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好奇な鷲

日常の疑問や愚痴、独り言や、旅の思い出などを書いていきたいと思います。

まだ札幌に居る訳

2010年11月15日 15時15分31秒 | 
予定では10月末に夫の居住地へ戻るはずだった。
が、いまだ帰れず札幌に居る。
原因は病院。

半世紀以上生きてると、そろそろあちこちガタが来る。
病院嫌いだったが、そうも言ってはいられない。
機械を思えば、人間のような超精密機械にもやはりメンテナンスが必要となる。
ちまたに溢れる健康情報は、こんな症状を放っておくととんでもないことになるぞ!と脅すし。

で、仕方なく病院へ行けば、たっぷりの待ち時間に短い診察、その後検査を受ける順番待ちで軽く20日間ほど待たされ、検査結果が出るまでまた10日間ほど待たされ・・・・。
そんなわけで、帰るに帰れず・・・。
栄養状態不良の夫が心配な日々。

自国民の医療の実態がこうなのに、医療ツーリズムを声高に叫ぶ人々。
医は算術・・・・ですかね?
それについてはまた改めて書きますが・・・。




コレステロールに薬はいらない

2010年07月14日 15時45分39秒 | 
こういうタイトルの本を読んでいる。
年齢からも、体質からも、コレステロール値が高いので、自分なりに知識が欲しかったので。
著者は、医薬品の安全で適正な使用のための調査研究・広報などに取り組んでおられる医師の浜六郎氏。

本は、序章として「コレステロール低下剤はいらない」で始まる。
その後、第一章 「コレステロールは高めが長生きの証拠」
第二章 「コレステロール基準値にひそむウソ」
第三章 「コレステロール低下剤の恐るべき害」
第四章 「コレステロールが高いと言われたら」
巻末付録 「あなたの使っている薬が分かる」
で、構成されている。

ここで本の内容を詳しく述べるよりも、実際に書店で手にとって貰ったほうが早いと思うが、気になった点を少々。

最近は、善玉(HDL)、悪玉(LDL)の比率で出されることが多いが、本書は2006年初版で、総コレステロールで記載されている。
220、240あたりで治療対称とされることへの疑問が多く書かれている。
220以上を高コレステロール血症と日本動脈硬化学会が正式発表したのが1997年。
これでこの数値以上ならば、患者にされたわけだ。
この数値は、その10年前、1987年になんの根拠もなく登場したとある。
それ以前は、240~250以上が対称だったが、薬で低下などは考えもせず、食事指導がメインだったと。
で、1987年に何があったかというと、現在コレステロール低下剤の主役である「スタチン剤」が開発され、承認を待っている時期だったと。
その頃から、テレビ、新聞などのマスコミがコレステロールの害を主張し始めたと。
コレステロールの弊害を伝えるグラフなどには、カラクリがあり、製薬会社等の資料を鵜呑みにしてはいけないとある。
また、日本人間ドック学会は、2000年に「女性は260まで治療は不要」と動脈硬化学会に対して反対意見を出しているそうだ。
日本人にとっては、220~260程度の人が、最も元気で長生きで、ガンになりにくいと著者の結論。

そして、スタチン系には主だった副作用はないとされているが、免疫抑制作用があるので、発ガン性が高くなるという。
特に、240程度で処方されて、数値が200以下などになると、危険度が増すという。
コレステロールが180以下では危険値になると。
また、コレステロールは神経や筋肉などの細胞や細胞膜に不可欠であるから、当然脳や神経にもたくさん含まれる。
低下剤の作用で、活性が失われて神経障害、うつ病、自殺の危険も出ると。
他にも、ホルモンの原料、胆汁酸の原料となっているそうな。

コレステロールが高くなって増える病気は、心筋梗塞だけなのだそうだ。
逆にコレステロールが低くなってより多く発生する病気は、脳卒中、ガン、肺炎や感染症などで、帯状疱疹も免疫力の低下からと。

「人の体内に存在するコレステロールのうち、食事由来は約1/3。残りは体内で合成される。コレステロール値の高い人がコレステロールが少ない食事をと思って炭水化物をたくさん摂取すると、余分な炭水化物からもコレステロールが出来るので意味がない。過食を避けることと、バランス良い食事と適度な運動を心がけるのが肝要」と著者は言う。
だからと言って、良くないとされる食品をばくばく食べてはいけないが・・・。

医師によって、色々な見解があることだろう。
どの説を信頼するかは個々の判断。
ただ、コレステロール低下剤は、日本で最も販売額の大きな医薬品で、年間3300億円の売り上げ(1999年度)となっているそうだ。
やたらと薬を飲ませたがる医師には、医薬業界とのなにやら怪しいお付き合いも想像してしまう。
現に知人からは、食事や運動などの指導もなく、いきなり処方箋を渡された話も聞く。

先日、医薬業界に関わっていた親族に、この話について意見を求めた。
発ガン性などの副作用は業界では常識で、今頃そんなこと言ってるの?と言われた。
そして、まもなくこの驚異の売り上げを誇る薬剤は、特許が切れて、ジェネリックが登場するらしい。
そうなると、「おいしい薬」の利益が減るから、医者はもっとたくさんの人に飲ませようとせっせと処方箋を書くんじゃあないかと。





特定検診のご案内

2010年07月11日 14時31分31秒 | 
夫が所属する健康保険組合の「健康管理」係から、ご丁寧なA4の冊子数冊に、検診結果のデータが記入され、「重要書類」と印刷され送付されてきた。
平成20年4月に施行された「高齢者の医療の確保に関する法律」により、40歳から75歳までの加入者及び被扶養者を対象とする検診や保健指導が義務化されたことによるそうだ。
後期高齢者に区分される前は、40歳以上で高齢者なわけね。アラフォーも高齢者になるとは思わなんだ・・。
発行日は2010年6月**日とある。

「あなたのからだからのメッセージをあずかってきました」との表紙をめくると、某著名人のカラー写真入りの闘病記があり、その後に夫の検診結果が印刷され、注意事項が続く。
で、その数値を見て、「あれ??」
夫は5月末に、今年度の検診を済ませ、6月中ごろにその結果が出ていた。
中性脂肪が標準値に戻っていたのに、その冊子では高く出ている。
よくよく見ると、今回のデータの日付は、2009年5月**日。
昨年度のデータだった。
改めて封筒を見たら「平成21年度 特定検診のご案内」
役所仕事なのかなんだか知らないが、遅すぎないだろうか??
一年前のデータで色々心配されてもねえ・・・。
せめて新規のデータが出る前にしなくては、意味ないだろうに。
体重も3キロ落ちているし、腹囲も4センチ減。
指導されなくても数値は下がってますけど。

この事業団も天下りのかほりが・・・・。
これらの冊子や、HP(ログインIDやパスワードでもつと詳細なリスクを知ることが可能とある)などの運営関係にも、さぞ高給取りの天下りさんがうごめいておられるのでは??

こんなところに、貴重な保険料を使って欲しくはないが・・・。
やりたいならば、検診後遅くても半年以内に対応すべきでは?
他の健保の事業団には、すばやく対応しているのかもしれないが・・・。
それが無理なら、こんな御指導は無駄じゃないのか?
仕分けしてくれて良いんじゃあないかしら??