はなのしたにて

日本スピッツのぷり(♀17歳)、小辰(♂3歳)と東京下町で暮らしています。二匹との日々をつづります。

百段階段@目黒雅叙園

2008-04-28 12:58:23 | 日々のこと
GWの催し物第一弾として、目黒雅叙園に百段階段を見に行ってきました。

今年、創業80周年を迎える目黒雅叙園に残された唯一の木造建築です。
99段あるケヤキの一枚板の階段(百段階段なのに)に沿って7部屋ありますが、国の有形文化財に指定されている大変美術的価値の高いもので、”千と千尋の神隠し”で千尋がカオナシに追いかけられる階段や湯婆婆の部屋のモデルにもなったそうです。
目黒雅叙園自体もものすごーく豪華な建物ですが、この百段階段と呼ばれる建物は凡人には考えつかないくらいの豪華さでした。
今回、見学したのは”十畝の間”、”魚礁の間”、”草丘の間”、”清水の間”、”星光の間”、”清方の間”の六つです。
どのお部屋も昭和の竜宮城にふさわしい豪華さですが。(だって螺鈿がこれでもかって使われてます。)
特にすごいのは魚礁の間、床柱二本に見事な彫刻が施され、床の間には巨大な美人画、壁は九節句の行事を平安朝風に彫刻してあります。(上の画像がそのお部屋)
この部屋での婚礼は、あまりの部屋の豪華さに新婦がかすむと言って評判が悪かったとか。。。
清方の間もすごいです。あの鏑木清方の絵が壁に計14枚もあり、なかには清方の代表作もありました(名称は忘れました
説明の方によれば1枚1億円として14億円相当とか、絵に見とれるとともにその価値に口があんぐりしました。

でも、いちばん好きだっだのは”星光の間”です。植物の絵が優しげで、ほっとするお部屋でした。

犬バカの習性で、あの部屋でぷりや小辰と暮らし、何千万円の床柱をかじられ、螺鈿の壁を掘られるという恐ろしい光景を想像してしまいました

きれいなものを見て、おいしいものをいただいた幸せなGWの始まりでした

お留守番、ありがとう、ぷり、小辰、おかあさんはあんな豪華なお部屋に住まなくても、二匹がいてくれると幸せ