唐史話三眛

唐初功臣傳を掲載中、約80人の予定。全掲載後PDFで一覧を作る。
その後隋末・唐初群雄傳に移行するつもりです。

番外 封爵について1

2016-07-04 11:26:50 | Weblog
唐の封爵は
縣男→縣子→縣伯→縣侯→縣公→郡公→国公→郡王→親王とある。

郡男.郡伯.郡侯などの表示もあるが誤記と考える。

郡王は同姓[李氏]と異姓[李氏以外]がある。

封爵が相続された場合は襲***** 嗣*****[則天時]となるが、自動的に襲爵
されるのではない。そのシステムはよくわからない。初期以降は襲爵しないの
が通例だが例外もある。
郡王[異姓王]に関しては襲封はせず、国公になる場合が多い。
また李光弼が臨淮王に二度封ぜられているが、最初は「郡王」で次は「王」と
表記されているが親王扱いかどうかはわからない。
親王は唐初には李軌が涼王、杜伏威が呉・楚王となった例もあるが、以降は皇
族に限られていた。しかし唐末には梁・魏[朱全忠]晉[李克用]蜀[王建]
趙[王鎔]岐・秦[李茂貞]呉[楊行密]楚[趙匤疑]など乱発されていった。

縣男等から郡公・・へと昇爵することはあったが、西洋の爵位のように併存せ
ず、最上位だけを名乗った[武将李澄のように併記して嘲笑された例もある]

「開國」という表記がつくが、実際に開國や官員を置くことはない。

郡公までと郡王は「隴西」縣男・「榮陽」郡公など普通二字地名がつく
県名や郡名ではうるが、実際に存在しない名称が使われることもある。
国公と親王は一字地名[州名が普通]がつく。
これらは同名が重複して使用[親王を除く]されて、「隴西」縣男が同時に
数人封ぜられるなどもあり、特に同姓では同じ名称[例.鄭氏は榮陽、崔氏
は博陵]などが使用されるので注意が必要である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

程异/異[字師舉] 封なし ?

2016-07-04 09:42:03 | Weblog
[嘗侍父疾,鄉里以孝悌稱。]
明經

釋褐揚州海陵主簿

登開元禮科

華州鄭縣尉
[精于吏職,剖判無滯。]

同州[杜確]

河中[杜確]賓佐

監察御史            貞元末

虞部員外郎
充鹽鐵轉運揚子院留後

[時王叔文用事,由逕放利者皆附之,異亦被引用。叔文敗,坐貶]
貶岳州刺史 坐王叔文

郴州司馬  永貞1.11/1.10

鹽鐵使[李巽]  元和4.閏3
侍御史
[鹽鐵使李巽薦異曉達錢谷,請棄瑕錄用,擢]

揚子留後
檢校兵部郎中
淮南等五道兩稅使
[自悔前非,厲己竭節,江淮錢谷之弊,多所鏟革。]

太府少卿、

大府卿

衛尉卿 元和12頃
兼御史中丞?
充鹽鐵轉運副使
朝散大夫
[時淮西用兵,國用不足,異使江表以調征賦,且諷有土者以饒羨入貢,至則不剝下,不浚財,經費以贏,人頗便之。]

兼御史大夫 元和12.6
守衛尉卿
朝散大夫
賜紫金魚袋
諸道鹽鐵転運使

守工部侍郎 元和13.9
同平章事
諸道鹽鐵転運使
朝散大夫
[議者以異起錢谷吏,一旦位冠百僚,人情大為不可。異自知叨據,以謙遜自牧,月余日,不敢知印秉筆。]
[知西北邊軍政不理,建議置巡邊使,上問誰可使者,異請自行。議未決,無疾而卒]

卒               元和14.4
贈左僕射
諡恭
[性廉約,歿官第,家無餘財,人士多之。]
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする