多分駄文のおじさん日記

我輩は駄文を書くおじさんである。旅、音楽、MLB、株式投資、etc., 日々想いつくままに思いを巡らすのである。

ごちゃ混ぜの国シンガポール(33)-アートする街 Part-7

2004-12-16 23:47:06 | Singapore
Art Museumの中庭の例の彫刻オブジェの後ろにフレームもなく板に落書きをしたようなものが斜めに無造作に置かれている。

これはちゃんとした作品なのか、さもなくば、どこか置き場を求めて待機中の作品か。いや本当に単なる落書きをここに置いてあるだけなのかもしれない。嘗てアメリカの地下鉄車体や橋桁の壁画にこんなのが良く見られた。芸術か、いたずらかも紙一重だが、そういう不思議さそのものが、此処にこのように無造作に置かれている狙いなのかもしれない。格調高いコロニアル風の白亜の建物であるこの美術館の中で、どうも絵(?)そのものも設置場所、設置のされ方、どこをどう取っても不釣り合いも極まれり、流石ごちゃ混ぜシンガポール、というところである。

しかし、こういうの、決して嫌いではない。

ごちゃ混ぜの国シンガポール(32)-アートする街 Part-6

2004-12-16 00:41:41 | Singapore
フラトンホテル正面入り口からマーライオン公園に向かう途中のシンガポール川のほとりにあるオブジェがこれ。

歩いている時にはオブジェの位置が低すぎて気付かない人も多いようだが、回り込んでみると非常に面白い。子供達が川に次々と飛び込む様子だ。このような立体性で動きを表現するのは、なかなか見られない芸術だ。いっそ川に飛び込んだ上半身だけの子供などもあれば更に面白いのになあ。

ごちゃ混ぜの国シンガポール(31)-アートする街 Part-5

2004-12-14 23:59:21 | Singapore
マーライオン像後方にあるライオン像群と同じようなライオン像が、街のあちこちに見られる。

オーチャード・ロード沿い、Sony Shopが目の前のビル3階に見えたので、そこに行こうと舗道から一段高い中二階に先ずは上がった。テラスにあったライオン君をパチリンコ。

実は、街で見つけたライオン像を全て撮影したかったのだ。
全部撮影し、その写真集のタイトルを「獅子奮迅」としようとか、考えておったが、くだらんことやっとるな、とH兄に不審がられそうなので、少しづつ彼の眼を盗んで撮影したのだった。お粗末っ!

ごちゃ混ぜの国シンガポール(30)-アートする街 Part-4

2004-12-14 23:53:04 | Singapore
フラトンホテル裏にある小広場にあるオブジェ。
傘を差した男性数人が群がっている。
そのタッチからして、Museumの中庭のオブジェと同じ作者であることは間違いない。

この場所は、その背後に地元銀行の高層ビルが聳えており、この傘の紳士たちも気高い金融マン、或いは、その顧客、とか妙に現実的な想像をしてしまう。
これもオブジェとして何体もの像が連立しているので、見る角度によって印象も変わってくる。
子供ならかくれんぼでもしたくなるところであろう。
お堅いビジネスシーンのなかで、一寸ほっとする空間であった。

今回の旅で諸々見掛けたオブジェの中では、この作品がNo.1と評価した次第。

ごちゃ混ぜの国シンガポール(29)-アートする街 Part-3

2004-12-14 23:45:38 | Singapore
シティホールからパーラメントハウスを過ぎると、ボートキー(シングリッシュでは、ボーキー)を対岸にして、シンガポール川の眺望が開ける。シンガポール開拓の祖ラッフルの像が聳え立つ。「Welcome!」と叫んでいるようだ。川の後方には摩天楼が聳え立ち、対照的な景観を生んでいる。

対岸のボーキーは、まるでフロリダのディズニーワールドで見たボードウォークみたいに川の先に色とりどりの店が軒を並べておる。胸がワクワクする。

ラッフル像から海側に向かって綺麗に舗装された遊歩道を歩いていくと、写真のオブジェと遭遇する。
これも遊び心を刺激するオブジェが2箇所にある。
思わず色んなポーズで絡んで見たいと思わせる楽しいものだ。
顔や指先の表情、道具の模様などのディテェールもなかなか凝った精緻なものであった。!
いや~、これは楽しい!

ごちゃ混ぜの国シンガポール(28)-アートする街 Part-2

2004-12-14 00:51:03 | Singapore
中庭に入ると、写真にように、レインコートを着て行列する人々をモチーフにした像あり。
がはははは。
この建物に入るために、順番待ちしているようにも見える。

本当のドアの前に並んでいるので、動きがある。
見る角度によって、その表情も多様に見え、面白さは尽きない。
同じ中庭には、同じ作者と思われる、三人がベンチに座っているオブジェもあり、これも、がはは、であった。
後で知るが、どうもこの作者はかなり著名人のようで、あちこちでこのようなオブジェが見られた。

ごちゃ混ぜの国シンガポール(27)-アートする街Part-1

2004-12-14 00:44:55 | Singapore
シンガポールはアートする国である。
遊び心に溢れており、次に何に遭遇するか、徘徊していてもワクワク感がある。

H兄のアパートから10分も歩かぬところに、Singapore Art Museumがある。
この白亜の建物、一見格調高いが、結構遊びが多い。中庭に面白いものがあるよ、と言われて中に入った....。

ごちゃ混ぜの国シンガポール(26)-シンガポール人・気質Part-6

2004-12-14 00:39:45 | Singapore
シンガポール人は、外食好き。
街の至るところに食べるところがある。

新規に出来た近代的施設の高層ビルから、また昔ながらの下町風の街並みにまで、どこででも、レストラン街からフードコートまでありとあらゆる種類の食べ物を極めてリーゾナブルな値段で楽しむことが出来る。朝ないし昼であれば、野菜たっぷりのうどん250円、マンゴ生ジュース190円、というような組み合わせで充分な満足を得られる。
この国の食生活は豊かであり、値段も安いことから、家庭で自炊する必然性は自ずから低下する。簡単に迅速に食事にありつけるのに、わざわざ時間を掛けて買い物をし炊事をする必要があろうか、という考えだ。外食産業は、製造業らしきものが殆ど見られないこの国では相当GDPに貢献しているものと想像される。飯を食わせることによって、飯を食っている人の多いことよ。まあ、それにしてもメニューも選り取りみどり、何を食べようか、毎回迷うほどだ。

その点では、日本から来た単身赴任おじさんにも極めて優しい国だと思われる。
ちょっと歩けば、地下鉄ターミナル駅ビルのフードコートには、たこ焼き屋や、吉野家の牛丼店さえある。回転寿司もあったし、ラーメンも札幌・博多ら幾つか特徴ある店を見掛けた。
シンガポール最後の夜は、ブギス駅のビルで、山中湖でよく行っていた「ラ・メゾン」という店の出店(日本風洋食屋さん)に行った。殆ど異国を感じさせない国でもあり、東南アジアでは物価高い、と言われているシンガポールではあるが、年金生活者にとっても容易に入り込める環境を持っている国ではないかと思われた。

写真は、チャイナタウン近くのMaxwellのフードコート。

ごちゃ混ぜの国シンガポール(25)-シンガポール人・気質Part-5

2004-12-12 01:20:03 | Singapore
中国系シンガポーリアンは利己的、と書いたが、同類のお話をもうひとつ。

帰国の時が近づき、深夜便に乗るべくH兄のアパートを出てチャンギ空港へ行こうと、タクシーを待っていた時のこと。夜の流しのタクシーの数は決して少ないとは思えないが、なかなか捕まらない。5分経ち、10分近く経ってもなかなか捕まらない。誰も客は乗っていない車でも止まらない。
そうしているうちに、若い女性三人がこちらの前にやはり割り込み、車を捕まえようと手を挙げている。こちらは、もう10分以上こういう状態なのに、勝手に人の前に来るとは怪しからん。
少しは人の気持ちを思いやるセンシティビティを持たんかい!
どうもこの3人の女性、格好からして水商売のようである。何か言って勝てる相手でもないか?
しかし、勝手に前に並ばれ流石に感情的にもなる。増しては、帰国が絡んでおり、ここは簡単に譲れぬ状況もある。下手をすると、日本へ帰れなくなる。(それでも良いか?!)

姫兄が業を煮やして、交渉へ。
女性三人のうち英語を喋れるのは一人だけだったようだが、事情を理解して、先に譲ってくれる、と言う話になったらしい。何だ、意外に話せば分かるではないか、とも安心した。
いや、よく聞くと、どうも女性一人が実は車を呼んでおり、その車を譲ってくれる、という話が出ているという。当然と言えば当然だが、これは有難い、そろそろ少し焦り始めた頃だったから。

しかし、呼び出した車の運転手のおじさんは、これまたクセのある中国語でどうも「俺は空港には行きたくない」、と言っているようで、当初の予定通り、例の若い女性三人を乗っけて立ち去ってしまった。何や、やっぱり中国人は分からん、と思ったが、幸いその瞬間に空車のタクシーを捕まえることが出来た。


ごちゃ混ぜの国シンガポール(24)-シンガポール人・気質Part-4

2004-12-11 10:40:57 | Singapore
人口の75%を占めると言われる中国系の人びとは、結構Selfish(利己的)で無秩序な面がある。
地下鉄での生態にその典型的行動が頻見される。

写真はエスカレーターにおける状況。
御覧の通り、ごちゃ混ぜである。エスカレーターは通常右左のどちらかを開けて、急ぐ人に道を開けるのが国際ルールである筈だが、此処ではそんなことお構いなく、皆べったりと乗っておる。また、あまり後ろから「道を開けろ」と急かす人も見かけない。

地下鉄ホームでは、整列で乗車するのがこれも秩序ある先進国では当然のマナーであるが、これも此処の国では整列して並んでいるものはおらず、また電車到来では後ろからの割り込みが日常茶飯事。後ろから中国おばさん軍団に割り込まれて、温厚なH兄も「こりゃひどい!」と怒り嘆き、最後は笑っておられた。

地下鉄電車の中では、多くの老若男女が携帯電話に釘付け。体面に座っておる数人のうち、半数以上が携帯を見ている風景は日本と同じであった。

もうひとつ、電車内に、罰金規定を謳った20cm四方くらいのポスターが散見される。
危険物持込罰金$200、たばこ罰金S$100,飲み食い罰金$50だったと記憶しておる。
このところ、電車内でも飲み食い平気な無政府状態のニホンでも、このくらいやらんと滅茶苦茶やり放題の世界は治まりきれそうもない。



ごちゃ混ぜの国シンガポール(23)-シンガポール人・気質Part-3

2004-12-11 10:13:14 | Singapore
オーチャード・ロードにある数多くのクリスマスツリーのうちのひとつをパチリ。

オーチャード・ロードは若者の人通りも多く、若い男性は女性をナンパしているものもいる。
「お茶どう?」

それはさておき、この通りに面する商店やその他の大企業がスポンサーになって思い思いのデザイン・装飾のツリーを競うように建立しており、その様には大いなるバイタリティを感じた次第であった。スポンサーに米国のカード会社や、携帯電話会社の名が付いているツリーは流石に資本力とセンスを感じさせられる大人気ツリーであった。

ごちゃ混ぜの国ではあるが、流石に、クリスマス期間中は、ヒンズーやイスラム教の飾り付けはなく、(11月にはそういう祝祭日あって大賑わいとも聞いているが)一応ホッとした。

ごちゃ混ぜの国シンガポール(22)-シンガポール人・気質Part-2

2004-12-11 09:51:20 | Singapore
やはり亜熱帯地域にあるお国柄か、全般に午前中と夜では、人や街の表情は著しく異なる。

気温の高い昼間は人の活動もスローであり、街への人出もいまひとつ。
それが、午後7時以降,日が暮れて気温も心地よく下がってくると、どっと人出が増えてくる。現在既にクリスマスの飾りつけも仰々しく終え大賑わいのオーチャード・ロードを始め、主要な商店街・繁華街などは何と夜の11時くらいまで人通りは耐えない。やはり夜行性である。

それにしても、このオーチャード・ロードの装飾の派手さは壮観である。
南国なのに、何故にこれほどクリスマスで盛り上がろうとしているのか、まあネタは何でも構わないのかもしれないが、兎に角電飾が至るところで赤や緑の怪しい光を放ち、また見上げる大きなクリスマスツリーも無数にあり、人々を惹き付けている。
帰国後、某忘年会出席前に銀座の目抜き通りを久しぶりに歩いたが、シンガポールのこの大規模且つど派手な装飾を見た後だと、えらくまた地味で、(よく言えば成熟した、とも言えるが)聊か元気のない装飾ぶりだと、正直失望した。お祭りに対する感覚の違いか、景気成長率の違いか?

クリスマスの飾り付けについては、シンガポールの勢い・気合勝ち、圧倒的勝利、という感じであった。


ごちゃ混ぜの国シンガポール(21)-シンガポール人・気質Part-1

2004-12-10 00:47:19 | Singapore
さて、今回シンガポールの街を徘徊したのは実質2日半程度であったが、その中で感じたシンガポール人の気質について少々触れてみるとしようか。

中国・マレー・インドと色々な人種が混在するが、流石に国際貿易都市、全般に人々はフレンドリー・友好的である。一見シャイな表情を見せる者もいるが、基本的には非常にオープンマインドの持ち主が多いようだ。
日本人には珍しいラテン系気質H兄とともに彼の事務所はもとより、訪れた店やホテル等で一緒に撮影させてくれ、と頼むと、まず断られたことはない。
これはH兄の根っからの明るさ故なのかもしれないが、まずまずのサンプル数のなか確率は100%であった。(お相手は全て女性) こう皆が応じてくれるなら「お姉ちゃんと一緒」という写真集が出来そうだ、とH兄は喜んでおられた。単身赴任の寂しさを紛らわせてあげようと、我輩もそうだそうだ、と安易に同調したものである。

写真はH兄の勤務する事務所の秘書、Janeさん。やはり気軽に撮影に応じてくれた。


ごちゃ混ぜの国シンガポール(20) マーライオン Part-7

2004-12-10 00:33:38 | Singapore
昼間、一段高い遊歩道から見たマーライオンの側面。

周辺にいる観光客の中に何やら異様な空気を漂わせている一団あり。
日中は30度を越えるここシンガポール、考えてみれば赤道すぐ近くなので当たり前なのだが、赤い襟に厚手の黒ジャンバーを着た一団、これはどこから来た何の人達であろうか。暑くないのであろうか?

地元の人であれば、そもそもそんな厚手のジャンパー等着る必要もないだろう。寒いところから来た観光客であれば、それくらいの厚手のジャンパーは着るにしても、寒さには強けれど、暑さには弱いので、むしろ暑がってジャンパーは脱がなくてはおかしい。となると、一体どこから来た人達なのだろうか。


ごちゃ混ぜの国シンガポール(19) マーライオン Part-6

2004-12-10 00:30:02 | Singapore
本家マーライオンの正面から左後方に小さなライオン像6体が行儀良く並んでいる。

それぞれにカラフルなペイントを施された楽しいライオン像だ。ちょうどライオンの背中に乗っかれる、という位の程よい大きさでもあり、子供達にも大人気のようだ。
どういう意味合いで彼らが此処に置かれているのだろうか? マーライオンの親衛隊の積りか?

シンガポールに在住され、只今帰国中という「こてっちゃん」さんから、先にコメントを頂いた。以下、引用。

<写真の右上のほうに鎮座するライオンの像は気になりませんでしたか? これは約1年前に芸術祭のようなものが開催された折に、著名芸術家、シンガポールの芸能人らが同じブランク(何も処理が施されていない)のライオン像に思いのままに絵を描いたもの。その後表面コーティングされ、国内のあちこちに約30~50台ぐらいが展示(屋内、屋外含む)されているものです。チャンギ空港にも数台展示されています。わたしのお気に入りはライオンの腹部に穴をあけ(切り口はシンガポールの国土の形)、その中に都市国家があるというもの。これは絵じゃないじゃん、と突っ込んだものの、精巧に作られており感動しました。今どこに展示されているのやら。> 引用終わり

さすがに現地在住の方は確かな経緯をご存知であり、教えて頂き有り難い。
このマーライオン像のある公園だけではなく、市街の至る所にこのようなライオン像、それもそれぞれ異なったデザインのものが散見されるので、街を歩く楽しさがひとつ増えるようだ。