亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

「いい先生だよ~」とみんながいう消化器の先生

2008-11-23 | 腹痛&吐き気
19日の検査のお話。
肝臓の影を撮る造影CTが終わったら、膠原病の先生のところに戻ってみました。外は真っ暗。いつも込み合っている外来も、まったく、ひと気がありません~。

看護師さんが「CTの画像は来てるんですけど、報告書がまだなんですよー。」と教えてくれたので、朝ごはんを食べたっきりだし「じゃあ、何か食べてきます~」と出ようとしたら、別の場所から「ちょっと待って~」と男性の小さな声。変な人?と思って振り返ったら、主治医でした(笑)
「他の人がやった朝の検査も、報告書がまだきてないから、混んでるみたい。今日は結果が出ないかも。つづきは電話で話しましょ。」って。
じゃあってことで、処方箋や予約のために、診察室に行ってみました。

「明日のお昼には報告がくるはずだから。電話で、CT、CTって言ってね。じゃないと、世間話をして、じゃーね、お大事にね!って電話を切ってしまいそうだから。」って先生。
そういいながら、多少のことで動じない、救急の鑑別のときにも冷静でパワフルな膠原病の先生がちょっと凹んでいるのが気になる~! 肝臓ガンって高齢者に多いっていうせいも多少あるけど、死亡率は高いからね。でも、診断が決まったわけじゃないんだから~♪

わたし「次の消化器の予約は、やっぱり行かなきゃダメですか。」
先生 「ぜったい行かなきゃダメ。ほんとに危険だから。」
わたし「消化器は、取りあえず予約しておいて、エコーでなんかあったらねって、先生、言ってましたよ。」
先生 「だから、何かあったじゃない!!!」

ということで、エコーと同時に予約した、消化器の先生の日程を確認。
内分泌の先生は、ほとんど外来に出ていないので、その日にあわせやすい先生がいいかなと相談してみたのですが、「他の怖い先生でもいいのー? この先生、とっても優秀だし、これからもっと優秀になる先生だよ。人間的にも頼りになるほんとにいい先生で、一生お世話になるのにお勧めの先生!」と一押しだったので、信頼して、この先生に依頼♪

膠原病の先生は、冗談ばっかり言ってるけど、とっても優秀な先生で、この先生が他科依頼のときに推薦してくれる先生は、何だかいい人で、いくつかの病気の可能性を診断する鑑別や治療法の選択を論理的にきっぱりしてくれる先生が多い気がする。
お医者さんでも、稀な病態の可能性やリスクの高い治療法は説明したがらない先生だっているわけで、わたしのように、「何かと稀なところにはまり、どんな選択でも、何かとハイリスクになりがちな患者(笑)」の場合は、腹の座った先生がありがたいんです~。

ただし、この膠原病の先生の話も「自分の仕事を減らしたいとき」という時は無視しないといけなくて(笑)、「新しい、いいのが入りましたよ~。主治医かえる?」ってお寿司屋さんみたいなことを言ってたり、「この先生は、すごくやさしくて、かっこいいよ」とか、こまめに言われますけど、「へー。でも、先生がいい。」と軽く流してます。
抱えている患者さんが、ものすごーく多いし、外来枠も、お話に出かけるのも増えているから、いつも元気なこの先生も、最近は、さすがにお疲れ気味。来年の夏には増員って話があるけど、その先生からも患者さんが送られてきているし(笑)
「2人も送ってきたら、あの先生が来たら、100倍にして、200人渡してやる!」と言ってましたが、それまでに倒れないでね。今年は、年末年始に電柱を抱えて吐かないでくださいねー。

閑話休題。消化器の先生は、若いけど、すごく頼りになると、他の先生も言ってました。きっと今回、何もなくても継続観察が出てくるわけだし、安心な先生が一番です♪

そういえば、先週の外来で「口も利けないくらいシンドイ」→「(先生と)口も利きたくない」という誤解があったっぽい、お気に入りの研修医とは、今回は会えず、誤解を解き損ねてしまいました~(涙)

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5 Comments

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不思議ですね (cocohch)
2008-11-23 22:44:20
こんばんは。

なんだか、私の主治医に似ているような・・・
私の主治医も院内の先生のこと、良く知ってるんですよ。
だから、血液内科の主治医もとーっても素敵でパワフルな先生に紹介してくれたし・・・
うちの神経内科には「○○先生にしか、紹介しないよ」といってるし(苦笑)
前に、とっても優しい神経内科の先生(女医さんです)がいたのですが、その先生が東京の大学病院に転勤が決まったときに、カルテのメモ画面に

○○先生御侍史

先生が転勤されると聞きました、どうしましょう・・・

膠原病内科  △△って。

気管支喘息もうちの病院じゃああんまり相手にしてくれないのを知っているから、「隣の部屋に大先生いてるけど診てもらう?」
私「遠慮しときます」
先生「そうやろ。僕もそう思う、治療方針だけたててもらって開業医の○○先生にみてもらうほうがいいよ。」

でも、親身になってくれて、本当に頼りになる先生に出会えるって幸せなことですよね。

どこぞの総理が常識がないなんて暴言を言ってましたが、全然そんなことないですよね。

肝臓さんは・・・沈黙の臓器なので、本当にぎりぎりまでがんばるんですよね。
だから、余計に慎重なほうがいいですね。

慎重すぎるくらいがちょうどいいと思います。

(臓器は違いますが、私も腎機能全然正常値なのに、eGFRが低下していると怒られました)
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元気ですよ♪ (ぷろぱ)
2008-11-24 14:30:05
非公開コメントの方、こんにちは♪

ありがとうございます~。
わたしは何故だか、キモチはまったく変わらず元気です。
診断がついていないからかなぁ。
むしろ、主治医の方が凹んでました(笑)

今回は、先生とよく相談すれば、一番いい形で進むかなぁって。

うまく説明できないけど、やれることをやれるようにやるしかないし、甲状腺ホルモン不応症やAnca関連血管炎と比べたら、肝臓の腫瘍については、情報も患者さんも治療法もすごく多いから。
甲状腺ホルモン不応症って話になって、カラダはすごくツライのに、治療法はない、と言われたときの方が、ずっとずっと気持ちもカラダも、つらかったかも。

不思議なご縁で、いい先生に診てもらえているのは、ほんとに恵まれていると思います♪
そちらのように「イケメン若手ドクター」には恵まれませんが(笑)
そうそう・・・、まだ誤解は解けてないですよ~!
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そうですね… (ぷろぱ)
2008-11-24 14:30:35
cocohchさん、こんばんは。

信頼される先生は、他の先生との接点が多いのかもしれませんね。カンファや教育プログラムによく呼ばれと、それぞれの技量や人柄をよくわかるのかもしれません。

肝臓さん、気にすると、いくらでも不安要素が出てくる臓器ですね。S4(M領域)って真ん中だから、左半分を切るのが普通かなぁ、でも右のすみっこにも別のおできがあるんだけどなぁ、とか、細かいことを考えるといくらでも(笑)

外来でちゃきちゃき質問するためのお勉強だけして、細かい話は先生に考えてもらおうと思います。
何と言っても、血管炎やRTHと違って、症例がたくさんあって、EBMのはっきりある分野だから♪

どこぞの総理は、主観的な話を客観的な話のように言うのが困ったもんです。カルテでSOAPのSとOを混ぜてるみたいに(笑)
ぎりぎりでつづけている人の気持ちをぽっきり折る分、カルテの失敗より、問題が大きいです。
返信する
ちょっとお勉強の資料を。 (cocohch)
2008-11-24 15:58:42
http://www.ususus.sakura.ne.jp/053liver.html

↑とってもわかりやすく解説されてます。
参考にしてみてくださいね(^^
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ありがとうございます (ぷろぱ)
2008-11-24 23:20:09
cocohchさん、調べてくださったんですか!?
ありがとうございます。

あんまり知りすぎると、夜の病院で自分で検査したくなる(笑)から、ほどほどにしておきます。
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