好奇な鷲

日常の疑問や愚痴、独り言や、旅の思い出などを書いていきたいと思います。

06 ドイツの旅41 お土産

2008年05月20日 15時28分26秒 | 海外旅行 ドイツ06
今回の旅のお土産を一部公開。

ベルリンでの最初の居候先H夫妻に頂いたイタリアのオリーブヴァージンオイルとバルサミコ。イタリア旅行の際に求めて取り寄せしたものが丁度届き、プレゼントしてくださった。どちらもいいお味。


各美術館の図集、カタログ、カレンダーなど(左下のカレンダーは、昔のベルリンの絵葉書が差し込まれていて、切り取らなくても抜き取れば、そのまま使用できる)


2006ワールドカップ関連グッズ
Tシャツ、マフラー、キャップなどは在庫一掃で超お買い得。


食品類 左奥はシャルルドゴール空港で購入したキャラメル。が、お味は右側のライジファーのキャラメルのほうがはるかにおいしい。これはベルリンのテーゲル空港の売店で買える。手前の缶もライジファーのチョコレート。中央奥のグリーンのパッケージの紅茶もライジファーだが、クーダムの店で購入。右奥はご存知ベルギーのゴディバ。チョコレートブランドをろくに知らない人には、かえってこれが喜ばれる。国内では高い値段だが、海外では安く買えるし。日本の気温が心配で、チョコレートはあまり買わなかった。
左手前は、BIO(ビオと読む。有機食品、自然食品などの意味、バイオテクノロジーではない)のスープキューブ。野菜を刻んで入れ、そのまま溶いてスープにして結構おいしい。国産のスープキューブより深みのあるコンソメになる。毎回この手の物を買ってる。お土産にもする。


定番アンペルマングッズとレターセット(メール全盛だがイラストなどが可愛いので友人のお土産に) WMFマークは、日本でほぼ入手できないナイフWiegemesser(19.95ユーロ)

英語ではChopping knife 伊語ではMezzalunaという。
フードプロセッサーでみじん切りができるかもしれないが、後始末が面倒そうだし、ハーブ類など葉物はやはり刻みたい。包丁での葉物みじん切りが苦手なので、これが欲しかった。
ミートソースを作る際に、セロリとにんじんと玉ねぎのみじん切りを炒めてソフリットと作るが、これにとても便利。ラムチョップを焼く時にローズマリーを刻んで肉表面に貼り付けるが、この作業にも楽。指先の怪我の心配もなく、能天気にクリクリと動かしていれば出来る。スカボロフェアーの歌詞で、パセリ、セージ、ローズマリー&タイムとある。これらのハーブのみじん切りと、すりおろしたにんにくをクリームチーズに混ぜると、ハーブチーズが出来る。お試しください。

06 ドイツの旅40 日本へ

2008年05月19日 18時52分39秒 | 海外旅行 ドイツ06
8月22日、火曜日。
18:55ベルリン発の飛行機でパリ経由で帰る。
夕方までまだベルリンを楽しめる。

昼前から、B氏と一緒にクロイツベルクのターキッシュマーケットへ。
おいしそうな野菜に果物、ハムにチーズと売られていたが、購入はあきらめる。
いくら発酵食品とはいえ、日本の気温を考えるとこの時期はチーズを持ち歩きたくなかった。

B氏の部屋のそばのイタリアレストランで遅い昼食。
イタリア料理なら私でもメニューが読める。
この店は、マルクからユーロに変わった際に、金額そのままで移行したそうだ。
相当な値上げになったわけで、当然客足が遠のく。その後、50%OFF!と張り紙したそうな。いかにもイタリア人経営者らしい・・・・。

今が旬のPfifferlinge(アンズダケの一種)のソテーで食べ納めとクリームソースのパスタ



B氏の部屋のおもしろいトリともお別れ


地下鉄とバスでテーゲル空港に到着。
小さな空港なので、免税店は酒、タバコ、化粧品程度しかない。ファストフードのような店で、軽く食べて飛行機へ。

20:40、パリシャルルドゴール空港に到着。
空港内をうろうろしていたら、怪しげな男性が夫に接近。見るからに胡散臭くカートにスーツケースなどの荷物を積み上げ、「電話をかけたいが小銭がないので2ユーロくれないか?」
私は性悪説派だが、夫は性善説派。困っている人は助けなきゃというお人好しタイプだ。まんまと引っかかって、2ユーロ渡した。善行をした気分になっている夫に、「絶対詐欺だよ。電話なんてクレジットカードあれば掛けられるんだから」と冷たく言い放つ。しばらくしてふと見ると、くだんの紳士が別の日本人女性になにやら話しかけている。日本人はカモと思ったのだろうか。じーっと見ていたら視線を感じたのか、目が合った。ばつ悪そうにカートを押して空港から出て行った。
「2ユーロ損した・・・・」夫が呟く。

パリ発は23:25.まだショップが開いているのでお買い物でもしようと見て歩く。
商品を見ていると、なにやら空港警備員か警察か、あわただしく動き回る姿が見えた。店にシャッターを下ろせと指示しているようだ。確か営業時間は22時までで、まだ時間がある。怪訝に思いながら支払いを済ませ、夕食用の軽食を求めて地下に降りた。かなりの人があちこちで食事や買い物をしていた。
すると、「ピーーーッ!」と大きなホイッスルの音とともに怒声が。「動くな!」
老若男女、各国の民族入り乱れて「だるまさんがころんだ」状態。
地上にいた人は、地下に降りるよう指示された様子。
なにやら訳がわからぬまま、地下でうごめくこと数分。
アナウンスがよくわからない。(英語脳がない私・・・)
やがて何事もなかったかのように解放されたが、閉店させられたショップはそのまま。

エアラインニュースによると、ドイツ上空通過中のアムステルダム発ムンバイ行きのノースウエスト機内で、乗務員の指示を無視して携帯電話を操作していた14人逮捕の記事があるが、それがどうも時間的に一致しているかもしれない。ドイツ空軍も登場する大騒ぎだったようだ。わからないが・・・・。

無事搭乗し、一路日本へ。
いつもながらエコノミークラスは修行の旅・・・。狭い・・・・。
3Lサイズの夫の隣はいっそう狭い・・・・・。

8月23日、18:00 日本到着。



06 ドイツの旅39 帰国前日

2008年05月17日 23時53分34秒 | 海外旅行 ドイツ06
8月21日、月曜日。
明日夕刻の便で帰国する。長いようであっという間のような日々。

お世話になったB氏の部屋を掃除する。ドイツの掃除機のスイッチは、日本のようにホースの手元ではなく、本体上部にある。普通に手で押しても反応しない。B氏が、足で踏むと稼動した。

買い物嫌いの夫を連れてお土産を買いに行く。
ベルリンの地下鉄のホームは、ペンキなのか消毒なのか、独特のにおいがする。
が、夏の電車内は、もっと強烈なにおいがする。
ドイツの方達は、日本人のように毎日はお風呂に入らない。日中気温が上がって汗をかいても、湿度が低く、夜に気温が下がるので一応汗がひいたようになる。シャワーも浴びずに寝てしまうのだろうか。水を大切にするので、毎日バシャバシャとシャワーを浴びるのはいけないことなのかも。
しかし、その蓄積された汗が翌日の気温で再び暖められて、新たな汗とともに強烈な臭いになっている気がする。発酵人間?
窓が開いた車内で、風上にそのようなお方がおられると、嗅覚が麻痺しそうな悪臭に襲われる。シンクロの選手の鼻栓が欲しくなる。でも、口呼吸にするとその後の味覚に支障をきたしそうだ・・・・。
ドイツの人達は平気なのだろうか?

以前、ライプチヒの店で、ジビエとしておすすめ料理がいのししの煮込みだった。イタリアで食べたイノシシのハムがおいしかったので、注文して後悔した。強烈なワキガ臭のような香り・・・・。友人いわく、「それ、いのししの脇の肉???」
それ以来、その手の臭いを我が家ではイノシシ度(5段階で表示)と呼ぶ。また、その臭いがすることを、イノるとも言う。夫が、「ワタシ、イノってます~」と演歌のように歌って帰宅した場合は即刻シャワーを指示される。

あれこれと迷いながらお土産を見繕う。
部屋に戻り、荷造は例のごとく私の仕事。帰りもパリで乗り継ぎ。時間があるので空港で何か買えるように、手荷物用のバックに余裕を持たせる。

夕方、B氏と最後の晩餐。ギリシャ料理の店へ行った。
にんにくを利かせたヨーグルトディップとフライなどの盛り合わせとサラダ


この小さなグラスに、口にふくむともれなく「ゴジラ」のように火を噴けそうな強いお酒がサービスされた。が、お酒に弱い我々が飲める物ではない。B氏が笑顔で引き受けた。

他のお料理 最後はムサカ
 

デザートは別腹!と必ず食べるはずなのだが、写真がない・・・。


06 ドイツの旅38 ドレスデン

2008年05月16日 23時08分07秒 | 海外旅行 ドイツ06
夏の日曜日とあって、ドレスデンはどこも多くの人で混雑していた。

カトリック旧宮廷教会とドレスデン城


シュロス広場でジェラードを食べて、再建されたフラウエン教会へ。
この教会は、1945年のドレスデン大空襲で破壊された。日本における京都のような文化あふれた美しい街を、連合軍は執拗に攻撃した。
2000年に来た時は、ただの瓦礫の山だったが、去年再建されてお披露目された。
 
近くで見ると所々に当初の破片である黒い石がはめ込まれている。
よく再建したなーと思っていたが、こうして見ると、新しいほうが多い・・・。
屋上へ昇る入り口前は、かなりの行列だった。
屋上からの風景
  

アウクストゥス橋を渡った左側に、ベルビューホテルが見えた。


螺旋階段


一番下に見えるのが、教会内部の座席。
真新しい内陣は、あまり好きではなかった。
新築だから仕方ないのだろうが、パステルカラーのようなカラフルで平面的な装飾が、物足りない。
しかし、通りすがりの旅行者には観光名所にすぎないが、この地で生きる人々にとってはここはかけがえのない心のよりどころとなっていくのだろう。再建されたことが、どんなに嬉しいことか。

途中、雨に降られながらドレスデン城へ。まだ修復中で、部分公開らしく、案内表示がよくわからない。うろうろ昇ったり降りたりで、緑の丸天井はまだ見られなかった。
その後、ツヴィンガー宮殿へ。
 


アルテ・マイスター絵画館でシスティーナのマドンナに再会。
陶磁器コレクションでマイセン、有田焼などを鑑賞。
ついでに数学物理学サロンを眺める。
18時の閉館までザクセンの栄光を堪能して、ドレスデン中央駅へ向かう。

あまり時間がなかったので列車内で夕食を済ますべく、テイクアウトを捜していたら、駅の内部にメンザのような食事場所があった。
ここは重量ではなく、一品料理以外はお皿のサイズで料金が決まる。小さい皿に崩れる寸前まで積み上げて食べている学生らしき人も居た。味はどうなっているのか?

夫は、盛り付けがめちゃめちゃで、ポチのエサ状態だったので写真なし。
私の夕食 右のお皿は、ころころしたものが多いが、お豆とマッシュルームとオリーブとポテトにトマトとズッキーニなど。


ドレスデンの駅。遠くに聖十字架教会の黒ずんだ塔が見える

2時間15分でベルリン到着。

06 ドイツの旅37 クラッシックカー

2008年05月15日 20時13分47秒 | 海外旅行 ドイツ06
8月20日、日曜日。
さすが5つ星、ブッフェの朝食が豊富。
川風が涼しすぎてテラスでの食事は止めたが・・・・。


食後、テラスを出て庭をうろつく。
ホテルの外観 レストラン部分

昨夜のぼけた写真の風景


2002年の豪雨によるエルベ川氾濫で、このホテルも相当水を被ったことだろう。
今は何事もなかったように見えるが・・・。
旧市街へ向かおうとホテルを出たら、たくさんの人々が沿道を埋めていた。
何事かと思ったら、クラッシックカーのパレードだった。旧東独時代の軍のトラックや、消防車も登場していた。
その後、午後になってもぐるぐると同じコースを同じ車でパレードが続き、あちこちで渋滞していた。
      




06 ドイツの旅36 今夜は5つ星!なのに・・

2008年05月14日 19時08分08秒 | 海外旅行 ドイツ06
午後も好天で気温が高かった。
UVカットの薄手のパーカーさえも暑くなり、半袖の私は二の腕までの日除けの手袋を着用し、つばの大きいサンバイザーと完全武装。日光浴大好きのヨーロッパ人には異様に見えるだろう。だが、2000年夏のドイツの日差しで、露出していた手首から肘までが、日光湿疹でぼこぼこに腫れた経験があるので仕方ない。
夫がくすくす笑っていた。
日焼けを避ける私を見たドイツ人が、「日本の女優じゃないのか?」と話していたそうな・・・・。喜劇役者か???

列車の待ち時間に、駅構内のカフェに寄る。
陽気なドイツ人のF氏は、寂しがり屋でもある。
別れ際はいつも無理にはしゃいでみせる。「とっとと帰りやがれ~」と言いながらも、眼が泣きそうになっている。
彼に見送られてドレスデンへ。

今夜のホテルは、5つ星ウエスティン・ベルビューに泊まる。
オフシーズン料金で、1泊朝食付ツインが室料¥15000だった。一人¥7500は安い。
9月にオペラの公演などが始まるとぐっとお高くなるが・・・・。
列車内で夫が「ホテルバウチャーをベルリンに忘れた」と言い出した。
今回、列車のチケットなどは私が持ち、ホテルバウチャーは夫が保管していた。
ベルリンを発つ際に、彼は私にチケットは?と尋ねた。荷物に入れた自信があったが、一応もう一度取り出して「ほらね」と確認した。夫に持ったかと聞くと、「僕が信用できないわけ?大丈夫だよ」と確認しなかった。その結果がこれだ・・・・。

ドレスデン・ノイシュタット駅から歩いてホテルに向かう。
フロントでバウチャーがなければ宿泊できないと言われる。


ネットで予約しており、バウチャーもメールからプリントしていたので、ホテルの会議室隣室のパソコンを借りてアクセスすることにした。
が・・・・、こんなときに限ってプロバイダーがメンテナンスに入ってしまい、見ることが出来ない。
ベルリンの居候先のB氏に電話し、彼に夫の荷物内のファイルを探してもらい、FAXしてくれるよう頼んだ。
パソコンルームで待つ間、日本語表示のネットで遊ぶ。
「へえ~、甲子園決勝再試合かー」
「わあ、台風ひどかったんだあ」などと、久々の日本情報を仕入れる。
一時間ほど過ぎたが、フロントから連絡がないのでB氏に電話すると、とうに送ったとのこと。
楽しそうにおしゃべりしていたフロントの人に確認してもらうと届いていた。
我々の存在など、忘れていたのか・・・・?
笑顔で部屋のキーを渡された。
ドレスデン到着からすでに2時間以上過ぎていた。

部屋とバスルーム
 

ベットの足元側にデスクなどがあり広かったのだが、写真撮るのを忘れた・・・。
6月に、恵比寿のウエスティンに宿泊したが、調度品その他はあちらのほうがはるかに豪華だった。でも、落ち着いた雰囲気と重厚な感じが嬉しい。ベットの巾もセミダブル。

ホテル前のハウプト通り沿いを歩き、夕食場所を探す。農民の食卓というような名前の店に入った。カメラ忘れたので写真なし。
食事を終えてホテルへ向かうとなにやら騒がしい。エルベ川沿いでコンサートが行われていたらしい。
その後、花火が打ち上げられる。先日のビール工場と違って川沿いなので迫力満点。花火を楽しんだ後、ホテル内を探索。
ロビーに常連有名人の写真

ロビーの様子
 
ショップのショーケース

レストランやバー、中庭なども写真撮ったのだがデータ紛失。
さて、今夜は5つ星の夢を見られるかな?

夜景(ぶれてる・・・)





06 ドイツの旅35 ライプチヒへ

2008年05月12日 15時49分09秒 | 海外旅行 ドイツ06
8月19日 土曜日。
今回のドイツの旅も残すところあと数日。
今日はライプチヒへ行き、夫の友人F氏と会い、その後ドレスデンに1泊してくる。

B氏の家からバスで中央駅へ。地下鉄だと乗換が必要だがバスだと不要。バスで街並を見ながら廻るのは楽しい。車高も高いし。
中央駅に到着すると、警官が多く、なにやら大声でわめく声がする。何事か??と思ったら、これからベルリンで行われるサッカーの試合を見に来たサポーター軍団だった。チームのマフラーを掲げ、気合充分に騒ぎながら消えた。
我々が乗車するのは、彼らが降車した列車だった。酒瓶ごろごろで汚かった・・・。
さて、出発。


1時間40分ほどでライプチヒ駅に到着。


夫の学生時代のルームメイトF氏と再会。彼はここから車で1時間ほどの街に居住している。
彼は過去3度の訪独時に、ご夫妻共に超多忙の中、仕事をやりくりして休暇を取り、宿泊や観光で歓待してくれていたので、今回はライプチヒでのデートを提案した。病院に勤務する奥様は、仕事で来られなかった。

旧東独で唯一ワールドカップの会場となったライプチヒ。
廃墟だったビルは、ポップなお化粧をまとって隠されていた。
窓からはためく万国旗がワールドカップの余熱を感じさせる。
 

イタリアンレストランで昼食。
  

F氏の発案で、動物園へ。入場ゲート
 

左側で入場券を購入。名刺サイズのチケットはそれぞれ可愛い動物の写真。私のはマレークマかな?
 

内部の様子 サルのスペース(手前にガラス張りの場所があり、後ろには広い野原が続く)
  
オランウータンのスペース


クマ(小さな黒い塊がクマ)


別な場所のクマ、藻?を熱心にすくって食べていた。
毛艶が良いのはこのせいか?
 

カンガルー


象を見る場所はなぜかアジアの雰囲気
 

子供用の周遊電車


場内案内図(小さくてわからないが・・・)


私は日本以外の動物園は、ベルリンのZOOとここしか知らないが、どちらも自然を生かした広々としたレイアウトに驚く。私の写真だけではその様子をお分かりいただけないかもしれないが、日本のようにコンクリートの狭い檻ではない。
今、日本では旭山動物園が話題である。昨年、このイメージで訪問してがっかりした。確かにいろいろと工夫されて頑張っておられるのだが、根本が違う。北海道の広大な敷地なら、このようなレイアウトが可能だろうと勝手に期待してしまっていた。いくら土地があっても、そこは動物園の敷地ではないわけで、寄付でもされない限り貧しい行政では入手できまい。
今年の洞爺湖サミットで、自慢の旭山動物園を見せようという話がその後どうなったか知らないが、ヨーロッパの眼から見ると、虐待に思われないかと気になる・・・。

旭山動物園の様子 
(ライオン オランウータン クロヒョウ シロクマ アザラシ)
    



06 ドイツの旅34 図書館&ホームパーティに

2008年05月10日 16時14分03秒 | 海外旅行 ドイツ06
8月18日 金曜日。
夜遊びの翌日。遅めの朝食後、ポツダマープラッツの国立図書館2号館へリクエストしていた本のコピーをしに行く。ここは、ベルリン・天使の詩の映画に登場するが、建物としてはウンターデンリンデンのそばの1号館の方が好きだ。
ツタの絡まる1号館


2号館の向かい側に、小さなワゴン車の屋台のような店があり、ベルリン名物カリーヴルストなどが食べられる。ソーセージにケチャップとカレー粉をかけたもの。誰が考え付いたのだろう?自宅でも出来そうだが、わざわざ作ろうとも思わないけど・・・。
この図書館に来るとよく食べている。


どちらの図書館も、書庫などに入るには料金が必要だが、ロビー部分は自由に出入りできる。こういう利用はいけないのだろうが、トイレが自由に使えるのが嬉しい。トイレおばさんもいないので、チップも不要だし・・・・。ただ、露骨にそれが目的!と駆け込むのではなく、あくまで図書館に用事がある雰囲気をかもし出して利用することにしている。でも、1号館のほうは入り口がゲートっぽく、監視員がいるので少し入りにくい。2号館は、ロビーが広く、玄関横に荷物預かりおばさんがいるが、あまり気にならない。2階にメンザ(学生食堂)のような場所もあり、自販機のドリンクで一休みしたり、食事もできる。システムは以前のハイデルベルク大学と同じ。味も同じような程度だが・・・・。

以前は、一日券があったので私も一緒に書庫内に入って、夫のコピー作業を手伝ったが、今は、月間利用証と年間利用証の2種類になっていた。これらは、パスポートなどの証明書などを提示して書類とともに申し込む。
一日券は自動販売機で誰でも自由に購入できて、便利ではあったが、防犯や書籍保護を考慮すると、身元証明を求めるのは必要なのだろう。

夕方、ベルリンの北にあるRさん宅のガーデンパーティに呼ばれた。お友達であるM氏が企画してくださった。Rさんは、夫が留学していたときに、いろいろお世話してくださった方。とてもやさしい方で、息子さんの別れた彼女が、その後もMさんとはお友達付き合いをされているとか。
B氏も誘い、郊外の駅で待ち合わせてM氏の車でRさん宅へ。
広い敷地で、手入れされたお庭の隣には畑もあり、採りたての野菜も食卓に並ぶ。
 
Rさんのご主人が、大量に肉を焼いてサービスしてくださった。
私はワインに詳しいわけではないが、ドイツの赤ワインは渋みがあまりなく物足りない。おみやげにイタリアワインを数本持参したが、逆に渋さが飲み慣れないようだった。

21時過ぎに雨が降り始め、リビングへ移動。ドイツ語の会話だが、通訳が3人いるので心強い。でも、いつもは機関銃トークの私だが、ここではもっぱら聞き役。ん・・・ストレスが溜まる・・・・。
デザートを頂いて解散。M氏の車で帰宅した。



06 ドイツの旅33 今夜もコンサートへ

2008年05月09日 00時10分36秒 | 海外旅行 ドイツ06
芸術の余韻に浸りながら、街をうろつく。

ベルリンドーム


森鴎外も来たマリーエン教会


ワールドカップバージョンのテレビ塔(サッカーボールになってる)


たむろしている若者達が、よく大きな犬を連れている。
スキンヘッドだったり、ネオナチっぽい印象で怖い感じもするが、犬を可愛がっているのかとほほえましく思っていたが、理由は別にあるようだった。犬を飼っていると、エサ用として補助金が貰えるらしい。犬のエサ代で、自分が食事しているのだろうか?で、空腹の犬は自分の足を噛む?


今夜、先日食事をした旧ビール工場(クルトゥアブラウアライ=Kulturbrauerei)という名称だそうだ。長い・・・)でオープンエアコンサートがあるというので、B氏がチケットを手配してくれた。地下鉄で待ち合わせて会場へ。
ベルリン室内管弦楽団の演奏で「セレナーデの夜」(SERENADENNACHT)25€


演奏終了時に、花火大会・・・いや、花火小会。


終了後、会場を出て、B氏に連れられて食事に行く。
 
二つとも似ているが、中身とソースが微妙に違う。オムライスみたいな料理。

語り合ううちに、とうに午前1時をすぎた。
まだ多くの人があちこちで遊んでいる。
Uバーン(地下鉄)でアレキサンダープラッツ駅まで乗るが、乗り継ぐ電車はもう終電が出た後だった。
週末ならば24時間営業の地下鉄だが、今日は木曜日。
タクシーで帰宅。2時半頃に就寝。

06 ドイツの旅32 旧ナショナルギャラリーへ

2008年05月07日 16時29分58秒 | 海外旅行 ドイツ06
8月17日、木曜日。
2004年に行きそびれた旧ナショナルギャラリーへ行く。
ここは、2001年末に改修工事を終えて再公開された。
2000年に、新ナショナルギャラリーと文化フォーラム内の絵画館、博物館島のペルガモン博物館を見ていた。ベルリンでは、東西統一後に美術館の改修や所蔵絵画の移動などがあり、この段階ではまだボーデ博物館は閉鎖中。

ここの画集に日本語版はない。館内案内の無料の小さなカタログも、日本語版はない。
首都に返り咲いたとはいえ、ベルリンには日本の企業の支店もほとんどなく、日本からの飛行機の直行便もない。
ベルリンはアートに興味のある人には楽しい街だと思うが、歴史的にも楽しい観光場所にはなりにくいかもしれない。団体ツアーの日本人はあまり見かけなかった。旅行パンフレットにもベルリンは個人旅行程度で、日本人には中世のお城のほうが人気あるのだろう。
合理的なドイツ人は、日本語よりも絶対数ではるかに勝る中国語版は作成していたと思う。

内部の様子
   

ガスパー・D・フリードリヒの部屋
  
2005年の東京での「ベルリンの至宝展」で見た「孤独な木」などは、まだそのまま世界漂流中らしく、再会できなかった。
中央には貴重な直筆のものがあり、保存のため白い布で覆われていて、めくって眺めるようになっていた。

隣室は、ドイツが誇る建築家でもあるカール・フリードリヒ・シンケルの部屋と胸像
 

マックス・リバーマン


ロダンとマネ


メンツェルは、暗い画面がきれいに撮影できなかった。私のカメラは、シャッター速度が遅く、美術館でのフラッシュなしでの撮影はぶれやすい。手振れ防止のカメラが欲しい・・。