10日目。この狭い部屋ともお別れ。傾いたカウンターで朝食を済ませる。このおいしいプロシュットを持ち帰れたらなあ・・・・。BSE問題はその後どうなったのだろう?もう絶対に不可ということか?
これを日本で買うと高い。きっと畜産なんたらとかいう法人がどっさり関税を掛けているのかな、輸入バターのように。自国の産業保護はある程度仕方のないことなのだろうけど、ならばせめて自国のハムをおいしくして欲しい・・・。なぜ日本の生ハムは「豚肉、食塩」だけではなく、ああも添加物が必要なのか?「カツオブシエキス」と書かれたハムもある・・・。魚か?
昨夜のうちにほぼパッキングを済ませておいた。
いつものことだが持参したお土産よりも、購入した物と、数々の見えない思い出も詰めてバゲージは重くなる。あと数日過ごせたらなあ、ただし、他のホテルで・・。
Uバーンでアレクサンダープラッツで下車。
夫が買いそびれた歴史関係のDVDを購入できるかもと、10時にオープンしたカウフホーフへ行く。私は荷物と一緒にバス停で待つ。
ここから出ているバスで、まっすぐテーゲル空港まで行ける。荷物を持って階段の上り下りなどの移動は大変なので、バス一本で行けるのは嬉しい。
バス停からの眺め

左の高層ビルが、ガラス貼バスルームのパークイン・アレクサンダープラッツ。旧東独時代は別名のホテルだった。ベルリン中心部で珍しいこの高さ(37階建位ある)は、旧東側の西への対抗心からだったのだろうか。
隣が新しくなったカウフホーフ。営業時間が書かれていたので見ると、週後半が夜10時までとなっていてびっくり。遅くとも夜は8時で閉店と思っていた。
ここ数年、ドイツでの店の開店時間に関する規制である閉店法が、国の権限から州の権限に移行し、徐々に緩和されてはいた。その結果2006年11月にベルリン州ではかなりの緩和の方向が選択されたようだ。
確かに24時間営業が増え、いつでもどこでもこうこうと眩しいほどの店があふれる日本から来ると、日曜定休、18時か20時で閉店のドイツは不便に感じるかもしれない。でも、計画的に行動すれば対応できるわけで、日曜日は買い物以外にたくさん楽しめることがある。日曜定休の本来の目的だった教会礼拝に行かなくても。
EUのせいか、グローバル化の影響なのか、羨ましく感じていたドイツの労働者保護もこれから崩れていってしまうのだろうか?小さく開いた穴から漏れていくものは、何処に向かって流れていくのか・・・。
ドイツでは一日の労働は10時間を超えてはならないという規制もあるそうだ。開店時間が長くなれば、雇用が増えるという失業対策にもなるからだろうか。
KaDeWe 好きの私が閉店法を支持するのは矛盾するかもしれないが・・・・。
夫がDVDを手に戻ってきた。「良かった~。KaDeWeより安かったみたい。欲しかったんだ~~」
私が見てもまったくおもしろくなさそうな歴史のDVD10枚を、満面の笑みで説明してる。最後に買えて良かったけど、迷わないでもっと早く買っていたら機内持ち込みしなくて済んだのだよ・・・・。
ほどなくしてバスが到着。ベルリン市内の最後の観光をしながらテーゲル空港に到着する。空港内のラィジファーでいつも買うキャラメルを購入。軽食をつまみ、カフェを飲む。出国手続きを済ませ、搭乗。
アムステルダムで乗換。お盆休み中のための需要に答えて二階建のジャンボ機だった。KLMのこの機種は古い、狭い、座席に個人のモニターもない。帰りに見ようと思っていた映画が見れない。残念・・・・。
修行を終えて蒸し暑さと冷房が入り混じる成田空港に到着。
成田も羽田もいつもカレーの香りがする。ここはインドか??
空港内に、カレーハウスのカウンターがあるせいなのだが・・・・。
成田に到着していつも思うのはここからのアクセスの不便さだ。国内便を利用するには羽田まで移動せねばならず、新幹線を利用するには東京駅まで移動しなければならない。そこからまたそれぞれの交通網へ。
東京でも、郊外や関東地区への移動時間は相当かかるだろう。細切れに特急を乗り継ぐには、荷物を抱えて階段上り下りや長いコンコースの移動をせねばならない。JRと私鉄が各社入り乱れる都市交通網で、今、一部乗り入れが行われてはいるが・・・。それが嫌ならば、エコノミークラスと同等の狭い座席で時間がかかるバスになる。
せめて東京駅と成田間が、新幹線の走行可能ならばどんなに楽だろう。在来線と新幹線では車体やレールの巾が違うから今のままでは無理だが・・・・。もう、国営ではない細切れJRでは対応不可だろうか・・。一日に数便しか離発着のない場所に巨額を投じて空港を作ったりするよりはニーズがあると思うが。
土建業者が喜ぶ空港だけあちこちに建設しても、土地の買収は楽かもしれないが陸の孤島のような場所ではその後の利用に支障があるし、肝心の飛行機も数機しか飛ばない。飛行機はそれ自体の移動時間は短いが、そこまでとそこからの移動と待ち時間を必要とするのでトータルで考えると結構時間がかかっている。
日本は観光立国を目指すそうだが、海外から日本を訪れる人はどう感じているのだろう?首都東京が必ず見られて良いのかもしれないが、地方の観光をして帰国する場合、かなり不便と思うが。
と、次回はいつ利用できるかわからない成田空港への不満を述べて、旅は終了。
二つの旅行記を読んでくださってありがとう。
さて、これからのブログネタはどうするか・・・。
これを日本で買うと高い。きっと畜産なんたらとかいう法人がどっさり関税を掛けているのかな、輸入バターのように。自国の産業保護はある程度仕方のないことなのだろうけど、ならばせめて自国のハムをおいしくして欲しい・・・。なぜ日本の生ハムは「豚肉、食塩」だけではなく、ああも添加物が必要なのか?「カツオブシエキス」と書かれたハムもある・・・。魚か?
昨夜のうちにほぼパッキングを済ませておいた。
いつものことだが持参したお土産よりも、購入した物と、数々の見えない思い出も詰めてバゲージは重くなる。あと数日過ごせたらなあ、ただし、他のホテルで・・。
Uバーンでアレクサンダープラッツで下車。
夫が買いそびれた歴史関係のDVDを購入できるかもと、10時にオープンしたカウフホーフへ行く。私は荷物と一緒にバス停で待つ。
ここから出ているバスで、まっすぐテーゲル空港まで行ける。荷物を持って階段の上り下りなどの移動は大変なので、バス一本で行けるのは嬉しい。
バス停からの眺め


左の高層ビルが、ガラス貼バスルームのパークイン・アレクサンダープラッツ。旧東独時代は別名のホテルだった。ベルリン中心部で珍しいこの高さ(37階建位ある)は、旧東側の西への対抗心からだったのだろうか。
隣が新しくなったカウフホーフ。営業時間が書かれていたので見ると、週後半が夜10時までとなっていてびっくり。遅くとも夜は8時で閉店と思っていた。
ここ数年、ドイツでの店の開店時間に関する規制である閉店法が、国の権限から州の権限に移行し、徐々に緩和されてはいた。その結果2006年11月にベルリン州ではかなりの緩和の方向が選択されたようだ。
確かに24時間営業が増え、いつでもどこでもこうこうと眩しいほどの店があふれる日本から来ると、日曜定休、18時か20時で閉店のドイツは不便に感じるかもしれない。でも、計画的に行動すれば対応できるわけで、日曜日は買い物以外にたくさん楽しめることがある。日曜定休の本来の目的だった教会礼拝に行かなくても。
EUのせいか、グローバル化の影響なのか、羨ましく感じていたドイツの労働者保護もこれから崩れていってしまうのだろうか?小さく開いた穴から漏れていくものは、何処に向かって流れていくのか・・・。
ドイツでは一日の労働は10時間を超えてはならないという規制もあるそうだ。開店時間が長くなれば、雇用が増えるという失業対策にもなるからだろうか。
KaDeWe 好きの私が閉店法を支持するのは矛盾するかもしれないが・・・・。
夫がDVDを手に戻ってきた。「良かった~。KaDeWeより安かったみたい。欲しかったんだ~~」
私が見てもまったくおもしろくなさそうな歴史のDVD10枚を、満面の笑みで説明してる。最後に買えて良かったけど、迷わないでもっと早く買っていたら機内持ち込みしなくて済んだのだよ・・・・。
ほどなくしてバスが到着。ベルリン市内の最後の観光をしながらテーゲル空港に到着する。空港内のラィジファーでいつも買うキャラメルを購入。軽食をつまみ、カフェを飲む。出国手続きを済ませ、搭乗。
アムステルダムで乗換。お盆休み中のための需要に答えて二階建のジャンボ機だった。KLMのこの機種は古い、狭い、座席に個人のモニターもない。帰りに見ようと思っていた映画が見れない。残念・・・・。
修行を終えて蒸し暑さと冷房が入り混じる成田空港に到着。
成田も羽田もいつもカレーの香りがする。ここはインドか??
空港内に、カレーハウスのカウンターがあるせいなのだが・・・・。
成田に到着していつも思うのはここからのアクセスの不便さだ。国内便を利用するには羽田まで移動せねばならず、新幹線を利用するには東京駅まで移動しなければならない。そこからまたそれぞれの交通網へ。
東京でも、郊外や関東地区への移動時間は相当かかるだろう。細切れに特急を乗り継ぐには、荷物を抱えて階段上り下りや長いコンコースの移動をせねばならない。JRと私鉄が各社入り乱れる都市交通網で、今、一部乗り入れが行われてはいるが・・・。それが嫌ならば、エコノミークラスと同等の狭い座席で時間がかかるバスになる。
せめて東京駅と成田間が、新幹線の走行可能ならばどんなに楽だろう。在来線と新幹線では車体やレールの巾が違うから今のままでは無理だが・・・・。もう、国営ではない細切れJRでは対応不可だろうか・・。一日に数便しか離発着のない場所に巨額を投じて空港を作ったりするよりはニーズがあると思うが。
土建業者が喜ぶ空港だけあちこちに建設しても、土地の買収は楽かもしれないが陸の孤島のような場所ではその後の利用に支障があるし、肝心の飛行機も数機しか飛ばない。飛行機はそれ自体の移動時間は短いが、そこまでとそこからの移動と待ち時間を必要とするのでトータルで考えると結構時間がかかっている。
日本は観光立国を目指すそうだが、海外から日本を訪れる人はどう感じているのだろう?首都東京が必ず見られて良いのかもしれないが、地方の観光をして帰国する場合、かなり不便と思うが。
と、次回はいつ利用できるかわからない成田空港への不満を述べて、旅は終了。
二つの旅行記を読んでくださってありがとう。
さて、これからのブログネタはどうするか・・・。