撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

近鉄 近鉄蟹江(2024.6.13) ク1116、ク2536 並び/1016F 普通 近鉄名古屋行き

2024年06月17日 22時23分53秒 | 近鉄
6/13に近鉄名古屋線 近鉄蟹江駅で2430系と1010系の並びを撮りました。
1枚目は近鉄蟹江駅の南側で並んだ、右側はク1116(旧ク972→ク1112)の普通 近鉄名古屋行き、左側はク2536の普通 塩浜行きです。



2枚目は、近鉄蟹江駅に向かうク1116です。



3枚目は後追いですが、近鉄蟹江駅4番線に停車するモ1016(旧モ923→モ1012)です。



2430系は、大阪線で初の1M方式の高性能車として登場した2400系にラインデリアを装備した系列2410系が2両編成と一部の平坦区間専用の増結用制御車であったのに対し、3両編成と一部の2410系用中間車として1971年~以降に登場しています。
ク2536を含む2436Fは1971年に大阪線の3両編成として登場し、1989年に1480系ク1592が中間車に改造の上、サ1556として組み込まれて4両編成化されていました。
1999年にサ1556が脱車されて再度3両編成化されましたが、2022年に明星検車区に転属して名古屋線系統で運用されています。

1010系は、1972年に登場した奈良線用の920系でしたので、名古屋線系では異色の車体の裾が絞られた卵形の断面を持った形状です。
旧920系は奈良線用の小型車の600形から部品流用され、8400系と同等の車体が新製された吊掛車でした。
1982年以降、特急車10100系の電動機と交換されると同時に、吊掛式からカルダン駆動方式に、抵抗制御から界磁位相制御に変更されて新性能化されています。
1987~89年に名古屋線に転属するとともに、性能面や機器面がほぼ同一となった1000系に続いて1010系に改番されています。

1012Fは、2008年と2011年に中間車モ1062が断流器の絶縁劣化で焼損して発煙するトラブルを起こしたために運用を外れていました。
2013年に1014Fとともに五位堂検修車庫に自力回送され、組成変更が実施されました。
モ1062は電装解除されてサ8177に改番され、奈良線の8617Fのサ8167が脱車された代わりに組み込まれました。
一方、1012Fの先頭車モ1012、ク1112と1014Fの中間車モ1064で新たな3両編成が組まれて、モ1016+モ1066+ク1116に改番されて1016Fとして運用されています。