亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

心エコーの結果で注目するのは…

2013-04-30 | 心臓(循環器)?
ゴールデンウィークが始まって、世界がちょっとだけゆったり見えます。いやぁ、今月はほんとに忙しかったので。

今回も、循環器の外来の前に心電図を測ってもらいました。
検査が終わったところで結果を見ながら「今日は診察があるんですよね?」と声をかけられたので、何か気になる結果があったのかしら、とドキッとしたけれど、診察に行くとなんてこともなかったようでした。ほっ。

膠原病や甲状腺の関係のことは付き合いが長くなって(笑)、何が起きているのか、何のことを言われているのか、わからなくて困るってことはあんまり感じなくなってます。
でも、心臓関係って、いつもしてもらう検査の結果も、まだまだ何のことだか、さっぱりわかりません。心電図心エコー(心臓超音波検査)(pdf)も、今のところ、大きな問題はないので、結果を見てもどこに注目して何を見ていくのかさっぱり。だから、あんまり質問もできない感じです。
先生が大丈夫っていうんだから、大丈夫なんでしょうね…ということしかわかんないです(笑)

さすがに、もうちょっとわかるといいなぁと思って、前回の心エコーの結果をもらいました。先生が、結果を印刷して、「TR PG」と書かれたところに丸をつけてくれました。
「全身性エリテマトーデス(SLE)の患者さんの場合、肺高血圧症がないかということを気にすることが多いです。そのために、この値を見るんですが、だいたいここに10を足した数字が肺動脈の血圧と言われます。25 mmHgくらいから、「肺高血圧症と言われますから、今は問題なさそうですね。」と説明してくださいました。

全身を回った血液は心臓に帰ってきて、全身→右心房→(三尖弁)→右心室→(肺動脈弁)→肺→左心房→(僧帽弁)→左心室→(大動脈弁)→全身と循環します。
肺動脈が流れにくくなると、肺動脈は高血圧になるし、右心室は送り込んだ血液がうまく流れなくて、肺動脈でなくて右心房に血液を逆流させてしまうことになったりするようです。
そんなことから、右心房から右心室をつなぐ三尖弁で逆流がある場合、その血液が戻っている最大血流速度から三尖弁逆流の圧較差(Tricuspid Regurgitation Pressure Gradient;TR-PG)が推定できて、さらに右心房圧は平均で10mmHgなのでそれを足すと、おおよその「肺動脈収縮期圧(PAS P)」が出てくるということだそうです。へー。

とりあえず心エコーで注目する「TR PG」は今回は10.3mmHg。それに10mmHgを足して、肺動脈の血圧が20.3mmHgらしいと想像できるってことのようです。25mmHgくらいから肺高血圧症ではないかということになるので、今は大丈夫ってことのようです。
sPAPと書かれた横に、20.3と書いてくださいましたが、このsPAPが推定収縮期肺動脈圧値(systoric pulmonary artery pressure)みたいですね。

あとは、全身性エリテマトーデス(SLE)で心膜炎とか心筋炎は意外と少ないとどっかで聞いたけれど、もし心膜とか心筋に炎症があった時には心電図であれって気づく特徴があるみたいです。

とりあえず、何かが起きていて、治療や生活のことを考えるためにあわてて勉強をしなくちゃってことじゃないのは、いいことかもしれませんね♪
検査するたびにナゾの結果が出てくるというパターンをそろそろ脱却したかもしれません!


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