気ままなLife♪

韓国ドラマ・映画の鑑賞録ブログです♪
たまに、美味しい食事&美術鑑賞&旅行も!

企画展 墨と金 狩野派の絵画 【根津美術館】

2018-02-11 | 美術鑑賞
会期ぎりぎりでしたが、久しぶりに美術鑑賞をしてきました。
たくさんの貴重な絵画を観るたびに、江戸時代の絵師の技術にため息が・・・。

墨絵は、墨の濃淡と筆遣いで同じ「松」でもさまざまな表現で描いていて、
技法の高さが窺えましたし、豪華な金屏風は質の高い色彩と、豪華な金箔
がふんだんに使われていて、さすがに御用絵師と呼ばれた絵画であるなと
感じました。
狩野元信から狩野探幽まで、解説を読んで狩野派の進化も見てとれました。

また、同時開催されていた「百椿図(ひゃっかんず)」もとても興味深いものでした。
行って良かったです。



■企画展 墨と金 狩野派の絵画


狩野派は、室町時代に興った絵画の流派です。
足利将軍の御用を勤め、織田信長と豊臣秀吉にも愛され、
さらに徳川家康により幕府御用絵師に取り立てられました。

秩序を重んじる政権のもと、狩野派は江戸時代を通じて
絵画の世界の頂点に立ち続けることになります。
狩野派の画壇制覇を支えたのは、過去の様々な絵画技術を
統合したオールマイティな画風です。

狩野派の基本は水墨ですが、中国人画家のスタイルにもとづく
既存の様々な水墨画風を整理し、平明な「型」を作りだしました。
レパートリーの拡大を志してやまと絵の彩色法を取り入れ、
さらに屏風における金の存在感を強化したのも狩野派です。
「墨と金」という言葉に象徴される、狩野派の絵画の革新的かつ
豊穣な美を感じ取っていただける機会といたします。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 韓国映画「執行者」  | トップ | 韓国映画「朝鮮名探偵 トリ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

美術鑑賞」カテゴリの最新記事