SPIDERS IN LOVIN' COOL

ケロロ軍曹(主にクルドロ)や、名探偵コナン(主に平和)の小説。
毎週土曜日は「今週のクルドロ萌え」を予定。

蜃気楼(まぼろし)のパスワード 第六話(Side D66)(ケロロ軍曹【クルル→ドロロ→ケロロ】)

2008-05-16 21:14:56 | ケロロ軍曹(クルル×ドロロ+α)
「なんだ、まだ居たのか?」

「ごっ、ごめん。すぐ帰るね」

「いや、ゆっくりしてけばいい…」

「で…でも、これ以上迷惑かけられないよ」

「……いて…よかった…」

「えっ?」

「朝が来たら、あんたがいなくなってるんじゃないか?って思った…
ずっと朝が来なければ…って思ったんだ。
だから、あんたがいてくれて、よかった…」

「クルルくん…」

「俺にだって怖いことくらいあるんだぜ?」


後ろから回された腕は、とても優しい…。


「クルルくんって…意外と優しくしてくれるんだね?」

「意外とかよ…」


苦笑いしつつも、きっと背中越しの君は、柔らかい眼差しをしているんだろうな。


「俺も、一人になるのが怖かったんだろうな…」


気がかりなのは、僕はクルルくんを傷つけはしなかっただろうか?と言うこと。


「クルルく……ん……」


クルルくんの顔を見ようと思い、振り返ると同時に、口付けられた。


「……ふっ……」

「…ク…ルルく…?」

「何も聞かないでいい…」

「……?」

「俺、あんたが思ってるようなこと、ないから…」

「傷…ついてないってこと?」

「あんたが…居てくれただけで、俺はそれでいいんだ…」


どんな気持ちで、君はそんな優しい言葉をくれるの?
強がってるって僕にだって判る。
でも、傷ついてなんかいないって強がってる優しい君に、
僕は誰よりも傷ついてるふりをして、また甘えてしまいそうになるんだ。
何度だって君は、僕を許してくれるって知ってるから。


To be continues…


【あとがき】
もう、続きが思い浮かばないんだけど(爆)。
ってかマジでケロロどこ行っちゃったんだ?
ケロロ無視で話が進んでる…