プロ野球 OB投手資料ブログ

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竹之下五十三

2019-12-30 07:53:53 | 日記
1963年

西鉄ライオンズはこのほど、九州高校球界随一の好投手といわれる鹿児島高校のエース竹之下五十三(たけのした・いそみ)=176㌢、72㌔、右投げ右打ち、18歳の獲得に成功した。竹之下投手は、二年生まで、三塁を守り、四番打者として活躍していた。昨年秋強肩を買われ、投手に転向したが、これが成功、メキメキ頭角を現した。投手経験一年でありながら九州では出水高の外木場投手と一、二を争う好投手といわれるようになり、今夏の大会に、鹿児島県代表として甲子園に出場した。甲子園大会では、秋田商業と対戦して惜敗したが、上手からのスピードボールは、甲子園につめかけたプロ球団スカウトの注目を集めた。そのため争奪戦も西鉄のほかに、広島、大洋、中日、東映の各球団が名のりをあげていた。しかし、九州大会のときから目をつけていた西鉄城島スカウトの熱意と、本人が西鉄稲尾投手のファンであるところから、西鉄が他球団を寄せつけず、獲得したものである。

竹之下選手の話 小さいときから、稲尾投手のファンでした。だからプロ入りするなら、西鉄へいきたいと思っています。プロ野球は、このあいだ西鉄から招待されて、平和台で東映戦を見ましたが雨で中止になりました。自分としては、速い球に自信をもっていますが、プロで通用するかどうかは自信がありません。

西鉄城島スカウトの話 竹之下君を見たのは、九州大会のときだけだった。投手に転向してまだ一年しかたっていないので、投手としてはまだ完成されたものではない。それだけに、どこまで伸びていくか期待がもてるわけだ。幸いなことに、竹之下君はすごい稲尾ファンだし、プロへいくなら西鉄へはいりますといってくれているので、ウチへきてくれるものと思う。

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