好奇な鷲

日常の疑問や愚痴、独り言や、旅の思い出などを書いていきたいと思います。

香酢とEPA

2009年04月29日 19時01分37秒 | 鷲の独り言
コレステロール値が高いということは、生存能力が高いということだよと医師が慰めてくれたが、食事制限が出るのは嬉しいことではない。
20代の健康診断で、総コレステロール値240だったことのある私(仕事のストレスも大きかったが)は、高齢化とともに上昇するコレステロール値を気にしながら生活せねばならない。

母方の親族が皆高いことから、体質的にも遺伝しているようだ。
おまけに北海道は魚卵の宝庫。ウニ、イクラ、数の子、新鮮なイカのゴロや、アンキモ、たち(鱈の白子)、海老の頭の中の味噌、蟹味噌などなど、だ~~いすき!
そして乳製品。バターが好きで、発酵バターをもりもり食べていたし、茹でたジャガイモの場合は、バターにジャガイモを付けて食べていると言われた。
チーズも大好きで、以前は東京にしかなかったチーズ専門店のフェルミエへ行った際には3万円分輸入チーズを買い込み、帰りの飛行機内でほわ~~~んとチーズの匂い(臭い?)を漂わせたりしていた。
バブリーだった頃はフランス料理三昧だったし、たまりに溜まったコレステロールというわけだ。

過去の最高値は総コレステロール 312。
数値を見た医師が、「・・・・立派な数字だねえ・・・・。」
ただ、私の場合は善玉が100近いので、投薬治療ではなく運動と食事で改善するようにと指導されている。

今、コレステロールは善玉と悪玉の割合が重視されるようになった。
2008年9月の検査では総コレステロール 292、 善玉 95、 悪玉 172、中性脂肪 124。
だいたい半年に一度検査しているのだが、毎年春は数値が悪い。冬場の運動不足に加え、引きこもっているとついだらだらと食べてしまう。特にこの冬は、コレステロール排泄に良い海草類や、きのこ類を多く摂取せず、結構好き放題に食べていた。
これは最高値更新かな、ついに薬を処方されてしまうかなと開き直って検査に行った。
ところが検査の結果は、総コレステロール 265、 善玉 100、 悪玉 161、 中性脂肪 97。下がったのである。

え???かなり驚いた。
思い当たるとすれば、サプリメント。
友人からコレステロールを下げるなら酢を飲むといいと言われ、香酢のサプリメントを毎日飲んでいた。それと、医師から末梢血管の保護のためにEPA(青魚の魚油系)を摂取したほうが良いと進められたので、それもサプリメントで服用していた。
まだ標準値からは高いのだが、すっかりいい気になった私は、生クリームたっぷりのオムレツや、フランス料理など食べていたわけだ。
ま、そんなことばかりしていたら、さすがのサプリも効かなくなるだろうが・・・。

日に日に暖かさが増し、草花が咲き乱れ、散歩が楽しい季節となった。運動不足解消に良い季節。もともとうろうろと散策するのが好きなので、不審者に間違われないよう気をつけながら、春を楽しもうかな。もちろん、サプリも飲んでね、秋の検査に良い数値を期待して・・・・。


車の乗り心地

2009年04月28日 15時53分44秒 | 鷲の独り言
3月末に購入した新車で、初めて長距離を走った。と、言っても、運転は夫だけだが・・。
我が家の場合、座高が高い夫なので車内の高さがある程度なければならない。
乗用車タイプのセダンでは頭がつかえて、「あの・・・お客様にはちょっと・・・・・」と言われる場合も多く、2001年に購入した車も車内の高さを重視した。
私自身は、乗り込むような腰が埋まるような座り心地が嫌いで、いわゆる乗用車タイプが苦手。前の車はその点は乗り降りがしやすく気に入っていたのだが、義父の車が古くなり、新たに買うよりもそれを払い下げしないかと。
そんなわけで、今の新車購入優遇前に新車を購入した。その後のいろいろな優遇策を電卓でたたきながら、「**万円損した・・・・」と夫が嘆いていた。

購入した車はミニバンの3列シート。以前の車も一応ミニバンに分類されていたが、今回のは車高がはるかに高く、車内での移動もあまり苦にならない。
それでいて、乗車する際のステップはさほど高くないので、スカートでも安心。
夫が試乗して、運転しやすいと言っていたのと、同じく試乗した私が、乗りやすい上に座席の座り心地もよく、高い座席からの見晴らしのよさが気に入った。
そんなわけで、普段の通勤は夫一人だし、子供が居るわけでもなく、最大8人乗りなんて不要と思われる二人暮らしの我が家にミニバンが来た。

週末、片道3時間半ほどの夫の実家に行って来た。
いつもなら到着すると疲労感を感じるのだが、全然疲れを感じない。
そして翌日の帰途、夜になったが高速も使わずに3時間で到着した。前の車より加速が良いらしい。しかも「休憩する?」と聞くと、「いや、大丈夫!」と言うので途中休憩なし。
以前、椎間板ヘルニアで入院したことがある夫は腰痛持ちなので、2時間が限度で今までは必ず休憩を取っていたのだが。
私自身もあまり疲れを感じなかった。いつもなら部屋に戻るとソファーにだらっと腰掛けたり、ベッドで屈伸運動をしたくなったものだが、とっとと荷物を片付けてきびきびと行動できる。夫も、以前ならばそのままトドかセイウチに変身して風呂も入らずに寝てしまったが、今回はシャワーを浴びるとパソコンに向かって仕事をしていた。

以前テレビで、人間の姿勢は、膝と腰がそれぞれ90度になっていると身体に負担がかからないと聞いたが、確かにこの車ではその姿勢に近い状態で乗車できた。
購入前にあちこちメーカーを回り検討していた際に、あるメーカーの人がいかに乗用車タイプが身体にフィットして長く運転するに向いているかと熱く語っていたが、私は乗用車タイプのほうがはるかに疲れる。
夫に言わせると、確かに乗用車タイプやスポーツカータイプは、車と一体感があって運転していて楽しいことは楽しいらしい。
が、助手席専門の私にとっては、そんな一体感など必要ない。
降りたときに、縮こまって固まった腰や膝がきしみそうな車など乗りたくない。

ミニバンが売れているわけがわかったような気がする。一度こういう乗り心地を知ると、もう小さな車に乗りたくなくなる。
そしてミニバンの3列シートはフラットなベッド状にも出来る。将来に暗い出来事が起きても、エコノミー症候群にならずに眠ることも可能・・・。そんなことが起きてほしくはないが・・・・。





おいしい日本(11)

2009年04月24日 23時13分22秒 | 食べ歩き
東京旅行記を書く前に、札幌で食べた物を少し。

散歩がてら歩いた円山でふらりと入ったフランス料理のお店「トワ・ムートン」
ランチタイム 2300円だったかな。
前菜 


スープ


メイン


デザート


仲通りにある3階建位のこじんまりしたビルの1階。ホール担当の方が感じよいです。後で札幌のあるグルメ本を見たら、円山界隈でトップに大きく掲載されていた。料理の内容はトリ頭につき、忘れた。


札幌駅直結のJRタワーホテル日航札幌の1階にある「セリーナ」(ミクニの系列)のパスタランチセット 1600円位・・?株主優待で10%オフになるので忘れた。
スープとパン


パスタ


メイン


デザート



ホテルオークラ札幌の地下にある郷土料理「杉の目」のランチの旬采弁当 1800円



大通りの電車通りに面したビルの1階 そば「松の実」
鴨セイロ 1200円か、1300円。


そばまんじゅうが付く


以前、伏見にあったお店だそうな。街中のオフィス街にあり、ちょうど昼時で会社員がいっぱい。

おいしゅうございました。



桜に思う

2009年04月22日 12時03分44秒 | 鷲の独り言
久々にブログを書く。
新規に記事をアップしていない間にも、訪れてくださっていた方々がいらして、申し訳ない気持ち。ありがとうございます。

札幌で遊んでから歌舞伎を見に東京へ行ってきた。
今、夫の居住地に戻り、ぐうたら主婦に復帰。

東北地方も桜が咲き始め、在原業平の心境。

世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし

まもなく桜前線は津軽海峡を渡るだろう。
北海道の春は派手だ。まるで、長い冬の鬱憤を晴らすかのごとく。
梅は咲いたか 桜はまだかいななんて順番などない。全部一度に咲く。
そのせいか北海道人は、梅と桜の区別がつかない人も居る。私も子供の頃はそうだった。桃だろうがなんだろうが、木に咲くピンク色の花は皆桜だと思っていた。

そして札幌では、花見=ジンギスカンだった。
桜が咲いても、扇状地である札幌を取り囲む山々は、まだスキーが楽しめるほどの雪で白いまま。そこから吹き降ろす風は冷たい。
仕事を終えてから夜桜の下で宴会を始める頃は寒いのなんの・・・・。ビール持つ手が小刻みに震え、飲めばトイレの行列に並ぶ。
冷えた花見弁当ではなく、暖かい火でのジンギスカンが好まれるのも当然。
ここでバーベキューではないところが、北海道!

札幌を離れ、道外での花見をするようになってから違和感を感じてしまったのは、悲しいかなジンギスカンの香りがしないことだったりする。




おやつ屋さん

2009年04月10日 19時32分37秒 | 
「はじめまして、オムレツです」
こんなかわいいパッケージのお菓子を購入。

帯広本社の六花亭が、札幌市内の店舗で3月から予約販売を始めた商品。帯広では以前から販売されていたらしい。
事前に10日間ほどの予約期間があり、申し込むと7日に自分が指定した店舗で受け取ることが出来る。

箱の中にはこれ。


4個入りで500円とお安いので、せいぜい10センチ程度と想像していたのだが、さすが六花亭、大きい。直径15センチのふわふわしたスポンジケーキにしっかりと生クリームにフルーツがトッピングされていた。
おいしい。

添えられたカードに「生クリーム風」と題して書かれていた文章を一部抜粋。
牛乳から作る生クリームは、口どけが良いが保型性が悪く変型しやすいため、生クリーム風の異脂肪をまぜる作り手が居る。加工技術が進んで、プロでも判別しにくいそうだ。時に原材料表示も不要らしい。でも、この商品は生クリーム100%のまじりっけなしですとあった。
六花亭は素材にこだわる。添加物を極力避ける。
だから安心して食べられる。

おやつという言葉は、幼い日々を思い出すなんとも暖かい響きだ。
でも、何でもカタカナがおしゃれの今では死語になりつつあるのだろうか?
都会のこじゃれたガキは、「ママ、今日のスィーツは?」などとほざいているのだろうか?
実家に持っていって食べるつもりで予約していたが、あいにく7日は、母の奥歯の抜歯になってしまった。そこに持っていくのも悪いなあとあきらめてディクサムの紅茶とともに一人で完食!さすがにもたれた・・・・。
後日、母に話したら、「あら、抜歯はちょっとだったの。ふわふわしたものなら食べられたよ!!」と言われた。

新商品の試食も頂いた。


ココアクッキーの間に挟まれたのはチーズ。といっても塩味ではなくチーズケーキのような固めのクリーム。このクッキーの賞味期限は2時間。
チーズに含まれる水分が、クッキーにしみ込んでしまうまでにお召し上がりくださいとのこと。召し上がりたい方は、北海道へいらしてくださいね。






寝台特急

2009年04月07日 10時30分23秒 | 鷲の独り言
先月、ブルートレインの愛称で呼ばれた寝台特急が最後の運行を終えたとのニュースを見た。西日本を走行していたなら乗車したことがないなーと思ったが、一度乗っていた。高校生の時の部活の全国大会で、東京から広島まで乗車していた。貧乏な公立校は、飛行機は使えなかったので。
そのときは、前日に札幌から東京までも夜に函館まで列車で移動し、夜中に青函連絡船から列車に乗継いでと不眠だったせいもあり、若かったが、かなり疲れた記憶がある。不安定な寝台車では熟睡できるほうではないし。

だが、寝台列車を否定したいわけではない。移動が目的の場合は乗りたくないが、旅を楽しむならばこれほど素敵な乗り物はないと思うからだ。
そう思う人々は結構多いのではと思う。ただ、日本という国はそれを許してくれない気がする。細切れの短い休暇ではのんびりと車窓を楽しむようなゆとりはない。
定年後にどうぞといわれても、体力が落ちてくれば寝台車の旅は辛いのではないだろうか。

「これからは飛行機の時代ですよ」「グローバル化の時代ですから!」「競争するのが嫌なんですか?」と、豪語されるお方がおられるが、人生を楽しむことが出来ないような競争しつづける生き方は幸せといえるのだろうか?ケージの中の回し車で運動するハムスターのように生きろと?
若い頃は、いわゆる定年後の生活とは時間に余裕があり、退職金の利息と年金で優雅な生活が出来るものとほとんどの人は思っていただろう。経済の変動は簡単に予測できるものではないが、ここまでひどくなるとはね・・・。
100年に一度の・・・と自然災害かのごとく言われ始めたが、これはあきらかに人災だろう。わけのわからんマネーゲームを起こしたのは一部の強欲な人間なのだから。
もとの言葉は100年に一度の津波に襲われたよう・・だったと記憶しているが、100年に一度とはよく言ったものだ。いかにも災難!って感じに思わせる。が、歴史的に振り返ると1929年の世界恐慌がある。(説明が面倒なのでウィキペディアにおまかせ) このときもアメリカ発なのね・・・・。歴史は繰り返すなどと言うべきではない。歴史に何も学ばないからだ。

あ、今書きたかったことはそっちじゃなくて、旅を楽しむってことについてでした・・・。軌道修正・・・・。

ろくに休暇もとれずに働き続け、定年になっても旅する余裕も体力もなく、旅番組をテレビで眺めて一生を終えるのでは日本人は悲しすぎないか?
日本は観光立国をめざしてるそうだが、我々国民は、海外から訪れる観光客のための奴隷として働いていろということか・・・。我々に与えられる休暇といえば、週末の2日間か、年に3回ほどのせいぜい5日間程度の連休。皆が同じ時期の休暇では、何処も混雑して遊びに行くだけで疲れてしまうようなもの。

会社に勤めていた時、同僚が届いたFAXを手に唖然としていた。発注していたドイツ製の部品の、納期の返答だった。元々簡単な部品ではないために1ヶ月近い日数を要するのだが、届いたFAXには「これから夏のバカンスのために1ヶ月の操業停止になるので、2ヵ月半後」と書かれていた。残業続きで徹夜や休日出勤当たり前の職場だったので、まるで別世界のお話だった。

せめて経済が豊かになれば、そんな休暇も取れるのかなと思ったが、好転しても相変わらず働け働けの日本病はそのまま。労働者である我々の意識の低さと、個々人が顔を持たない奇妙な全体主義的国民性にも原因があるのだろうが。
そして未曾有の不況に突入した今、有給休暇どころか、週末の休みさえままならない人も。
寝台特急で優雅な旅など、到底できない日本人。消え行く列車はひととき脚光を浴びて役目を終える。




歌舞伎のこと(7)

2009年04月05日 22時25分28秒 | 芸術
4月大歌舞伎のチケットを入手したのは3月15日。
一般発売初日に、ひたすら松竹窓口に電話しつづけた。ネットでは買いたい場所が出てこないので・・・・。
数年前の、札幌ドームでのローリングストーンズのチケット予約よりも繋がりにくかったような。ま、これは自動応答で座席指定も勝手にされてしまうから通話時間も短いが。
今日中の予約は無理かなとあきらめかけた、終了10分前にようやく繋がった。
ほとんど惰性でかけつづけていたので、いざ繋がったらあわててしまってしどろもどろ。相手の方も仕事とはいえ、電話を受け続けているわけだ。相当うんざりしておられるだろうに、こちらの要望にあわせていろいろ調べてくれ、一応希望する座席を購入。1000円の代引き宅配料で送付してもらう。
よ~~~~し!今月も仁左衛門様!

5月大歌舞伎は昼の部に「暫」。見たいけどなあ・・・。
そして6月大歌舞伎の演目と配役が、3日発表になった。
仁左衛門様ご出演だ。「片岡仁左衛門 一世一代にて相勤め申し候」の「女殺油地獄」だ。見たい・・・・・・。
仁左衛門様は、6月末から7月末まで松竹の地方巡業大歌舞伎で東日本を回られる。札幌公演は7月5日。チケット販売は4月17日。あっという間に完売だろうなあ。でも、この時期私はおそらく札幌に居ないけど。

それにしても仁左衛門様はご多忙。お体は大丈夫なのかしらん?と、勝手に心配する。
4月大歌舞伎に昼夜お出になられて、4月27日の歌舞伎座での俳優祭の担当理事もなさる。今年の演目は『灰被姫 シンデレラ』~賑木挽町戯場始(にぎわうかぶきざことはじめ)。去年の俳優祭をテレビで見たが、おもしろかった。演目は白雪姫だったが、歌舞伎役者の皆さんの芸達者とサービス精神で楽しいのなんの。友人は録画しており、嫌なことがあったり、気分が塞いだ時に見て大笑いして元気になるそうな。菊五郎氏の北千住観音は夢に出てきそうなほど笑えた。3月27日にチケット発売だったが、これは最初から断念。歌舞伎役者の皆さんが、日ごろの感謝をこめて売り子までなさる。これはプラチナチケットですね。
来年も4月末なのだろうか?すると歌舞伎座最後のイベントとなるのかな。このチケットは・・・・・まず入手不可だろうね。それとも最後ということで3日間とかいかがでしょう?

先のことは置いといて、さて4月大歌舞伎、楽しみだ~~~~!