「気をつけろよ」
「うん、クルルくんも」
「俺は天才だ、絶対負けねえ」
「では、行ってくるでござる」
ドロロがいつも俺と会話しているときの口調から、忍者口調に変わる。
その瞬間がどうしても好きになれない。
だって、そのときは、少なからず危険が迫っているってことだから。
力で戦えない俺は、ここに残るしかないのだ。
出来れば、一緒にいって戦いたいし、護ってやりたい。
こうやって顔を合わせるのも、言葉を交わすのも最後だなんて思いたくない。
信じているけど、どこかで不安な気持ちを抱えている俺がいる。
期待してもしも…なんてことがあったら、ショックが大きそうだから。
「ドロロ…」
「どうしたのでござるか?クルル殿」
「また帰って来れたら…結婚してやるよ。」
ケロン星でも同性同士の結婚は認められてないけどな。
「心得た!必ず戻ってくるでござる。」
そういい残して、ドロロは戦場に旅立った。
Fin
【あとがき】
クルルのプロポーズは「結婚しよう」じゃなくて、
「結婚してやる」の、上から目線(実際は素直じゃないだけ)だよな~という妄想から生まれた短編(爆)
「うん、クルルくんも」
「俺は天才だ、絶対負けねえ」
「では、行ってくるでござる」
ドロロがいつも俺と会話しているときの口調から、忍者口調に変わる。
その瞬間がどうしても好きになれない。
だって、そのときは、少なからず危険が迫っているってことだから。
力で戦えない俺は、ここに残るしかないのだ。
出来れば、一緒にいって戦いたいし、護ってやりたい。
こうやって顔を合わせるのも、言葉を交わすのも最後だなんて思いたくない。
信じているけど、どこかで不安な気持ちを抱えている俺がいる。
期待してもしも…なんてことがあったら、ショックが大きそうだから。
「ドロロ…」
「どうしたのでござるか?クルル殿」
「また帰って来れたら…結婚してやるよ。」
ケロン星でも同性同士の結婚は認められてないけどな。
「心得た!必ず戻ってくるでござる。」
そういい残して、ドロロは戦場に旅立った。
Fin
【あとがき】
クルルのプロポーズは「結婚しよう」じゃなくて、
「結婚してやる」の、上から目線(実際は素直じゃないだけ)だよな~という妄想から生まれた短編(爆)