リンク切れ御免

熱利用、下水、浸水、河川、水道、…ただのメモ。

「西郷通調節池」を2007年度に着工

2007年03月28日 16時53分50秒 | 下水道
【大阪】西郷通調節池初弾を3四半期発注(3/28)

 大阪府都市整備部は、旧守口高校跡地に計画する「西郷通調節池」を2007年度に着工する。第1弾工事となる土留工を第3四半期に発注する予定。WTO対象案件(24億1,000万円以上)として電子・一般競争を実施。総合評価方式も適用する。寝屋川流域の調整池整備ではこのほか、「大東中央調節池」の本体工で最終となるその3工事の発注などを見込んでいる。

 西郷通調節池の建設地は、守口市西郷通3、国道163号近くに所在する守口高校のグラウンド部分。府立高校の統廃合で廃校となっており、校舎は今後、教育委員会が解体する。

 調整池は間口60×60m、深さ約30mのボックス型のコンクリート構造で、貯留容量は約4万m3。大雨時に、周辺の下水道(守口市公共下水道)で収めきれない雨水をいったん貯留し、西三荘放水路に流す。この水は、鶴見緑地を通過した後、最終的に寝屋川に放水する。排水管は開削工法と小口径推進工法を予定している。管理室、機械室などもできる限り地下部分に収める方針。詳細設計は浪速技研コンサルタント(茨木市)が担当。2007年6月ごろに完了する予定だ。

 07年度発注の土留工は、調節池予定位置の周辺に連続地中壁を施工し、山留め壁として今後の掘削工程を支えるもの。36カ月の工期で施工する。全体の工期は6年間を見込んでおり、土留工の進捗に合わせて本体工を発注していく考えだ。完成・埋め戻し後の上部利用は開放型を中心に守口市と協議していく。

 このほか、07年度の寝屋川流域の調整池整備では、3調整池の工事発注が計画されている。

 宝町調節池(東大阪市、貯留量2万2,000m3、面積4,560㎡)は、取水接続工、防護柵設置工などを発注し、07年秋に供用予定。松原南調節池(東大阪市、貯留量3万4,000m3・面積4,400㎡)は、プラント機械設備、プラント電気設備などを発注し、08年秋に供用予定。大東中央調節池(大東市 貯留量5万6,900m3、面積4,970㎡)は本体工その3のほか、プラント機械設備、プラント電気設備などを発注し、09年秋に供用予定。

 寝屋川流域では、調節池で180万m3の貯留を目指している。西郷通調節池の完成後は、25カ所で合計65万m3の容量となる。

(2007/3/28)