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韓国映画「執行者」 

2018-02-08 | 韓国史劇・ドラマ・映画

前回観た韓国映画「プンサンケ」がとても印象に残りました。
ユン・ゲサンさん主演の映画だったので観てみましたが、死刑執行のことなんて
考えたこともなかったけれど、法制度の在り方について考えさせられる映画でした。


死刑制度があれば当然それを「執行する者」がいるわけですが、「職業という理由で
人を殺さなければならない刑務官」に胸が切なくなる想いでした。

特に、死刑囚ソンファンと親交のあったキム刑務官がソンファンの執行を自ら行った
シーンは切なかったです。
今ではすっかり改心したソンファンですが、年老いた彼は殺人犯に変わりはないのです。

新入刑務官オ・ジェギョン(ユン・ゲサン)の人柄が変わっていき、苦悩するシーンや
刑務官ペ・ジョンホ(チョ・ジェヒョン)が精神を病んでしまうシーン、退職した
刑務官が退職後も死刑執行時のことをを忘れられずに生きていかなければならない現実。
どれをとっても考えさせられました。





■韓国映画「執行者」 予告

職業という理由で生涯初めて人を殺さなければならない刑務官の
初めての死刑執行を描いた『執行者』は、1995年修道女の視線から見た
死刑囚ストーリー『デッドマン・ワーキング』、2006年死刑囚との愛を描いた
私たちの幸せな時間』に続き、死刑執行に対する論議を呼び起こす。

12年ぶりに復活した死刑制度を、異なる角度から見つめた『執行者』は、
7万ウォンの特別手当てを受けて人を殺せと命令を受けるという
論議のストーリーで、観客に衝撃を与え興味を刺激する。
何も私たちと変わりない職業人として、刑務官が初めて死刑執行を準備する
姿を描き、刑務官の心の痛みと感動を鋭く食い込む。



小遣いでも儲けようと刑務官に就職して初めて人を殺すことになった
新入刑務官「オ・ジェギョン」役のユン・ゲサン、「死刑は法の執行だけである」
と主張する刑務官「ペ・ジョンホ」役のチョ・ジェヒョン、12年ぶりに
また訪ねてきた死刑執行の前に胸が引き裂かれる「キム・ギョウィ」役の
パク・インファンら刑務官の複雑な心理と内的葛藤を描写した。





■STORY
私は法務部刑務官
考試宿での生活3年目の失業者チェギョン(ユン・ゲサン)は、
しばらく小遣でも稼ごうと刑務官として就職する。
しかし、初日から意地悪な服役者のために屈辱にあうチェギョン。



世間知らずの彼に教師を10年間務めるチョンホ(チョ・ジェヒョン)は、
「獣たちは強い奴に飛びかからない」と、服役者を扱う方法を一つずつ
教えてくれる。
服役者に君臨するチョンホや、死刑囚と親しくするキム矯衛(パク・イヌァン)
など、チェギョンの目には初めて見る光景ばかり。


今日出勤したら、3人殺さなければならない
ある日ソウル刑務所に、一大波乱が起こる。
12年間中止されていた死刑の執行が、連続殺人犯チャン・ヨンドゥ事件を
契機に再開した。
法務部の死刑執行命令書が渡され、刑務官たちがパニック状態に陥る。

死刑は法の執行であるだけだと主張するチョンホは、自発的に任務を遂行しよう
とするが、ほかの刑務官たちは様々な理由を上げて、執行者に選ばれないように
するあいだに…死刑囚チャン・ヨンドゥは自殺を企て、唯一、死刑執行の経験を
持つキム矯衛はどこかに消えてしまう。





すぐに終わるだろう
2009年のある日、横2メートル、縦4メートルの長方形の部屋。
そこで死刑執行のために蘇生させたチャン・ヨンドゥと、死を受け入れる喜寿の
死刑囚ソンファン。
そして刑務官チェギョン、ジョンホ、キム矯衛が一ヶ所に集まった。



ついに死刑執行の瞬間、死刑囚の顔の上に白い布がかけられると縛られた両足が
震え始めた。
そして刑務官たちの心も、死んでいくように感じる。


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