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韓国映画「提報者 ES細胞捏造事件」

2019-10-01 | 韓国史劇・ドラマ・映画

■韓国映画「提報者 ES細胞捏造事件」 予告

生物学者黄禹錫による2005年の胚性幹細胞論文不正事件を題材に製作された2014年の韓国映画
韓国で170万人を動員。韓国版細胞捏造事件の完全映画化!
本国で大ヒットを記録した衝撃の実録サスペンス!
(HPより抜粋)

 

 『「映画「殺人の追憶」の犯人が33年ぶりに明らかに・・・』というニュースが最近飛び込んできたところですが、
この映画は「韓国史上最悪の未解決事件」といわれていた「華城(ファソン)連続殺人事件」をモチーフにした名作。
被害者は全員、性器に激しい損傷を負ったという共通点があり、その猟奇的で無慈悲な殺害方法が韓国中を震え上がらせた。
パク・ヘイルさんはこの映画にも出演しており、そのほかにも「黒く濁る村」、「神弓」と興味をそそる作品ばかりだったので
この映画も観たところ、やはり良かったです。

日本でも小保方晴子さんが記憶に新しく、STAP細胞の研究に従事し、2014年1月に筆頭著者として投稿した論文が
ネイチャー誌に掲載され「リケジョの星」として注目を集めたけれど、自身の博士論文も含めて論文不正や研究実態の疑義が問題となり、
STAP細胞の論文は撤回された事件がありました。(Wikipediaより一部抜粋)


この映画「提報者 ES細胞捏造事件」は、情報提供した告発者やそれを放送した番組「PD追跡」が世間から非難を浴び、
圧力により真実が隠蔽されようとしていたところを、主人公の番組PDユンや番組関係者、告発者の妻が何とか明らかにしようと
厳しい状況の中、証拠を集めていくところが面白かったです。
こういった映画を観るたびに、「世論を操る権力者」、「地位や権力を盾に悪事を隠ぺいしてしまう力」は恐ろしいな
と感じます。
捏造をしたイ教授が「周りの期待に応えるために止まるべき時に止められなかった」とぽつりと言った言葉が印象的でした。
私たちも、いろいろな情報を鵜呑みにして信じてしまうところは反省するべきだとも感じました。
それにしても、科学や医学の世界は「死」を回避するために「クローン人間」まで作ってしまう世になり、
恐ろしいです。


■ES細胞捏造事件とは  ※Webより抜粋
元ソウル大学の生物学者・黄禹錫(ファン・ウソク)博士が科学雑誌「サイエンス」に発表した“世界で初めて人間の体細胞から
ES細胞作製に成功した”とする2本の論文が、ねつ造されたものだったと2005年に発覚した実際の事件である。
黄博士はノーベル賞受賞まで期待され、「韓国の誇り」として英雄に祭り上げられていたため、
ねつ造を指摘したテレビ局に対して、国民や他のメディアから激しい抗議が殺到した。
ES細胞は、第三者の受精卵からつくることもできるが、移植の際に拒絶反応が起きる可能性があるため、
本人の体細胞からクローン胚をつくってES細胞を取り出す技術を発表した黄博士の論文が世界的に注目された。

 

■STORY
世界で初めてヒトのES細胞作製に成功したというイ博士の発表に沸き立つ韓国。
テレビ局のプロデューサー・ユン(パク・ヘイル)は匿名の情報提供者から、
博士の研究成果は捏造されたものだと告発の電話を受ける。


電話の主はイ博士と研究を共にしていた若手研究者シム(ユ・ヨンソク)。
彼は科学者としての良心の呵責に苛まれ、告発を決意したのだった。

彼の証言を信じたユンは、真実を明らかにするため取材を開始する。



しかし、イ博士への批判は国益に反するとする世論やマスコミ、さらには政府からの激しい圧力
・抗議が彼らの前に立ちはだかるのだった……。


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