「みぃちゃん」といっしょ

ねこの「みぃちゃん」との暮らし。そして何かを思い、感じたこと。そして、やりたいことを見つけたいです。

きっとあの時のねこちゃんたちの

2019-03-26 09:55:45 | ねこ
昔、私がまだ幼かった頃、住んでいた家の床下にねこたちが住んでいた。
夜になるとねこたちが鳴いて鳴いて、それは今でも思い出すほどうるさかった。

昼間、弟と外で遊んでいると、そのねこたちが私の足元にすりよって、それは可愛くて可愛くて。

でも親が、触っちゃダメ、とか、こっちに来なさい、とか、ねこたちと関わることを止められてた。

でも床下に住んでいるから、どうしてもねこたちには会ってしまう。
お腹空いてるのかなと思って、親には内緒で、こっそりと、ご飯におかかをのせたのをあげてた。

のらねこだったからかな、食べてしまってた、と記憶してる。

でもそれが親にばれちゃってしかられて。

そのうち引っ越すことになって、そのバタバタな中、ねこたちは姿を消した。
私もねこたちを見なくなって忘れてしまってた。

その頃住んでいた家は、ログハウスのような造りで、床下には人間も入れるくらい、高く造られていて
どのへんにねこたちがいるのか、探検したこともあったけど、結局わからずじまい。

引っ越しは都会へ。

ねこたちのことも忘れて、私は大きくなった。

十年以上経って、懐かしくなって、その住んでいた家に行ってみたけど
ねこたちはいなくなってたし、とても小さい家に思った。
自分が小さかったから、大きな家に感じていたんだね。

近くを歩いてみてもねこたちは寄ってこない、居なくなってしまったと思った。

でも近くの家(個人の家じゃない)のそばにいたのを見つけた。
いつかのねこだったかどうかわからなかった。
近くに寄った時、逃げてしまって、なんだか悲しかったのを覚えている。

……さらに何十年と何年と過ぎ去って、2002年。
みぃちゃんに出会った。

出会った場所は、全く違うところだが、古い家の軒下から出入りしていて、そこの近くには駐車場があって
家族連れで来ていた子供が、「ねこだー」って近寄って、親に止められているのを見た。
ああ、あの時の私にそっくりだなーって思えて。

そしたらそのねこが私に近寄ってきた。
小さくて可愛くて一生懸命鳴きながら。
私はそのねこを手にしていた。

それがみぃちゃん。

一度はもといたところへ戻したんだけど、ついてくる。
その時私は車で来ていた。
ついてきたみぃちゃんは車の下に入ってしまって。
車を出すことが出来なくなってしまった。
おいで、と、促して手元に来させて。

みぃちゃんは見つめながら一生懸命鳴いていた。

……で、車に乗せて家へ。


「きっとあの時のねこちゃんたちの」


なぜそう思ったか。
一生懸命鳴いていたねこ。その声はかすれてた。
そしてみぃちゃんの声もかすれてた。ハスキーボイス。


「生まれ変わり」


今なぜだかそれが浮かんだ。
なぜ今頃なのか、もうみぃちゃんも居ないのに。


なぜだかそう思ったから、今だけどそう思ったから……


毎日みぃちゃんのことを思う。思わない日はない。


色んな思い出を、忘れないうちに書きとめよう。


またこんなふうにふと、思い出すかもしれないから。

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