE方式の設定でIPv6 PPPoEの選択が出来なくなる事を利用して誤設定防止を行うこととした。

IPv6 IPoEインターネット接続設定(ひかり電話契約有り)
現時点でPlalaのIPv6 IPoEサービス利用できないため、設定を加えると「dns」でアクセス出来なくなる。「IPv4 PPPoE+ひかり電話」「IPv4 PPPoE+IPv6 IPoE+ひかり電話」「IPv4+IPv6IPoE+ひかり電話+LUAドメイン設定」でdns関連コマンドの変化を記載しておく。IPv4 PPPoEは、PP1に設定。IPv6 IPoEは、LAN2に設定される。

IPv4 PPPoE + ひかり電話
dns server pp 1
dns server select 500001 pp 1 any . restrict pp 1

IPv4 PPPoE + IPv6 IPoE + ひかり電話
dns service fallback on
dns server dhcp lan2
dns server select 500000 dhcp lan2 any .
dns server select 500001 pp 1 any . restrict pp 1

「dns server select 500000」が簡単設定時に挿入される。未契約で利用できないIPv6 IPoEインターネット接続のDNSが選択されるため名前解決が出来なくなる。NGN内のドメインは、名前解決される。
ヤマハNVR500のLUAスクリプトでNGNドメインのDNS選択を行う」でDHCPv6で指定されるNGNのDomain nameを設定させる。

IPv4 PPPoE + IPv6 IPoE + ひかり電話 + LUAドメイン設定
dns service fallback on
dns server dhcp lan2
dns server select 100001 dhcp lan2 any flats-east.jp
dns server select 100002 dhcp lan2 any iptvf.jp
dns server select 500000 dhcp lan2 any .
dns server select 500001 pp 1 any . restrict pp 1

「詳細設定と情報」「コマンド実行」
「dns server select 100110 pp 1 any . restrict pp 1」を実行して設定する

IPv4 PPPoE + IPv6 IPoE + ひかり電話 + LUAドメイン設定 + コマンド実行
dns service fallback on
dns server dhcp lan2
dns server select 100001 dhcp lan2 any flats-east.jp
dns server select 100002 dhcp lan2 any iptvf.jp
dns server select 100110 pp 1 any . restrict pp 1
dns server select 500000 dhcp lan2 any .
dns server select 500001 pp 1 any . restrict pp 1

「flets-east.jp」「iptvf.jp」ドメインは、NGNのdhcpから得たDNSで検索。それ以外は、pp1から得たDNSで検索。ただし、pp1のPlala IPv4 DNSは、IPv6のaaaa応答しない(AAAAフィルタ)。pp1接続がされていないとlan2のdhcpから得たDNSで検索。
これで、IPv4インターネット接続とNGN接続が出来るようになり、IPv6 PPPoE方式の接続設定が「簡単設定」から選択できなくなる。


IPv6 PPPoEインターネット接続設定
--- IPv6 PPPoE設定が簡単設定からは出来ない ---
(1)NGN経路情報設定
ヤマハNVR500のLUAスクリプトでNGN経路情報設定を行う」でNGNへの経路設定を行う

(2)IPv6 Prefixの設定
ヤマハNVR500のLUAスクリプトでNGN Prefixを取得しRAのために設定を行う」でNGNのPrefixを静的prefixに設定する。
設定される静的Prefix
ipv6 prefix 10 2409:10:AAAA:BBBB::/64 valid_lifetime=14400 preferred_lifetime=14400

(3)「詳細設定と情報」「コマンドの実行」からIPv6 PPPoE接続設定
簡単設定で使用される「pp1」から「pp10」を避け、「pp11」で設定する
PPのsecure filterは、IPv6 IPoEで設定されたフィルタ定義を共有して使う。必要ならidを変えて定義設定する。
「provider」コマンドの動作がよく判らない。コマンドリファレンスでも動作がよく判らない。
「接続」「切断」ボタンを表示させるために「pp name」と「provider set」コマンドが必要。
--------- 1回目の実行(PPPoE接続設定)
pp select 11
pp name "PRV/2:Plala IPv6 PPPoE"
pp keepalive interval 30 retry-interval=30 count=12
pppoe use lan2
pppoe disconnect time 60
pppoe call prohibit auth-error count off
pp auth accept pap chap
pp auth myname someone anypassword
ppp lcp mru on 1454
ppp ccp type none
ppp ipv6cp use on
ipv6 pp secure filter in 101030 101031 101032 101098
ipv6 pp secure filter out 101099 dynamic 101080 101081 101082 101083 101084 101085 101098 101099
ipv6 pp dhcp service client
pp disable 11

----------2回目の実行(プロバイダ設定)
provider set 11 "Plala IPv6 PPPoE"

----------3回目の実行(DNS関連)IPv6PPPoE接続時に使うDNSを設定
dns server select 100100 pp 11 any . restrict pp 11

----------4回目の実行
ipv6 route default gateway pp 11
ipv6 prefix 2 dhcp-prefix@pp11::/64
ipv6 lan1 address dhcp-prefix@pp11::1/64
ipv6 lan1 rtadv send 2 10 o_flag=on


「簡単設定」から「接続」ボタンをクリックする事で「Plala IPv6 PPPoE」接続がされる。
・「切断」ボタンをクリックすると一度切断されるがすぐに再接続されてしまう。切断ボタンをクリックする前にコマンド実行から「pp disable 11」投入後に「切断」ボタンをクリック。何か良い方法を見つける必要があるかも。。。


「詳細設定と情報」
IPv6 Configuration


LAN Configuration


Provider Type Configuration


PP Configuration


DNS Configuration



「簡単設定」画面
詳細設定からPP11の設定を変更することができない(期待通り)


「詳細設定と情報」「IPv6の設定」での変更もできない(期待通り)


「プロバイダの設定」から「IPv6 PPPoE設定」PP11の設定にアクセスできてしまう(期待はずれ)


内容を確認してみる。


DNS設定(手動入力部が表示されている。PP2にIPv6 PPPoE設定がされているとグレー表示)


設定のサマリー


IPv6 PPPoEが切断されている状態で「接続」を実行してみる




接続後、取得されたPrefixが表示される。「切断」ボタンが表示されているが、切断しても直ぐに接続されてしまう。自動接続をOffにしているつもりなのだが。


--- 追記 ---
「切断」ボタンで切断状態を維持するため
「pp select 11」

「pppoe auto connect off」
を投入すると良いようだ。

IPv6 PPPoE接続が行われるとマルチ・プレフィックス(NGNからとPlalaから)であるため、起点アドレス選択が適切に行われないと接続できない。Windowsは、Prefix Policy tableを適切に設定することでうまく動作する。MacBook pro(macOSX)は、起点アドレス選択を適切にできないためアウト。

Internet Explorer などで NTT 東日本、NTT 西日本の IPv6 閉域網に接続している環境でタイムアウトが発生する
IPv6 のソースアドレスおよび宛先アドレス選択

Policy tableを修正後、IPv6サイトのnslookupをしてみる。


tracerouteしてみる



IPv6テストサイトで確認(サマリー)


IPv6テストサイトで確認(テストラン)


NGNの速度を計測(6年前は、軽く600Mbps以上だったが・・・)


P.S.
ぷららがIPv6 IPoEの提供を始めたようなので、IPv6 IPoEへ移行する予定。

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