好奇な鷲

日常の疑問や愚痴、独り言や、旅の思い出などを書いていきたいと思います。

モバイルパソコンをゲット

2008年12月31日 00時06分32秒 | Weblog
本日、8.9インチのモバイルパソコンを購入。
小さくて可愛い。

後ろに居るのが日本語入力をすると嫌がって固まるパソコン君の15インチのモニター。
これで私のパソコンは6台目。
最初のウィンドウズ3.1のノートは、ネット不可だが使用可能。
2台目のウィンドウズ95の17インチモニターのディスクトップも同様。
3台目の見た目がおしゃれで購入したウィンドウズ98 Second Editionは、ネット使用可だが、よく固まる。
4台目のウィンドウズMEの19インチモニターのディスクトップが今年夏に死去。(今、夫がリカバリーできないかといじくっている)
5台目の15.4インチのウィンドウズXPのノートは別宅で元気。(我が家は2箇所ある)
で、今回は持ち運び可能な小さなタイプを購入。
小さいけど画面の文字も見やすいし、キーボードも使いやすい。ネットとメール、写真の取り込み程度の使用には支障ないし、安くて軽い。

なお、夫は職場以外に自宅にウィンドウズMEの14インチ位のノートと、ウィンドウズ VISTAの13インチ位のノートを所持して使用。
それ以前には今年春に死去したウィンドウズ98のディスクトップを使用。

こうしてみると、なんとまあ、マイクロソフトに奉仕していることか・・・・。
あーーあほくさ・・・・・。
でも、ネットなしの生活はもう考えられない・・・・・・・。


思い出のクリスマス

2008年12月24日 16時44分16秒 | 鷲の独り言
キリスト教信者ではなくても、年中行事としてしっかり根付いたクリスマス。
幼い頃は、帰宅の遅い父を待ちくたびれたことを思いだす。

ケーキを手に父が帰ってこなければ夕食は始まらない。テーブルに並ぶご馳走を前にお預けのポチ状態。(最近、ポチというのは犬の名にあまり聞かないかな?)
クリスマスソングのレコードのヘビーローテーションにも飽きて(「諸人こぞりて」の「主は来ませり」はシュワキマセリという呪文と思って聞いてた)、母は何度も火を入れたスープが煮詰まるのを気にする。
父はというと、一刻も早く帰宅したいのに、クリスマスはキャバレーの宴会の日と決めている上司の下で、そわそわと時計を気にしていたらしい。残業の場合もあったが・・・。
子供にはそんな父の立場など理解できようもなく、空腹で半ばふてくされながら父を待っていた。
それでもケーキをぶら下げて父が帰宅すると嬉しくて少し遅れてパーティが始まった。互いにプレゼントを交換しあい(サンタさんの存在は???)、食事をし、イヴは終わる。

そんなクリスマスを毎年過ごしていたが、その中で最悪だった時がある。
毎年我が家では、クリスマスにはチキンレッグを食べていた。高校生の頃だったと思うが、その年は、母が小さめのローストチキンがあったからと一緒に購入。
母と姉は足だけで充分と食べなかったが、父と私がローストチキンを食べた。ちょっと味が変かな?と思ったが、なにせ普段食べなれているわけではないのでこんなものかなと食べてしまった。
そして深夜。なんとなく具合が悪くて目が覚めた。目覚めると利尿作用が働くのでトイレへ。すると、ウプッと口から黄桃が出た。最後に食べたケーキの飾りだ。黄桃を嘔吐・・とおやじギャグどころではなく、本当のお話(その後しばらく黄桃が食べられなくなった)。それを合図(?)にそれからはシンガポールの「マーライオン」状態。最後は胃液。おまけに下痢と悪寒にも襲われる。(冬のトイレは寒いし)

ブドウ状球菌による食中毒。しばらくして父も同症状に。
最悪のクリスマスイヴ。
でも、犯人であるローストチキンではなく、黄桃を見かけたときのほうが、このことを思い出させるのはあの鮮やかな色のせいだろう。黄桃には気の毒だが・・・。

さて今夜はクリスマスイヴ。わざわざ混雑したレストランで「ぼったくりクリスマスディナー」は食べたくないので最近はいつも家で過ごす。
以前、行き付けのフレンチのお店では、この時期は3回転でお客さんを入れるから来ないほうが良いと忠告されたこともあったし。
あ・・・・、そろそろ準備せねば・・・・・。

では皆様、良いクリスマスを!!

BUON NATALE!!

ちりとてちん

2008年12月19日 12時49分37秒 | 鷲の独り言
思えば去年の今頃は、このドラマにはまっていた。

毎日15分の拘束となる朝ドラは嫌いで、いつも見ない。ニュースの後にテーマ曲が流れるとすぐにBSの海外ニュースに切り替えるのだが、たまたま夫の出かける時間がぶつかり、見送って戻るとドラマが始まっていた。
リモコンを操作しようとして見た画面の主役の貫地谷しほりのあまりの可愛い表情に目が留まり、ついそのまま見たのがきっかけだった。
落語ネタをからませながら、緻密に練り上げられた脚本はすばらしく、妥協のない演出家と、役柄のイメージと見事にマッチした配役は魅力的で、吸い込まれるようにはまった。

それからは朝昼夜と一日3回見た。繰り返して見たくなる奥深さのある作品なのだ。昼を見ていると、丁度お弁当を食べ終わった夫から「おいしかったよー」と電話が来ることが多い時間で、夜も「そろそろ帰る」とか、繁忙時は夜の分のお弁当も持たせるので「今食べたよ」とか電話が来やすい時間。(我が家はよく夫から電話が来る。夫の職場が個室なので他人との会話がないことと、私が夫の居住地に馴染めず人間関係がないので心配している)
「今、ちりとてちん見てるから邪魔しないで!」と何度邪険に生返事をしたことか。そのうち学習した夫はその時間を避けるようになったが・・・。

土曜日は、BSの午前の週間総集編の放送を夫とともに又じっくり見た。人生訓のような珠玉の言葉の数々にまた感動しながら鑑賞。金曜日までの分は、既に3回鑑賞済みなので免疫のある私は結構平気で見ていられたが、初見の夫は感動しきり。でも、土曜日の分は免疫が出来ておらず、おまけに週末最後の土曜日は内容が一段と濃く感動も大きく、二人でうるうるし、鼻は赤いは、目は腫れるはで外出予定が何度も遅れた。

その後の総集編、スピンオフドラマ、続編の要望、おしんを早々に上回ったDVDの売り上げなど今年前半の盛り上がりは、篤姫の好調にかき消されたかのように静かになってしまった。まだ掲示板を見ることは可能だが、常連さん達はどうなさっておられるのだろう?どこかでまだファンのコミュニティは続いているのだろうか?
俳優さん達にとって、ひとつの役柄のイメージが付いて回るもは困ることかもしれないが、まだまだ私の頭はちりとてちんがこびりつく。

関東地区での視聴率は過去最低と発表されたが、それに対しては私と同様「信じられない!生活時間を変更してまで一日数回見る工夫をした!」と新聞に投書が掲載されたこともあった。BS、ハイビジョン、地上波と、一日に5回放映されたし、土曜日の週間総集編もあったから時間限定での視聴率では単に比較できないと思うが。年末にどんな形で登場してくれるかと期待していたのだが、篤姫に押し切られたかな。脚本は確かに良いが、高視聴率の陰に大奥モノは女性が好む題材ってこともあったんでしょうけどね。豪華な着物が画面を彩るのは見てても楽しいですし。

こうして書いていると、あのテーマソングのピアノ曲が甦る。本当に良いドラマだった。今年で一番というより、過去を思い返しても私には最高の作品だったと言える。
ちりとてちん、良かったなあ・・・・・。






フィギュアスケートは競技が見たい!

2008年12月16日 21時25分32秒 | スポーツ
フィギュアの大会の種目は、最近は男女シングル種目しかなくなったのではないかと思うほど、テレビでの扱いはさみしい。前回のNHK杯だけが全種目を見ることが出来た。ただし、ハイビジョンやBS放送だが。
フィギュアスケートに限らず、昨今のテレビでのスポーツ番組のバラエティ化に辟易している知人は多いのだが、世の流れとは違うらしい。これだけ不思議なスポーツ中継があふれる現状を見ると・・・。

スポンサーあっての民放ということは、スポンサーがそういう番組作りを望んでいるということか。スポンサーが意識するのが消費者だということは、大半の国民がこういうアイドル誕生物語みたいなフィギュアスケーターの扱い方を見たいということか。
せっかく世界のトップを争うすばらしい競技が今、行われているにもかかわらず、日本選手の練習風景、幼い頃の試合風景を、インタビューを、挙句の果てはその国を観光している姿をえんえんと見せる。なんじゃこりゃ・・・・。
局によっては日本選手と女子シングルだけしかまともに放映しなかったりもする。アイスダンスやペアのすばらしい演技や、男子シングルのトップレベルの演技が見られないわけだ。愛国精神(?)でしょうかねえ。
テレビの前でリモコン片手に夫と二人、放映するテレビ局に罵声を浴びせながら見るのが最近の鑑賞風景。あ、スポンサーにも浴びせなきゃなあ・・・。

友人の子供が、遊びに行くとフィギュアのまねを披露してくれる。くるくる廻ったり、ジャンプしたり、最後は笑顔で手を振りぬいぐるみを投げるよう要求し、ソファーに腰掛け「キス&クライ」で終了する。
アイスダンスやペアの競技もちゃんと放映したほうが、競技の裾野が広がるのではないだろうか?その競技のすばらしさを伝えてくれるのだから。

これから全日本選手権、世界選手権などがある。放映権を持つテレビ局を見て、うわっ・・・・と思う。またアイドル物語でしあげてくるんだろう。うんざり・・・・。余計なゲストのくだらないトークも満載かな。この前もエキシビジョンの最中にトークや、来年の自社放映のフィギュアの宣伝ばかりで実際の演技はほったらかし。最後はフィナーレに挨拶する人は映さず、日本選手のただ立っている姿を映すばかり。ん・・・・国営放送で放映してくれないかなあ・・・・。NHK杯はちゃんと見せてくれたから。

なんでもかんでもアイドル化したがるマスコミ。人気が出ることは色々な面でプラスにはなるだろうけれど、そういう扱われ方に一番困惑するのはスポーツに集中したい選手自身なのじゃないかな。

それと新聞に一言。
カメラマンは、激しく動き回る競技の瞬間を捉えた場面を静止画像に撮影するのが腕の見せ所なのかもしれないが、スピンやジャンプの瞬間の厳しい表情を紙上であらわに見せるのはあまり好感を持てない。
これがスポーツだ!!という意見もあるかもしれないが、やはり美しさも要求されるスポーツ。普段の可愛い笑顔も吹き飛ぶような表情をするのは当然としても、それを公表されたいと思うだろうか?
私としては、スピンやジャンプの瞬間の写真など別に見たいと思わないのだが。こぼれるような可愛い笑顔や、きりっとした表情で演技している写真のほうが見てて気持ちよいのですけどね。
以前、夢に出てきそうな恐ろしげな般若のごとき表情でスピンしている女子選手の写真にのけぞったことがある。そのカメラマンが、その選手に悪感情を持っていたのなら仕方がないのかもしれないけど。








3シェフ競演

2008年12月12日 11時49分11秒 | 
朝にニュース以外のテレビを見るのは嫌いなのだが、唯一見たい番組がある。
某国営放送の料理番組で、毎月第二火曜日の朝に放送される夢の3シェフ競演。

和食、イタリアン、中華の3人の著名な料理人が、ひとつの食材をテーマに腕を競う。といっても、豪華な食材をふんだんに使ってではなく、普通の家庭での食事メニューとして。
プロのちょっとしたコツや、ヒントをおしげなく伝えてくれる3人の料理人が実に良い。それぞれがその道の重鎮でありながら、他の料理人の手元を真剣に見つめ、別な分野の料理から学ぼうとする。頚椎ヘルニアになるのではないか?とよけいな心配をしてしまうほど、乗り出して他の料理人の調理する手元を見つめる。
一流の料理人は、驕ることなく常に努力と研究を怠らないのだなあと感心する。

今回の食材は鶏肉だった。
ディアボロ(悪魔)風の作り方で、胸肉を皮側だけ焼いて重しを載せて蒸し焼きにして縮みを防ぎ、ジューシーにした焼き方はとても参考になった。とりつくねをおいしく作る方法や、片栗粉を最初から入れた黒酢餡の作り方など数々のヒントを貰える。

毎回、小さなノートにペンを片手にメモを取りながら見る。HPで詳細を見ることが出来るのだが、やはり自らメモしながらのほうが覚えやすい。急いで書いた字が、あとで判読不可能な場合もあるが・・・。
よく言われることだが、実際に書くという作業は脳に直接書き込まれるようだ。

すべての放送を見ているわけではないが、今までのレシピで一番役立ったのは食材が空豆の時の中華編。私は白和えが好きなのだが、豆腐の水切りが面倒であまり家で作る気にならなかった。どうも水切りが足りなくて水っぽくなるのがいやだった。ところが、この時に茹でてしまうという水切り法を知った。
えくぼの可愛い中華の孫氏が「中国でも白和え食べます。」と、作り始めた。鍋に湯を沸かして、塩を少々入れて沸騰した中に木綿豆腐を入れて2分煮る。長すぎると豆腐がまずくなるので。その後冷水に取り、ペーパータオルで水気をふき取る。簡単で完璧な水切り!彼は塩とごま油だけの味付けの和え衣に茹でた空豆を。
この方法は実に簡単で便利。
私はごま油の代わりにすりゴマを利用し、滑らかさが好きで絹ごし豆腐を使う。和え衣も塩や出汁、砂糖などで適当に変えたり、具材も小鍋で冷蔵庫の余り物を適当に組み合わせて煮込んで味付けしてから和えると、もう一品欲しい時に手軽に出来る。これ以来、我が家では白和えがよく食卓に登場するようになった。

月一回の放送なので、今度の放送は来年になる。さて新年最初はどんな食材でシェフ達は教えてくださるのだろうか?



鷲の独り言(1)

2008年12月08日 12時22分30秒 | Weblog
最近、テレビを見ていて気になることがある。

会話の中でタレントらが自分の両親など親族について語るときに、「おとうさんが・・・・」「おかあさんが・・・」と言いつづけることだ。
かつては、ついいつもの癖でそう呼んでしまっても、あわてて「父が・・・母が・・・」と言い直したりする姿を目にしていたのだが。

言葉遣いも時代とともに変化すると聞くが、どーーも気になる。
日系3世でアメリカ生まれのジェロ君が、「ボクのおばあちゃんが・・・」と言うのはまだ許せるが、日本で育った日本人が、それも20歳前どころか結構な年齢で連発されると私には耳障り。
もし、私がそのような場で連発していたら、親から指摘の電話が来ると思うが、毎回なんとも思わずに連発している人は、おそらく親御さんもなんとも思わないのだろう。タレントならばマネージャーがいると思うが、助言しないのだろうか?それとも、その人も変に思わないのだろうか?

両親への尊敬なのか、親しみなのか、無知なのか、敬語も変化していくのか、私にはわからないが・・・・・。
これだけ氾濫していると、その言い方が市民権を得るようになるのではないか?
それはよいことなんでしょうかねえ・・・・。




京都の旅(7)

2008年12月07日 16時01分17秒 | 国内旅行
翌朝、お土産仕入れ予定の伊勢丹が開店するまで、京都タワーに昇った。ろうそくのようなこの建物は、灯台をモチーフにしているそうな。京都の街並を見渡しながら、あそこにもあそこにも行きたかったなあと思う。京都は、一年間居住して四季とともに楽しみたい街だ。・・・宝くじ、当たらないかなあ・・・・。

午後の飛行機で帰途に着く。

京都の旅はやはりどこも美しかった。予想はしていたが、人人人・・・ではあったけど。観光収入は良いだろうが、そこで暮らす人々は静かな日常を破壊されてもいるだろう。一見さんお断りや、本音を言わない人付き合いなど、あまり京都の人と聞くと良い印象がなかった。しかし、出会った街の人々は皆親切だった。迷いかけてる旅人に、さりげなく声をかけて道を教えてくれる。「これでいいのかな?」「こっちだっけ?」などの会話に、すーっと顔を向けて「そうですよ」「いえ、こちらです」などと指示してくれた。慣れない土地では、ちょっとした親切が嬉しい。美しい風景を一段と印象付けるのはそんな行為だったりもする。
友人が京都を旅した時のたしか大原方面での話だと思うが、ガイドブックで何分と書かれていても、初めて歩く道は不安もあって長く感じる。「まだ?」「本当にこの道でいいのかな?」と会話しながら歩いていたら、道端で体操をしていた高齢の男性が、「あと5分、あと5分・・・」とつぶやいておられたそうな。「え???」と思いながら御礼を告げて歩いたら、5分後に到着。なぜあんな場所で体操?と思うような不自然な場所で、おそらくそのあたりで迷う観光客を何度も目にして、さりげなく道案内をしておられたのではと話していた。

期待通り、薄味ながらしっかりと出汁などで味付けされた料理は、美しくおいしかった。山椒がきいているのも京都らしい。今回は、紅葉を見る!がテーマだったので食べ歩きの旅ではなかったが、それでも満足。京都の食は、相当高いレベルと思う。別に他国のタイヤメーカーにあーだこーだとランクされなくても結構。余計なお世話だ。東京編だって、ソースでごまかす(?)フランス料理と、素材を味わう日本料理では季節によって味が均一なわけないだろうにと思うのだけれど。西欧系の料理が、素材を無視しているという訳ではなく、やっぱり味付けの根本が違う気がするんですよね、私は・・・。
でも、それで行列作って押しかける日本人が多いのも事実なわけで・・。

京都で、唯一欠点に感じたのはトイレだった。和式が圧倒的に多い。外国からの観光客が多いから、もっと洋式が多いものと思っていたのでかなり驚いた。
特に寺社。一昔前の公衆便所といった風で、結構な拝観料を徴収しておきながら、このトイレはないだろうと思うところが多かった。古式ゆかしい寺社だからか、和式がほとんどだし、トイレットペーパーも切れてる。まあ、観光客が多いから、補充が追いつかないのかもしれないが。
海外のように、「トイレおばさん、トイレおじさん」の設置を検討したらどうだろう。拝観料からそれくらいは捻出出来る思うけど。

入った店のトイレが、たまたまなのかわからないが、和式の男女兼用タイプ。こぎれいに店内は作られていたが、いまだにこんなトイレが提供されているのに驚いた。段差の高いこのタイプは、老人には辛い。おまけに足元が汚く汚れていた。着物で京都を歩こうと宣伝されているが、和式のほうがトイレが利用しやすいのかもしれないが、こんな風に汚くては使えないだろう。母がトイレに向かってなかなか戻ってこないので、様子を見に行ったら、着物姿の女性がずーーっと出てこなくて待たされていた。
入店するかどうか、先にトイレを見てからというわけには行きませんしね。

最後に、京都の旅で一番良かったのはタクシーの運転手さん達だった。
当初、タクシーをチャーターしての観光も検討していたが、運転手を待たせていると落ち着かなくて嫌だとのこと。それで、細切れにかなりタクシーを利用したが、一台を除いて他は皆良かった。一台は、稼げないからと大阪からきたばかりの運転手で、観光客である我々の居住地に対しての質問攻めで閉口した。
それ以外は皆良かった。荷物を持っていると、さっと運転席から降りて後ろのトランクを開け、荷物を積み込んでくれる。嫌そうな顔などせずに。こういう態度は、他の都市ではまずなかったから驚いた。
乗車中は、観光案内付。「もう少しすると右手に**が見えます」「左手が**ですよ」「ここは**が***した場所です」などなど実に詳しい。
「京都を訪れる観光客に、皆満足して帰ってもらいたい」とある運転手さんが言っていた。彼ら自身も心底京都を愛しているのだという気がした。車内での会話も楽しかった。タクシーに乗りに京都へ行きたい、そんな気にさせてくれる運転手さん達だった。

旅行から戻り、父が描いた作品より
東福寺

仁和寺


京都の旅(6)

2008年12月06日 11時56分33秒 | 国内旅行
清水寺に到着。
石段を避けて、タクシーで近づけるところまでと廻ったが、どこもすでに多くの観光客があふれていて無理だった。

修学旅行で見たな・・と思い出した仁王門。え?仁左衛門?いえ、仁王門・・・。

音羽山の中腹にある境内を歩き、本堂へ向かう。


清水の舞台からの景色



清水の舞台鑑賞スポットより




清少納言も好んだように、秋は夕暮れ時が一番似合う気がする。散りゆく紅葉と沈む夕日、ともにまもなく訪れる寒い冬と夜の闇の前の、美しく華やかなひととき。ならば人間も、老年が一番美しいということかな?ん???

釣瓶落としと言われるように、秋の夕暮れは早い。あっと言う間に夜の暗さに包まれる。灯篭の明かりを頼りに石段を下る。「気をつけてね!!」と散々両親に言いながら、私が思いっきりこけた・・・・。足首をかなり捻ったが、昔から足首の関節周辺が丈夫らしく大丈夫。高校時代に私服だったので、毎朝ハイヒール(死語?)でデコボコの裏道を走って通学した際に鍛えられたようだ。

明日で旅も終わる。にわか添乗員で不手際もあったが、今夜の夕食は両親へのお礼で私がご招待。ホテル内の吉兆へ。松花堂弁当発祥と言われる吉兆なので、それにする。お値段も安いし・・・(6930円税サ込み。コースだと10000円+税サから)。四角い箱にそれぞれ趣向を凝らした料理が並び、目で楽しんでから味わう。おいしい。
京都のお店は、あの吉兆とは違う系列だが「頭が真っ白に・・」会見など予想もしない頃。吉兆で食べたぞーと素直に喜べた頃。
吉兆の本店なら3~5万円のコース料理だ。それだけ支払わせながら、使いまわしなぞよく出来たものだ。もったいない精神の解釈が違ったのでしょうね、きっと・・・。








京都の旅(5)

2008年12月04日 12時54分07秒 | 国内旅行
永観堂はすでに多くの観光客が・・・。紅葉の庭は何処を見ても美しい。
与謝野鉄幹、晶子夫妻が感銘を受けた秋の庭だそうだ。
 



多宝塔に昇ると、京都の街並が一望出きるというので私だけ昇ってみた。



庭の放生池



庭を一周して永観堂を後に、南禅寺へ向かう。
歌舞伎で石川五右衛門が「絶景かなー」と大見得をきる舞台の三門。大きすぎて部分ですが・・・。


本坊


水路閣 
古代ローマの水道橋をモデルに琵琶湖の水を京都へ送る設備で、1890年に竣工したそうで今も上水道として利用されている。現在では古めかしいが、建設当初は鎌倉時代の寺院の庭で、相当違和感があったのではないだろうか?



かなり歩いた一日で、もう観光は無理かなと思ったが、まだ大丈夫とのこと。タクシーで清水寺へ向かう。