清き心の未知なるものの為に㉝・・・ダグ・ハマ-ショルド
沈黙は歌い
暗黒は光線に溢れ
光は
おのれに対するものを
旋律のうちに探し求めて
静寂は
ことばによって
おのが解放に至らんと努め
生命は
地底の暗がり潜む
草木と花とのいかに稀なことよ
果実のいかに稀なことよ
体験を把握せんがための、これらのみじめな試み(私自身のためにか、それともほかの
人たちのためにか。)------明日の務め。-----Yの友情、はたまた、Xが私の仕事をほめて書
き送ってくれた短信。------いずれも、紙の衝立である。私は、自分の凝視が無限の空間と
時間とのうちに迷いこむことがないように、これらの紙の衝立を自分と虚無とのあいだに
立てる。
いくつかの小さな紙の衝立。いまにも風が吹き寄せればたちまち千々にちぎられ、ごく
かすかな花火が飛んできてもめらめら燃え上がるであろう。だいじに保存しようとするの
に-----それでも、たえずつぎつぎと取り換えねばなるまい。
無限の空間に直面したときのこの眩暈(めまい)。------われわれは、あえて無限の空間を
凝視して奥底まで貫き通そうとするとき、また、この空間こそはわれわれの存在を正当化
しうるか否かの試金石となる実在であると認めるとき、そのときにのみ眩暈を克服するの
である。なんとなれば、あらゆるものが在り、そしてわれわれはまさしくそのうちにある。
ということこそ、生きてゆくためにわれわれが到達すべき真理だからである。
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