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亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

患者図書室、はじまりました!

2008-07-10 | 先生&病院譚
近所の焼き芋やさん、夏になると、焼きとうもろこしが加わります。
買わなくても、いっつも挨拶して通っているせいか、「"焼きとうもろこし、はじめました!"って紙をつくってくれない?」ってお願いされました。作って行ったら、おいしいトウモロコシをくれました♪
もうすっかり夏ですね。

患者カフェの話を書いて、しばらく経ちましたが、昭和大学病院に患者図書室健康の森」ができたそうです。
暖炉やソファーまであって、居心地がいい、というポイントまで網羅されてます♪

かの有名な日野原先生が中心に進めているNPO「医療の質に関する研究会」略して「NPO質研」が、患者図書室プロジェクトとしてはじめたもので、今後も、そういった患者図書室のための公募助成をするそうです。蔵書約1000冊、貸し出しに関する事務システム、基本設備(カウンター、閲覧コーナーやPCなど)を寄付するとか。

NPO質研自体が、患者と医療提供者をつなぐために、信頼できる、わかりやすい情報、患者の声、励ましあいを提供して、協働の医療をしていこうという考えからはじまっています。
慢性の病気では、日常生活での管理をするのは患者やその家族になるわけで、そのための知識や安心の提供は大きいですね。
(ただ、よけいなことですが、患者図書室プロジェクトのホームページが、FireFoxに対応していないのは、ちょっと悲しい・・・。)

もっとも、救急の場合は、こういう悠長なことはいえないので、コメントで教えてもらった国立成育医療センターの例のように、信頼できるトリアージ(重傷度判断)が、お医者さんに限らず、ナースや救急隊員のレベルでも提供できるようになるといいなと思いました。
これくらいいいかな、と思って、重症を見逃すことの怖さがあるから、救急に行くのを避けられないこともあります。「だいじょうぶですよ、明日またお会いしましょう」で、安心することもありそうです。
そこで避けがたい事故が起きたときに「訴えてやる!」という話になったら、成立しなくなりますが、いろんなところに広がっていくといいなと思います。

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地域医療の星?千葉の東金病院のお話

2008-07-08 | 先生&病院譚
暑い~といいながら、低下症のようなムクミが消えません。次の検査が楽しみ♪

昨日は、ドラマTomorrowにつっこみまくりで、スミマセン。
脚本は篠絵里子さん。心理描写を細かくされる方で、最近では『クロサギ』『ちびまる子ちゃん』の脚本家です。「いま、会いにゆきます」も書いてましたっけ。
忘れられがちですが、「お医者さんも感情があって、悩んだり頑張ったりしている」と思い出すだけでも、価値があるかも。今後の展開に注目です。

ほんとに、地域医療がもうちょっとどうにかなるといいと思います。
うちの家族は、ややこしい疾患を持っているのに、各地に点在しています。それぞれの地域医療を聞いていると、え~!と叫びたくなることも。最新医療のフォローができなくても、目の前でノートで一昔前の標準治療を調べてもいいから、せめて基礎疾患の基本的検査項目は正確にオーダーしておくれ!
先日も、検査結果と診断を見て、本人も「この先生おわってる…」と確信したらしいけど。

ちなみに、地域医療の改善プロジェクトで有名なのが千葉県立東金病院
2000年にわかしお医療ネットワークのプロジェクトが通産省(今の経済産業省)補正予算公募で「電子カルテを中心とした地域医療情報化」が構築されてからでしょうか。(厚労省じゃなくて通産省ってのが、なんだか…ね。)この地域のかかりつけ医と電子カルテで連携する基盤をつくって、特に糖尿病などの慢性疾患の管理を改善したそうです。
地域住民への病気の勉強会も、研修医が月1回行ってやっているとか。こういう教育プログラムは、お医者さんのコミュニケーション力のためにも患者さんの理解のためにも、すごいいいかもしれません!

今は、「医師招聘プロジェクト "GoGo東金プロジェクト"って、べたべたなネーミングのプロジェクト推進中♪ 若手のお医者さんが行きたい病院になることって、お医者さんを確保する基本ですものね。
(同じ千葉でも、銚子では、銚子市立総合病院が9月末で休止するそうで、早い再開が望まれます。)

東京でも、「東京の医療を守る会」が去年できたそうですよ。
あるお母さんが、救急外来に行ったら、電話は鳴り止まない、軽症患者があふれている…という現状に驚いたそうです。はじめは「コンビニ受診をやめましょう」と言っていたのですが、「母親の不安をなくすことが医師の負担を減らすことになる」と考え、この会を立ち上げたと、ニュース(前編後編)に書かれていました。

こういう基本的な病気の情報や応急処置の理解を伝えていく活動は、患者の体質(姿勢)改善なわけで、実は、お医者さんが足りなくなりそうな状況の、対症療法じゃなくて根治療法に近いかも♪
先日ご紹介した「市立柏原病院の小児科を守る会」の進化系といえそうです。

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医療ドラマTomorrowがはじまりました・・・

2008-07-07 | 先生&病院譚
おやつに買ってきたアイスも、どんどん溶けます。今日は、湿度が高くて、わたしも溶けてます。

オフィスの入り口に笹を立ててみたら、いろんな願い事が。
「みんながゲンキで仲よくすごせますように」というものから、「ガソリンの値段がさがりますように」というような現実的なものまで。かなうといいね!
わたしは、倒れずにすごすことかな。でも調子が悪いときは、躊躇なく早めに倒れることにします(笑)

昨日から医療ドラマ『Tomorrow』が始まりました。『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』には及ばないとはいえ、視聴率もよかったそうです。しかし~、竹野内豊はかっこいいけど、つっこみどころ満載。
消毒もせずに気管切開したり、腕を曲げて心臓マッサージしてたり。一市民として消防署で応急手当講習を受けたらわかることなのに~。

医療の現状が少しでも認知されるといいなと思いますが、看護婦さんが救急の受け入れていたり、麻酔医も新生児の受け入れ医も確保せずに帝王切開をしてしまったり、「医者がひとりがんばれば、気持ちさえあれば、何とかなる」と思われそうだなぁという気もします。「がんばる!」という根性で何とかしてきた結果が、今の状況なんだと思うんですけども。
時代劇で「時代考証」のスタッフをつけるみたいに、医療関係のスタッフが入って、少しだけリアルになるといいな。

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将来のベテラン看護士さんの採血

2008-07-06 | 先生&病院譚
土曜までは、カレーを食べたら、のどがチクチクしていましたが、すっかりおさまりました!
わたしの場合、咽頭痛が起きると不吉なことがつづくことがあるので、事件が起きずにおさまって、ほっとしました(笑)

そうそう、このあいだ、急に病院に行ったときのこと。
採血室で、次がわたしの採血、という番がきて、一番のベテランさんの手が空きました。ラッキー♪と思ったところに、遅れてきた前の番号の人が「すみません~」とやってきて、ベテランの人の前に座りました(涙)

見回したら、いつもの看護士さんたちが並んでいるなかで、ひとり見かけたことのない人と目があって…。
あきらかに緊張した、新人さんっぽいお姉さんが担当してくれることになりました。最近、腕時計のベルトだけで、刺激性のじんましんが出るんですけど、大丈夫でしょうか(笑)

でも、このお姉さん、すごく緊張しているものの、じっと血管をにらんで、腕をゴシゴシして、また血管をにらんで…という感じでがんばってました。というわけで、わたしも腕を縛られたあとは、親指をなかにして手をにぎったり開いたりして、血管がとりやすいようにご協力♪

けっきょく腕も変えて、数分、にらんでましたけど、ぶじに一発で刺して、ほんの少し血管をさぐるだけで採血できました。そのあと、ちょっと長めに抑えていたら、痣にもならず、ちょっと赤く腫れるだけで終わりました~!
当たり前ですが、お医者さんでも看護士さんでも、検査技師さんでも、薬剤師さんでも、新人さんは将来のベテランさん♪ ややこしい病気のせいで、外来はベテランの先生たちにお世話になることが多いから、ちょっと新鮮でした。

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お医者さんを守るため、自分の医療環境を守るため

2008-07-04 | 先生&病院譚
帰ってすぐに、電池切れで熟睡して、2時間も寝て目覚めました(笑)
それでも、まだまだ寝れそうです。甲状腺低下の代謝性障害で傾眠傾向?ってほどではなさそうが、この年でこんなに眠られていいのかなぁ。
のどの痛みは魚の骨がささったみたいにチクチクしています。骨なら抜けるけど、どんだけのどを見ても、見当たりません~。

幼なじみと電話でしみじみしました。わたしが小さな頃お世話になった小児科の先生が、大腸がんで休院中です。いろんなところで、「最後の小児科医」が危機に陥っているようですね。

今日は、舛添大臣が丹波の県立柏原病院の視察に行ったそうです。
ここも小児科が減って、最後の1人も辞めそう、というところまで来たとき、お母さんたちのグループが「県立柏原病院の小児科を守る会」というものを作って、崩壊を食い止めたというところ。

ポイントは3つ。とってもシンプル。

 ・コンビニ受診を控えよう
 ・かかりつけ医を持とう
 ・お医者さんに感謝の気持ちを伝えよう

ここのすごいのは、ただお医者さんを守ろう!と主張するだけでなくて、「そうは言っても、核家族化で、重症なのかどうか不安」という親御さんのために、公の救急相談センターの電話番号をお知らせして、「あわてる必要はないが、 24時間以内に受診しましょう」みたいなお話を聞けるような体制を作ったり、病院へかかる目安の1つになる、 代表的な子どもの病状についてのチャート図を作ったり、親のサポートもしていること。

大臣が視察するって、行政の側がするべきことと患者側がするべきことは、ちょっと違うんじゃないのかな、とも思いますが、なんにせよ、長つづきするいい医療環境が守られるといいなと思います♪

膠原病の先生もまだまだ貴重ですし、甲状腺ホルモン不応症にもくわしい内分泌の先生は稀少です。前の膠原病の先生も長期休暇していたし、わたしの内分泌の先生が、最近、体調がよくないので、ちょっと心配しているところです。
守ってあげたい気持ちはあるけど、わたしにできるのは、ゲンキになれるように、しっかり寝ることかな。

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患者さんとお医者さんの橋渡し会社、発見!

2008-06-17 | 先生&病院譚
患者さんとお医者さんの橋渡しがお仕事になるといいのに…ということを何度か書いてきたのですが、おもしろい会社をみつけました!

昨日の記事で触れたアメリカのがんセンターでセカンドオピニオンを取りたい、治療を受けたい、という場合に手伝ってくれる、野球で言うとメジャーと交渉する代理人みたいなお仕事です。

医療相談渡航支援・つきそい論文添削など。

移植のサポートについては、いくつか聞いたことがありますが、もう少し内容の幅があって、おもしろいなぁとサイトを読んでいました。
テキサス・メディカルセンターのスタイルなんでしょうか、お医者さんと正直にお話するためのアドバイスも書かれています。
医療相談は、本気で対応したいから、有料にさせてください、と言っていたり、1ヶ月お返事5回までなら7,000円なんて明朗なのが、いかにもアメリカっぽいかも(笑)
されているのは、これまた、上野さんです。

何もかも1つの団体がサポートするのは難しいかもしれませんが、こんなサービスが日本で出てくるとおもしろそうです。有料サービスには抵抗があるかもしれませんが、「お仕事」であれば、お互いに法的にも守られて、安心なのかもしれません。ヘンにトラブルになって、悲しい前例にならないように、しっかり弁護士さんのサポートをもらわないといけないのかな。

誰か個人事務所でも始めてくれないかな♪と他力本願なわたしです。

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患者力?一生懸命な患者をめざすゾ

2008-06-16 | 先生&病院譚
以前、お医者さんとのコミュニケーションのとり方や納得して医療を受けるための「9カ条」を書いた『最高の医療をうけるための患者学』という本を紹介する記事を書いたことがことがありますが、この本を書いた先生が中心になって書いている、チーム医療のサイトのコラムをみつけました!

この上野直人先生が、M.D.アンダーソンがんセンターの先生なので、がんの話が主軸となっていたり、このサイトが医療の立場から書かれているので、いかに患者さんに納得と満足を提供するかというお話なのですが、あらためて、「そうだな」としみじみしました。

ひどい口内炎でも、感染予防の歯磨きを1日5回した叔母さんのお話
患者さんが必要とする情報を、経験豊富な医師が持っているとは限らない
患者がつまり何をつらいと思っているかを理解してあげることも大事なサポート
長い治療になるとき、焦らないこと ・・・など

一生懸命むきあってくれる先生が患者を元気にするように、「一生懸命な患者」という姿勢がチームの力を引き出すことがあるんだろうなと思います。お医者さんのいい面を引き出せる、患者さんになる、というようなことは、治療を受けていくうえではとっても大事なことなのかもしれません。

わたしみたいに中途半端な知識で「なんで?」と先生を困らせるのはマイナスかもしれないけれど(笑)、たとえば、先生の説明をよく理解しようとするとか、納得できないことは先生に相談しやすい時間や場所を聞いて改めて相談するとか、出された薬は勝手に減らしたり増やしたりしないとか、自分の症状と社会的状況(子育て中だとか仕事の責任が重いとか)は伝わるように工夫するとか、必要なときは休む工夫をするとか…。

病気と上手につきあうには、先生が何とかしてくれるということじゃなくて、やっぱり患者がやることをやらないと始まらない、というのは、よく考えたら、ごく当たり前の話なんですが、無茶をして出てきた症状について「あの先生はおかしい!」と言っている話をいろんなところで聞くので、いい治療を逃すのは、もったいないなぁ、とちょっとだけ思うのでした。
夜更かししてブログを書きつづけて、手首が痛いよ~!と泣いているわたしも、人のことは言えないんですけど(笑)

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先生に連絡したらお休みでした!

2008-06-13 | 先生&病院譚
天気がいいせいか、朝のこわばりも、軽めです♪
「いろいろ痛いんですけど、ゲンキなので、とりあえず近医でセルタッチあらため、同じフェルビナクのスミルテープを処方してもらっていいですか?」という、1文を伝えるために、膠原病の先生が、わりとフリーになる時間をねらって電話してみたら…、「申し訳ございません、本日はお休みをいただいております。」だそうです。あ”と、へんな返事をしてしまいました…。

いつも何かあったら前の先生に相談してね、と言われているので、「じゃあ、○○先生いらっしゃいますか?」と聞こうかと一瞬、思ったのですが、「僕、クビになるかも…」なんて、この前の外来でもぼやいていたところだったので、繊細な先生が傷ついてもいけないかな(笑)と、遠慮してみました。
そのくらいの余裕があるのは、きっと体調がいい証拠ですね~。

週明けにお電話するにしても、月曜は、週末の引き継ぎやカンファレンスが混んでそうだし、外来もたいへんだろうし…と思いながら、つらければ、もしかしたら同じ場所のレントゲンを2回撮るハメになるかもしれないけれど、先生には連絡せずに近くの病院に行くだろうし、なんとかなりそうです♪

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ネットの医療情報って

2008-06-07 | 先生&病院譚
甲状腺ホルモン不応症のサイトのことを、このあいだの内分泌の先生の診察のときに、相談しようと思っていたのですが、今後の治療方針の相談やらで時間がかかって、次の患者さんもずいぶん待ってらっしゃったので、断念。やっぱり予想通りでした(笑)
次こそは、海外の患者会事情くらい聞けるといいんですけど、できるかな~?

先生にサイトの内容を監修してほしいということでは、先生のお立場もあって、むずかしいところもあるでしょうが、あきらかな間違いとか、甲状腺ホルモン不応症といえばコレ、というような情報が漏れているとか、そんなことがあったら教えてほしいんですけど。マジメな先生だけに、いろんな細かいことを心配されるかな、と想像して、時間のゆっくりしたときにしようと保留にしちゃいました(そんなときがあるのかな(笑))

代わりに…ではありませんが、こんなサイトを見つけました♪
インターネット上の医療情報の利用の手引き。これは、日本インターネット医療協議会という、お医者さん、患者さん、弁護士さんなどが集まって、医療情報の発信者・利用者が安心して情報を使えるように考えようという団体が書いています。

ネットのなかでは、1つ間違えた情報があると、それを読んだ人が別のところで「~なんだって」と書いて、だんだん「常識」として定着してしまうこともあるから、「いろんなところに書いてあるから」というだけでは、その情報を信用しちゃいけないのがむずかしいところですね。医療については、命にかかわることもあるので、安易に使うとちょっと怖いところもあります。

利用するためのガイドは、手引きを見ていただくのがいいですが、簡単にまとめると…

信用できる、最新の情報源かな?
情報は、自分で責任を持って使おう
専門家にも聞いてみよう

というようなポイントでしょうか。
特に、甲状腺ホルモン不応症(RTH)みたいに、一般情報が少ないものは、気をつけよーと改めて思いました。どっかで先生に相談したいものです。

ネットじゃなくても、「親切な近所のおばさん」(!)に「ステロイドって体に悪いらしいわよ、やめなさいって!」と言われて、膠原病が再燃しちゃったなんてことは昔からあるんでしょうけどね。悪気がなくても、病気で不安なときにはいろんな情報に振り回されるから、気をつけよう~♪

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頼りになる先生

2008-06-06 | 先生&病院譚
朝は寒かったのに、お昼には空が晴れわたっていて、気持ちのいい一日でした。
筋肉が固まっていて、つらいままでも仕方がないので、朝から、鎮痛のカロナールと筋肉の緊張感をゆるめる効果もあるデパスの併用。のんびり過ごせました。
抗甲状腺薬のメルカゾールの増量のせいか、気候のせいか、わかりませんが、ぐずぐずしながら乗り切れそうな気がしてきました♪

今の症状について、内分泌の方の薬の副作用かなと思いながら、電話をしようか…、と頭に浮かぶのは膠原病の先生なのがおかしいです。

この膠原病の先生は、研究されているのは全身性エリテマトーデス(SLE)なのですが、病院の少ない場所で一般診療科で長く働いてらっしゃったこともあって、専門外のことについても、ピンと来る先生なのが安心です。
そういえば、主治医じゃなかったときに、最初にAnca関連血管炎を指摘したのもこの先生でした。

なんて言いながら、病院では不遇のようで、この間の外来のときも、「今度、来た若い先生がまた優秀なんだよ~。僕、クビになるかも。」「先生、引く手あまただから、笑顔で転職しそうですもんね。」「医者ってのはだいたい4~5年で移るものなんだよ、きっと…。」と、毎回、お約束の会話をしてきましたけど。

内分泌に行ったときも、貧血やAncaについて話していたら「膠原病科では何ておっしゃってた?」「そっかぁ、あの先生といっしょに担当できると安心だなぁ」と、内分泌の先生がしみじみとおっしゃってました。
内分泌の先生は、甲状腺の研究では有名ですし、膠原病の先生より、年上でお立場も上なんですけど、膠原病のの先生を頼りにされてました(笑)

一般的に、内分泌の先生は、ゆっくりした慢性疾患に何年もかけてつきあってくれるのが得意で、急なことへの対応は膠原病の先生の方が得意な感じがしますけど(笑)特に、わたしの内分泌の先生はおっとりしてるからなぁ。

というわけで、貧血のことも、内分泌の薬の副作用かもしれないAncaのことも、結局、膠原病の先生が診て、内分泌の先生と共有してくれます。
わたしのような、面倒くさい病気が重複していて大変だなぁと思うこともあったのですが、1つの病気や治療について、先生たちが多角的に見守ってくれているのも、心強い話かもしれません♪

いつもすごく忙しそうなので遠慮してしまうんですが、5月の熱で病院に行ったときにも、「病院に来るときは立ち寄ってくださいね」と声をかけてくれたので、なんだか安心な気持ちなのです~。

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病気とのつきあい方

2008-06-02 | 先生&病院譚
先日、読売新聞に、「闘病記に『生き方』学ぶ」という記事が出ていました。
この記事を書かれた本田麻由美さんという記者は、読売新聞で「がんと私」を書きつづけていらっしゃる乳がん患者さんです。

自分のことを振り返っても、つぎつぎ新しい病名がついていくとき、その病気で何が起きているのか、どんな治療法があるのかとかいう客観的な情報もほしかったけど、その病気を抱えた人がどういう風に病気とつきあっているんだろうというのも、とても知りたかったなぁと思い出します。
だから、お医者さんのお話だけじゃなくて、ブログをいっぱい読んだのかも。闘病というほど闘わなくてもいいのかな、と思えたのも、いろんな元気なブログがあったからだったりして♪

先輩患者らがつづった闘病記は、医師や看護師の説明だけでは分からない貴重な“生き方情報”だ」と記事には引用されているけれど、「へこんでもいいんだな」とか「こんな状態でも明るく過ごしている人もいるんだな」とか、病気や先生たちとのつきあい方とか、いろんなことを先輩たちからいっぱい教えてもらっている気がします。

本田さんが書かれた2005年の記事で、東京都立中央図書館の「闘病記文庫」や医学図書館のことが書かれていますが、国立大の医学図書館は一般開放されてたようですね。知りませんでした!別の「手をつなぐ患者・市民・医療者」という記事では、島根県の「がんサロン」、東京・新葛飾病院の「患者支援室」なども紹介されていていました。

いろんな角度の情報って助かるんだよなぁと記事を読みながら、しみじみしてました。ときどき悩みながらも、なんとなく自分の病気とのつきあい方のスタイルができてきたら、ちょっと楽になれる気がします。

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退院! そして病床稼働率?

2008-04-30 | 先生&病院譚
家族は昨日、無事に退院しました!
入院中にはステーキ~、ビュッフェ~、などと夢みてましたが、さすがにバテぎみ。有機野菜料理のビュッフェを愉しんできました(笑)

家族の住むあたりは、病院の事情もよくないので、数日、病院の近くでノンビリとリハビリしてから、帰ります。
だから、ホテルに入るのに、午後、退院したいなぁと言ってみたのですが、今の病院は、午前に退院、午後に入院が推奨されているみたい。仕方がないので、退院後、ノンビリ中国茶やさんで、チェックイン時間まで待つことに。

なんでかと思ったら、病院の病床稼働率をあげろという指導があるんだそうです。

規準は夜中の0時。0時の段階で、ベッドが何%埋まっているかが問われるんだとか。つまり、午前に退院して、空いたベットをキレイにして、午後、別の患者さんが入院するのが成績(?)のいい病院。
確かに、入院する日は、早起きして行きたくないし、うれしい退院は早くしたいけど、ホテルのレイト・チェックアウトじゃないんだから…。

そんなことが徹底されると、満床になって、救急お断り!となるのは、当然の流れかと。
お役人さま、どうか論理的な計画をお願いします…。

ともかく、うちの家族も午前に退院して、ゆっくり中国茶を楽しんできました。
今日も、そ~っと歩いてますが、日常生活に復帰中です♪
元気ですけど、ちょっと動くと充電が必要。「昔のトイレみたいに、一回流すと、しばらく流せないみたいな感じ」と本人が言っておりました(笑)

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後期高齢者医療制度、変更にかかる経費って…

2008-04-16 | 先生&病院譚
後期高齢者医療制度あらため長寿医療制度がはじまって、いろんな問題が起きている様子。2年も前に決まっていながら告知が少なかったというのが、やっぱり最大の問題でしょうか…。
厚生労働省が「平均的な負担額は低くなります」と言っているものの、高くなる人、安くなる人がいるわけで、やっぱり説明にごまかしがあるような印象があります。
情報が伝わっていないが問題!と指摘しているメディアも「報道しなかった」責任の一端があるような、ないような…。

たしかに、日本に子どもが増えていっているわけではない状態で、高齢化社会を支えるには、何か対策はしないといけないし、何かに手をつけてみないと問題が浮き彫りにならないこともあるだろうけど、「とりあえず」じゃない方法を考えなさそうですね。

病院側への通達も、直前だったみたいで、請求書のシステムが切り替えられない!なんて問題も起きているそうです。
「そんなシステム変更にかかるコストの無駄を切り詰めるだけで、けっこうまかなえたりして」と笑っていたら、「もともと保険点数は2年ごとに見直しをするみたいだよ」と聞いて、またびっくり。えーー!!!! そんなにしょっちゅうシステムを更新していたら、医療事務さんやエンジニアさんもたいへんだし、そのコストを負担する病院もたいへんだーー!!!と驚いてしまいました。

ある試算によれば、名前が悪いんじゃないか、という首相のひとことで変更することになった「長寿医療制度」という名称変更だけで、数億円のコストなんて話も。世の中、ムダ使いが多いものですね。そのお金、わが家の医療費にちょうだいって思います(笑)

そして、肝炎訴訟、年金問題にひきつづき、矢面に立たされる桝添大臣の苦悩はつづく……。がんばれ!!

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4月1日、診療報酬も変わる

2008-04-01 | 先生&病院譚
4月1日、ガソリン値下げの話題がいろんなところで出ています。電気代、牛乳も値上げ。同じく今日、そっと診療報酬が変更されています。

保険点数がアップしているものもあるのですが、実質的にはマイナス0.82%といわれています。
個人的には、検査の費用が下がっているものが多いのが、ちょっとうれしい♪ たとえば、心エコーの検査は、980点が780点になっていて、わたしの負担額では1回で600円違います。よく検査が重なると、何万も払うから助かります。

患者としては、ちょっとうれしいお話なのですが、見方をかえると病院にとっては減収。無駄に高い医療は困るけれど、病院も儲けてくれないと、お医者さんを増やしたり、いいサービスをしたりできなくなりそうで、心配です。近くの病院がつぶれたら、ほんと困る!

2002年の統計によると、100床の患者さんにあたるお医者さんの数は、アメリカ66.8人に対して、日本は13.7人。しかも、日本は外来が多いから、実際に入院患者さんに対応する先生の数は、もっと少ない気がします。
なんといっても長寿国の日本。老人ホーム、ホスピスのような施設での医療支援がむずかしくて、長期入院が多いという実態もあるようですが、それにしても、少なすぎ~!
厚生労働省のある予測では、2035年までは、こういう入院需要は増え続けるし、特に高齢者、慢性疾患での入院が増えるとされています。
実際に、自分がどうしたい?ということを考えると、早く退院したいけれど、何かあったときに、今の救急体制では不安だし、しばらく入院している方が安心と考えそう。
医療費を削減したい政策もわかるけど、もっとお金の使いようがあるような…。うまくいかないものですね。

そうそう、処方箋も変わります。これまで、後発医薬品(ジェネリック医薬品)を処方してもらうには、許可するという欄に先生のハンコを押してもらわないといけなかったのですが、4月1日からは、「変更してはダメ」という場合に、ハンコをもらわないといけません。
以前、書いたことがありますが、ジェネリック薬は、「主成分」が同じ薬なので、微妙な添加物は違ってきます。わたしも目薬で相性のよくない防腐剤がありました。効果もアレルギーも、微妙に違う場合もありますから、薬局で在庫がないから「ジェネリック出しときました~」となりそうなときには、嫌なときには嫌だといわないといけないかもしれませんが。

というわけで、いろいろ変わる4月。わたしも、心機一転がんばります~!

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患者カフェってあったらいいのに♪

2008-03-22 | 先生&病院譚
今日はなんだか快晴♪
オフィスのお引っ越しやお掃除で、みんな総出でお手伝い。わたしは「ガンバレ~!」と心からの応援をしには行きましたが、あっという間に横で朝から仮眠をさせてもらいました。すみません~!

インフォームド・コンセントという概念が広がって、最近は、診断や治療のプロだったお医者さんが、「説明」することも期待されるようになっています。

患者としては、とってもありがたい傾向ですが、そんな練習をせずに今まで専門の世界に暮らしてきた人が、いきなり患者さんの立場に立って、わかりやすく説明できるはずもなく(笑)
ある統計では、もっとも負担(ストレス?)を感じる業務は、患者さんへの説明だというお医者さんも多いようです。そりゃ、そうでしょう…。

森林伐採をしたら、植林しないといけないみたいに、お医者さんも「消費」しちゃうのは、とっても心配。

そういえば、この間の内分泌のもともとの先生と新しい先生と3人で会ったときにも、説明はとっても丁寧なのですが、海外との連携の研究が多い先生なので「あれ、日本語で何て言うんだっけ…?」と言いながら、説明してくれていました(笑)euthyroid(甲状腺機能正常の)なんてマニアックな形容詞やantagonist(拮抗薬)なんて名詞は、ふつうの生活をしていたら知りませんって! 出張先で困らないように、と思って勉強しててよかった♪

でも、誰もが知っているわけではないので、やっぱり患者さんに橋渡しする「説明のプロ」がいたら、お金を出してでも、お願いしたい病院も患者さんもたくさんいるような気がします。

この間、福祉センターに用事があって行ったときにいただいた資料を見ていたら、医療安全支援センターお薬救Q箱という福祉保健局の情報サイトが書かれていました。こういうところが、活用されるといいのかも。お役所の立場では、なかなか情報を提供しにくいのかな。

たとえば、おいしいお茶が飲めて、ソファやクツをぬいでくつろげる絨毯のコーナーがあるような、患者さんカフェがあって、そこで、インターネットでの信頼できる医療情報サイトポータルがあったり、内容を保証してくれなくても、司書みたいに「こんな本がありますよ」と医療関係の本を紹介してくれる人がいたり、不安を聞いてくれるカウンセラーさんがいたり、というところが、病院の近くにあって病院の待ち時間に、ゆっくりできていいのにな。会員制でも、入るかも~!

誰かやってくれませんか?(笑)

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