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亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

お医者さんと労働基準法

2008-03-21 | 先生&病院譚
昨日のお話のつづきで、いろんな資料を読んでました。

去年、厚生労働省が発表した「2006年賃金構造基本統計調査結果」によると、医師の所定内給与(月額)は76万1000円(平均41.2歳)だそうです。労働時間は週に70時間くらいだと書かれてました。
でも、医師会が発表した報告(pdf)はちょっと泣けます。

実は、勤務医はもっと給料が安いし、もっと働いています。時給に計算すると、2000円にもならなくて、「派遣社員の彼女の方が時給が高い」なんて先生もいました(笑)

あとは、お医者さんは、激務なわりに、労働基準法の保護から抜け落ちがち。
ご自身も闘病中の先生に病院でばったり会ったら、真っ青なお顔だったので、「どうしたんですか!?」と聞いたら、夜の1時に、患者さんのご家族が話をしたいと呼ばれて、朝までずっと話をしてたとか。それでも、「監視又は断続的労働に従事する者」という扱いで、労働基準法の除外項目(第41条第3号)扱いにされたりするそうな。だから、翌日に代休なんて保護はありません(泣)

たとえば、心療内科がカウンセリングと連携するみたいに、連携できる医療情報アドバイザーや相談窓口が増えたら、ちょっとはお医者さんの負担も軽くなって、診察の時間や質もあがるんじゃないかなぁ。

苦労して受験して、苦労して研修して、それでも患者さんに「どうしてですか!?」と詰め寄られたり、裁判になったり…。
問題のある先生もいるし、お医者さんの肩を持つわけではないけれど、「病気の人を救いたい!」という気持ちだけでは、つづかない、たいへんなお仕事だなと思います。
統計上、40代のお医者さんがどんどん、患者数の少ない小さなクリニックに移っていっている傾向にあるし、もう何とかしないといけない状況になっているような気が…。

頼りになるお医者さんたちが足りなくなったら、困るなぁ。

※後日、「救命医宿直7割『違法』」と題するこんな記事を発見。地元の労働基準監督署が改善指導するみたいです。うまく改善されるといいですね。

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先生が話しやすい患者

2008-03-20 | 先生&病院譚
今日はお彼岸の中日。暑さ寒さも彼岸まで、というけれど、今日は何だか寒いです…。

わたしがいろいろ持っている病気も、一般に遺伝的な要素があると言われるものが多いので、ご先祖でも同じ病気の人もいたのかな…なんて、お彼岸に思いを馳せてみたり…。
今でこそ、いろんな診断方法や薬が発達しているけれど、昔は、つらい状態でも、思うように動けなくなる不安に加えて、「なまけもの」と周りに誤解されてしまったこともあったんでしょうね。今もあるけど。

そうやって考えると、ほんとにいい同僚や後輩の人たちに恵まれてます。
夕方になったら、相談したい案件があっても、「あ!また明日、聞きにきます!」と帰らせてくれたり、ノロにやられないように消毒薬を買ってきてくれたり。先生たちも、「そういう環境はめったにないんだよ」と言います。

お医者さんにも恵まれています♪
ブログやいろんな方のお話のなか、お医者さんの方針が納得いかなくて、病院を変えたという話もありますが、コミュニケーションって、むずかしいですね。わたしは、恵まれているんだろうと思います。
実際、ヒドイ先生もいるし、問題のある治療法をする人もいるし、不可逆治療(手術みたいに元に戻せない治療)や緊急性のある治療の場合は、慎重にしないと怖いことも多いでしょうね。ただ、自分の理解が不正確だったりするときには、病院を変えても、同じイヤな思いを重ねて、しなくていいイヤな体験をすることもあるんじゃないかなと思ったりします。

もちろん、わたしがこれまでお世話になった先生たちでも、「それって冗談になってないですよー!」ということを言うこともあります。
併発している病気が多いから、禁忌の薬が処方されそうになったり、同時にできない検査の予定が重なっていたりして、「多分まずいですよ~」とつっこむことも(笑)
「絶対この治療法だ」と言われて、「へらへらしてますけど、けっこうツライから、そのゆるいアプローチは困る!」と抵抗したこともあります。

そういうとき、話が通じる先生はいいですね!
でも、先生の方でも、話が通じる患者さんがいいんじゃないかなぁ。ニコニコ聞いているという意味でなくて。一番全体を知っているのは自分のはずだし、先生も万能なわけじゃないから。長くつきあってみると、ちゃんと患者のことを考えてくれている「案外いい人」みたいなこともあるし(笑)

医療関係者だって、ふつうに人間だから、体調が悪かったり、何かでイライラしてたり、いろんな状態で、診察しているはず。中には、わたしたちと同じ慢性疾患を持っている人もいます。
この間も、膠原病科の待合室に、病棟の看護婦さんが待っていて、えー、それでも、あの勤務をこなしているんですか!?とびっくりしたら、「けっこう、身体が痛いですよ~」なんて笑ってました。
外来の日には、5分でご飯を食べて帰ってくる先生たちも、けっこう頑張ってる(笑)と思うのです。

この間の、内分泌の新しい先生をまじえた三者面談で、新しい先生が「話が通じると、ラク~!」と笑ってました♪(実はそうでもないんですよ、先生(笑))

でも、わたしの実態がどうかはともかく、「先生が話しやすい患者」になれば、その分、いろんな相談がしやすいのかなぁと思いました。
医療関係者からいたわりを期待するだけでなくて、患者から医療関係者に対して、ありがとう、大丈夫?という気持ちをもつことは、案外、自分がいい治療を受けるためにもプラスになるかも!?なんて。

もっと話しやすい患者になれるかなぁ。

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内分泌の先生と、さよなら

2008-03-14 | 先生&病院譚
2年ちょっとお世話になった内分泌の先生は、この間の診察でおしまい。
甲状腺の知識という意味では、新しい先生は数段、格が上ですが、もとの先生は、正直なことを、わかりやすく、根気よく、納得できるように説明してくれたので、とっても信頼していました。病院という組織のなかでは、意外と、こういう先生っていないから。
だから、治療方針やどうやって暮らすのがいいのか、相談するのもとっても安心でした。
新しい先生も、治療の説明をしながら、「よく説明していたね、よく理解されてる」と驚いてました。

甲状腺ホルモン不応症の治療方針を決めるときにも、命に直接かかわらない部分なのに、いっぱい悩んで、時間をかけてたくさん相談して、決めてくれたのは、印象的でした。

だから、よそに行ってしまうのは、ほんとうに残念です。

でも、振り返って思い出すのは、くだらない話ばっかりです(笑)
検査のために、処置室で横になってデータをとっていたら、わたしが寝てしまい、「あんまり気持ちよさそうに寝てたので、起こせませんでした」と言っていたり。
外来日じゃないときには「肌が弱くて」とヒゲが伸び伸びだったり。
ものの厚さや幅を測るノギスを甲状腺の幅を計るのに使おうとしたら見あたらなくて、「新しいものはなくなるものだねぇ」と他の先生にいぢられたり。
「あのノギスは先がとがってて、痛そうだったから、買い換えようかと思ってたし。」と言いながら、「"あのブドウはすっぱかったんだ"ってブドウが取れなかった狐みたいだね」とつぶいていたり。
ノギスが出てきたら出てきたで、とがった先で手につんつんして、「ほら。これ、削った方がいいよね?」と聞いてみたり。
薬を飲むたびに副作用が出て、治療にいきづまったときには、「甲状腺ホルモンα受容体ブロッカー(TR-αブロッカー)ってないかなぁ」と話をしていて、新しい先生と一緒に話しているとき、ほんとにTR-αブロッカーの研究が進んでいるらしいと聞いて、ふたりで「おぉ~!」と騒いでみたり。

次の病院でも、内分泌のなかでも、糖尿病に重点を置くそうです。「食いはぐれなさそうだし」と笑ってました。家族歴もあるので、自分も糖尿になりそうだし、とか。そういいながら、忘年会~新年会から送別会で、確実に太ってます、先生。
正直な先生だけに(?)、薄着の季節、診察室に入ったとたん、「あれ、太った?」と無邪気に聞かれたことがありましたが、今回はわたしの方が「あれ、先生、ちょっと太りました?」とつい聞いてしまいました(笑)

今の病院に戻る予定も今のところなさそうで、お会いすることもないんでしょう。(なんていいながら、数年たって、戻ってきた先生もいましたが。)
きっと、患者さんと一緒に悩み、一緒に喜んでくれる、信頼されるいい先生として、ご活躍されると思います。

さみしいなぁ、と気分をひきずりそうだったので、さようなら、と意味で記事に書いてみました♪

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かかりつけ医って、活躍してほしい

2008-03-04 | 先生&病院譚
かかりつけ医とか、家庭医(ホーム・ドクター)とかいうことをよく耳にするようになったのは、この数年のことでしょうか。気がつくと、紹介状を持たずに、大きな病院(200床以上の病院)に行くと、初診料特定療養費という形で、数千円が上乗せさせるようになっています。

かかりつけ医というのは、プライマリ・ケア(一次医療)、つまり、病気になったときに、最初の医療をしてくれます。そして、必要に応じて、専門医のアドバイスを受けるながら、じっくり問診をしてくれたり、納得のいく説明をしてくれたり、身近で急変に対応してくれたりというのが、大事な役割です。

医療とか、健康とかいうのは、病気だけの問題でなくて、不安を除くことだって、大事なわけで、そういうケアを通して信頼関係から生れる安心を与えられる先生は、すごいなぁと思います。

わたしの場合、このところは症状が不安定なので、残念ながら、近くの病院では「僕にはわからないな」「主治医の先生と相談してみて」と言われることが多くなってます(笑)
それでも、去年の夏、お腹が痛かったり吐き気が止まらなかったときには、近くの病院にはいろいろお世話になりました。主治医と相談したうえで、頓服薬の処方を相談に、近くの内科でお世話になったことも。
地域医療ではないけれど、慢性疾患の先生たちも、患者さんのお仕事や家庭の状況を含めて、治療の方針を考えるような、全人治療が求められるから、かかりつけ医に近い役割があるのかな?

東京都医師会が「賢い患者さんのお医者さん選び」ということを書いています。そんなにうまく機能してないって、というのはあるものの(笑)、考え方はわかりやすかったです。

余談ですが、このコーナーのなかで[医者にかかる10箇条]というところでは、「対話の始まりはあいさつから」なんて書いてありました。お医者さんでも、挨拶しないで、うなずくだけの先生もいます。患者さんも、あいさつどころじゃないってこともあるんんでしょうか。切ないお医者さんの胸のうちを想像してしまいました。最近は、患者さんの暴言や暴力で、壊れてしまう先生も多いそうです。先生たち、がんばれ~!

[追記]
この記事を書いたあとに、知りあいブログでもホームドクター制度が普及してほしいという話が出ているのを発見。患者の方も苦労していること、たくさんありますね。

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いろんな先生、いいお医者さん

2008-03-02 | 先生&病院譚
月曜には先生に相談しよう!なんて思っていると、症状が落ち着いてきました(笑)すっきり治ったわけではないけれど、やっぱり安静にしていると身体は楽です。安心しました。
お調子者だから、調子がよくなった!とウロウロしてしまいそうなので、おとなしく、おとなしく、おとなしく…(笑)

薬で何とかしようというばっかりではなくて、休むタイミングや部屋の温度・湿度、着るもの、食べるもの…工夫していくことも大事なんですね~。

一昨日も書いたのですが、膠原病の先生も薬や検査結果の信奉者じゃないので、バランスよく応援してくれるので、助かってます。
「そんな身体に悪い薬は飲まないでいいよ(笑)」と言ったり、「つらいなら、すぐ頓服を飲んで、楽になりましょう」とか「ムリをしないで、ちょっと穏やかに暮らしてみて、様子をみます?」とか。
内分泌の先生も「ほんとに珍しいところ、めずらしいところにはまっていくのが特技だもんね…。さて、どうしよっか」と、眉をハの字にしながら、のんびり聞いて、一緒に悩んでくれるというのも、いい先生の証拠かも♪

いろんな方のお話を聞いていて、いろんな先生がいるんだな…と思います。つらい症状があると伝えているのに、経験や知識から「そんなはずはありません!」と怒る先生、逆にめずらしい例がでると、不安な患者のことより研究意欲に火がついて、目がキラキラしている先生。こちらが元気なときにはいいのですが、気持ちも身体も弱っているときには、ちょっぴりつらいかも。患者の気持ちになって考えてくれるけれど、最新の研究については興味のなくて、副作用の強い古いお薬を処方する先生もいたり。

というわけで、研修医の若い先生たちは、頼りないなぁと思うこともあるけれど、いいお医者さんになってほしいな、と思いながら、「そう言われると、患者としては不安になっちゃいますよ~!」とか「教科書ではないと言ってても、痛いんですけど、どうしたらいいと思いますか」とか、つっこんでみるわたし(笑)10年くらい経って、頼りになる、いい先生になってくれるといいな♪

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高額療養費って立て替えなくてもよくなったらしい…

2008-01-23 | 先生&病院譚
雪…いっぱい降りました。部屋を暖めても足もとが寒いです。
室内でもブーツがほしいかも~(笑)
でも、寒い寒いといいながら、2時間ごとに15分ほど仮眠させていただいて、今日は8時間、働けました。ちょっとうれしいです。

そうそう、11月の退院した日に出した、久しぶりの特定疾患の医療証は無事に認定されて、書類が昨日、届きました♪ ひと安心です。書き漏れを先生にわざわざ書き直してもらった甲斐がありました(笑)あとは精算をがんばります~!

さて、前にも書いたことがありますが、高額医療費の払い戻しは、知られていると思います。1ヶ月の医療費がある一定額を超えると、超えた分を保険料から支払われるもの。

これに加えて、事前に社会保険庁に申請して、「限度額適用認定証」をもらうと、病院の窓口で提示することで、立替をせずに実際の自己負担額だけを支払うことができるようになりました。(pdf
計算を病院がしてくれるかわりに、1つの病院での精算の場合のみ有効ですが、いくつかの病院や薬局を利用した場合も、今までのような払い戻しの申請で戻ってきます。

2007年の4月から始まった新しい制度ですが、高額医療は立替だけでもたいへんなので、入院のときに、とっても助かりました。長めの期間で発行してもらっておくと、安心かもしれません。

施行前に、新聞で報道されたのですが、あんまり知られていないような。わたしは、特定疾患の認定が切れたままだったので、入院前に費用のことでドキドキしていたら、病院で事前に教えてくれて、知りました。

もっと知られていい制度な気がするんですけど、ご存知ですか?

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ドラマERの作家は優秀な医学生だったらしい(笑)

2008-01-19 | 先生&病院譚
これは、かなりどうでもいい余談ですが(笑)

甲状腺ホルモン不応症の治療もしやすいから、しばらくシカゴで仕事をする?という「冗談」から、なんとなく、アメリカのシカゴを舞台にした医療ドラマ『ER』をシリーズ1から観てました。
テレビのどんどんカットを割る撮り方が好きじゃないので、『ER』のロングカットの撮り方が好きで(笑)ジョージ・クルーニーも当時は売れない役者だったなぁ、なんて眺めながら。

診察で、膠原病の先生に、「内分泌の先生と、シカゴいく?って盛り上がってたんですよ。」と言ったら、「それ、いいね!!」と。
この先生は、アメリカで勉強していたので、基本的にアメリカは好きなんです。でも、冬のシカゴはマイナス20度くらいまで冷え込みます。やだやだ。しかも、寒いからって、よく知らないシカゴで運転なんてやだ。…という話から、アメリカのタクシー・ドライバーには、ヒスパニックが多いとか、インド人のシーク教徒(ターバンを巻いた人)の方が多いとか、話が治療から離れ…。わたしも、アメリカ暮らしは、やだ、と主張していながら、お正月には『ER』をずっと観てた、と言ったら、先生も、シーズン10をずっと観ていた!と、『ER』話で盛り上がり…。

「僕が研修してたところで、マイケル・クライトンと一緒に研修していた人がいたよ。」という話に。

へー。
ER』の脚本を書き、総指揮もとったマイケル・クライトンは、『ジェラシック・パーク』を書いた人です。
シカゴ出身で、ハーバード大学人類学部主席卒業後、メディカルスクールに入学。医学生としてマサチューセッツ総合病院で勤務したそうです。
先生の話によると、「2ヶ月くらいしかいなかったらしいから、『ER』に出てくる症例のパターンって限られているでしょう? でも、すごく優秀だったらしいよ。」だとか。

学費のために医学生時代に書いた小説で有名になり、そっちが本業になったわけで、ジョン・ラング名義、ジェフリー・ハドソン名義の作品も含めると、小説家としてもたくさん作品を生み出しています。
「優秀なひとは、何をやっても優秀なんだねぇ」と、ため息をつく先生なのでした。

こういう余談ができたので、この先生と治療していけるかも、と安心したのでした♪

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健康保険が、海外の治療もカバーしてくれる!!??

2007-12-19 | 先生&病院譚
知りませんでした、何年も前に健康保険は海外での療養費も対象になってたそうです!!

仕事に復帰するとなると、どうしても海外にも行くのかな、と考えて、医療費のことが心配になってきて、外務省のサイトなどなど、調べてみて、びっくり。すっかりグローバル時代になっていたんですね(笑)
昔は、海外では日本の健康保険が使えないから、海外旅行保険はぜったい入りなさい!とか、歯医者さんや持病は海外旅行保険ではカバーできません!とか、習いませんでした?

今では、一時的に全額支払が必要ですが、日本と同じように3割負担なら7割分の治療費が戻ってくるそうです! 支払った日から2年までなら請求できるとか。請求には、療養に要した費用の額がわかる書類(診療報酬明細書や領収明細書等いずれも日本語翻訳文を添付)が必要ですから、忘れずにもらいましょうね!
区役所や市役所などの国民健康保険の問い合わせ窓口でも、参考のフォーマットがもらえます。

歯科治療も対象だそうです!!

なんと、高額療養費制度も適用され、特定疾患の医療費も、あとから精算してくれるそうです!!
保険の請求が終わったら、そのときの書類と医療費支給申請書兼口座振替依頼書を都道府県に届けることで、振り込んでもらえます。

ただし、日本で保険対象とならない治療は、海外での治療でも保険対象とはなりませんので、ご注意を! そういうときには、海外旅行保険が威力を発揮します。治療方針が違うこともあるので、気をつけないといけないのでしょうけど。

海外にお仕事に行って、そのまま入院なんてなるとつらいな、と思っていたけれど、ちょっと気が楽になりました~♪

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2011-05-19 追記:
久しぶりに読み返すと、リンクが切れていたので。

●海外で病院にかかったとき
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/13,63347,96,153.html
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/13,28361,84,141.html

●特定疾患の治療を、都外や海外で受けたとき
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/josei/tukaikata/

2011年節電の夏に耐えられなければ、スイスあたりに引きこもろうかと妄想したくもなって、そうなるとこういう情報をもう一度、整理してみようかしら…♪

いい主治医♪ワソランも効きました

2007-12-12 | 先生&病院譚
甲状腺の頻脈といえば、インデラル!と思っていたけど、とりあえず、ワソランを飲んだあと、今日は、脈拍が85までさがりました♪ 先生、昨日は疑ってごめんなさい(笑)

内分泌の先生は、プロパジールを長く飲んでいて、何ヶ月か微熱の症状が出ているのに、薬剤性血管炎を疑ってAnca抗体を検査しなかったとか、早く甲状腺ホルモン不応症を疑わなかったとかを、どうやら症例検討会で先輩の先生たちにずいぶん突っ込まれた様子ではあるし、近頃は予約も間違えてるけど…、でも、わたしとしては、頼りにしてます♪

わからないことは、すぐに詳しい先生や薬剤師さんに聞いて確認してくれるし、忙しい膠原病の先生が「大丈夫、大丈夫。気にしないで」と笑顔で受け流してしまう検査結果でも、この値はこういう意味で、異常があるとこんなことが起きるけど、このくらいまでは心配しなくていいと言われています、なんてことをわかりやすく説明してくれるのが、うれしい。

何より、つらいときに電話したら、先生の方が忙しくて大変な状況でも、「どうしましたぁ?」と電話に出てくれて、近くの内科でこう言ってごらん、とか、急いで外来に来れますか?とか、この薬をこの量で飲んで下さいとか、アドバイスしてくれる安心は、患者の立場では、最高の薬♪
電話は、手元にカルテがあるわけでないから「前の〜の値はどうでしたっけ?」と確認されたりするし、請求書も書けないし、言った言わないなんてことも起きがちだから、先生の立場を考えると「断った方がいいよ」と思うけど(笑)

恵まれてるかも。
ああ、それなのに…!!この内分泌の先生は春からよそに行くし、膠原病の先生も来年、引退です。寂しい〜(泣)
新しい先生たちと仲よくなれるかな…。

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内分泌の先生は、ご卒業…(涙)

2007-11-22 | 先生&病院譚
夕方、プロパジールを打ち止めする件を、内分泌の先生が伝えに来てくれました。今回の入院で、はじめて病室で会ったかも。
入るなり、「あれ~、おふとんに全然しわがない! きれいに寝てるんですね。僕、すぐクシャクシャにしてしまうんです…」といきなり余談です(笑)

ほんとは、膠原病のチームから聞くはずだったお話を、タイミングの関係でまだ聞いていなかったので、「え!?僕から聞くのか…」といいながら、血管炎や検査値のことをちょっぴり緊張の面持ちで伝えてくれました。
昼間、本を読んで、ヘンな勘があったので、わたしの方は、アイソトープがひっかかるだけで、聞いたときには意外にショックは少なかったのですが。

「ところで、先生の合否は?」と聞いたら、研究できる場所に合格したそうです!! パチパチパチ♪ 春からそちらで勤務です。
「今日、連絡が来たんだけど、通知を受け取ったわけじゃないから、ちょっと不安なんですけど。」と言っているので、吹いてしまいました。

先生 「大学の合格も、実際に通知を受け取って、やっとほっとしたんです。」
わたし「先生、でかけるときに、鍵とかガスの元栓とか、何度も見ちゃうタイプですか?」
先生 「そうかも、実は神経症っぽい?」
わたし「寝相は悪いけど(笑)」
先生 「寝相は命にかかわらないから」

…寝相は悪いけど、神経質な先生って(笑)
ともかく、おめでたいけど、お気に入りの先生だけに、寂しくなります…。
先生の患者さんは、いろんな病院に転院を勧められています。
わたしの症例は、ややこしくて複数科にまたがるので、この病院残ること確定…。

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いい患者さんになるるるる♪

2007-11-21 | 先生&病院譚
炎症もずいぶんおさまって、痛みや熱がほとんどなくなってきました。
で、検査のあい間、けっこう時間が空いたので、院内の図書館に行ってみました~。
ちょうど、お医者さんとのコミュニケーションがむずかしい!ということを書いたところで、そんな本を見つけました。

 上野直人・著『最高の医療をうけるための患者学』講談社+α新書(840円)

いいお医者さんにめぐり会うのは、けっこう難しいことがあるので、お医者さんのいい面を引き出せる、患者さんになるには、というようなことを、アメリカのテキサスでガンのチーム医療を進めている日本人の先生が書いています。がんに限らず、いろんな病気で役に立つかも♪

自分の治療は、人に説明できるくらいまで理解する
病名は? そのレベルは?
いつから? 何を基準にそう診断されたの?
これまでの治療は? 外科的?内科的?
使っている薬は?始めた時期や今後の見通しは?量は?副作用は?
どういう方針で、その方法を選択したの?
…なんてことを説明できるかな、というお話。

わからないことは、聞いてみる
治療の選択をするときに、「他の選択肢は何がありますか?」「他の選択肢でなくて、これにしたのは、どんな利点があるからですか?」「予後、どんなことが起きる可能性がありますか?頻度は?」「おうちで、どんな症状が出たら、すぐに連絡しないといけないということはありますか?」などなど。
わたしも、よく言い忘れるので、症状とか質問を、メモして診察に持っていきます。
こちらも忘れるけど、逆に、先生も言い忘れることがある(笑)ので、お互いに、よく質問をするのが大事ですね~。先生が言わなかったから、知らなくていいってことではないことではないんですね。
診察のあとで、「あ、これを聞きたかった」ということを思いついたら、メモをしておくといい、なんて本に書いてあって、「わたしだけじゃないのね」と笑ってしまいました。

メモをする
診察に行くときには、「今日、報告すること」「今日、知りたいこと」をメモするといいと書いています。
自分の簡易問診票を作っておくといいとも書いてました。わたしも持ち歩いてます。突然、具合が悪くなっても、それを読んでもらえばいいから。

 氏名:
 生年月日:     (満年齢: 歳)
 通院している病院:
 担当医:
 喫煙:
 飲酒:
 アレルギー:
 家族の病歴:
 診断・治療方針等に関わるキーパーソン(相談が必要なとき)
 既往歴(病名、診断日、これまでの治療と経過、問題点)
 今回の病気について(病名、経過、薬の名前、量、副作用)

わたしの場合は、これに症状一覧表を持っています。
 発熱 (37.5℃以上)
 頻脈(90以上)
 倦怠感
 耳下腺の腫れ
 口内炎
 関節痛(指)
 関節痛(手首)
  などなど

というように、並べて、変化があった日に+とか-とかつけていきます。
そしたら、急に「え、それはいつから?」と聞かれたり、忘れていたような症状について「こんなことあった?」と聞かれても、その場で対応できます。
あとは、検査結果の推移表。
問題は、病気の種類も増え、リストがどんどん長くなっていることでしょうか…(笑)
几帳面にやるとつかれるので、けっこういい加減に書いているのも問題かな~。

しっかりコミュニケーションできるタイミングを聞く
忙しい診察時間内だと、先生は説明してくれていても、患者の方ではよく理解できないうちに診察が終わってしまうことって、よくあります。「もうちょっと教えていただきたいんですけど、いつ聞けばいいですか?ご相談できる人はいますか?」と聞いてみるといいと書いてありました。
時間帯も、わたしの膠原病の先生は、外来の日はクタクタな様子で、「外来のない日に電話をちょうだい」と言ってくれます。
内分泌の先生は、若くて膠原病の先生ほど忙しくはないので、ときどき膠原病のところも含めて、「先生はこれのことは何か説明してた?」と聞いてくれて、いっしょに復習と方針の考え方を整理するのを手伝ってくれます。
あとは、有名な先生は忙しいので、昔は、助教授や研修医の先生に、「こう言われたけど、よくわからなかった」「今後の治療方針について、何をどう考えたらいいのか、整理できないの」と泣きついてきた記憶が…(笑)

方針やゴールのイメージをもつ
治療方針は、専門家じゃないから判断できない!というのは、もったいない話で、何がわからないから判断できないか、整理していくと、意外とすっきりと決められることがあります。
特に、今のところ完治しないと言われている病気とつきあっていくには、この部分が大事なんじゃないかな。

今回の入院でいうと、「とにかく忙しすぎたので、その状況で正しい判断ができないから安静にすることと、今後の仕事量を相談しやすくするために、"入院"というインパクトのある処置をすることを選びました」というのが正直なところ。そうやって説明すると、つぎつぎに登場する、病棟の若い研修医も、納得してくれます(笑)

話を鵜呑みにしない
この本では、先生の話や他の患者さんの話の情報をいろいろ集めることは大切、と勧められているのですが、自分が思いこみで聞き間違えている可能性もあるし、実際にはまだ臨床的に問題がある話が「最新の医療」として語られていることもあるので、鵜呑みにしちゃダメ!!と書いています。

この本、読んでみると、けっこう当たり前のことなんですけど、先生に対して、不信感がつのっているときに、関係をよくする気分転換にはなるかも♪

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そういえば内分泌の先生のおかげも!

2007-11-18 | 先生&病院譚
内分泌の診察室に入ったとたん、「何があったんですか?入院予約はいってますけど」と、びっくり顔の先生。
「収容されることになりました~」で大笑い。いいんだろうか、こんな陽気で(笑)
内分泌の先生に会う2分前までは、膠原病の先生の診察室にいたので、わたしもどう説明していいか、よくわからなくて。

内分泌の先生が、カルテを見ながら、一緒にこれまでの経過を復習してくれました。微熱や脱毛、関節痛は、バセドウでも出てくる症状だけど、症状がひどくなっている時期に甲状腺の値は安定しているので、やっぱりSLEの方かな、なんて会話をしながら。
途中で、「あれ、スズメバチに2回も刺されてる!?」「そうですよ、救急でつれていかれたのが大学病院で、ショック症状で貧血が起きているのに、若い学生さんに囲まれて、ふむふむってたいへんだったんですよ!」「確かに僕も見たことないな」って脱線しすぎなんですけど。

そういえば、去年は、膠原病の先生から「フォローアップは内分泌の先生へ」と、しばらく診察もなくなってましたが、内分泌の先生が「ここがつらいんです~って言われても、僕がつらいんです~ってなっちゃう」と笑いながら、「膠原病の診察は繊細だから、たまには会っておいで」と予約をいれてくれたのでした。
おかげで、膠原病の治療がきちんとできて、よかったっ。

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わたしの先生

2007-11-17 | 先生&病院譚
入院前の最後の力で、お仕事の引継ぎをやったら、今日はもう脱力(笑)
1日中、テンションが高すぎました。

もちろん、入院で大変だぁ、というのはあるのですが、まずすべての仕事を止めて、治療に専念させてもらうことがとってもうれしいし、8月後半からずっと関節がずいぶん痛いし、微熱が下がらなくて、本当に職場で2時間ごとにフラフラになって、「これは再燃だなぁ」と予感していたので、ようやく治療が始まるというほっとした気持ちの方が大きいような気がします。
ステロイドの効果も大きいけど、安静も大事ですよね♪

あとは、先生たちが「待ってるよ。ゆっくりしてね」と言ってくれて、なんだか、安心して任せちゃおうという気持ちになってます。
SLEとシェーグレンとバセドウも専門医が必要と言われますし、お医者さんと信頼関係が大事。今は、恵まれてます♪

もっとも、わたしの膠原病の先生は、先日の診察でも検査結果を見ながら、「前回の検査は問題ないし、あなた元気だから、病気じゃないよ~」と言ってましたが、そんな話を聞き流して、症状を説明したら「じゃ、入院」ってことになりました。おいおい、先生!!です(笑)
それに、この先生はやさしすぎるので、患者さんが病気を気にしすぎるのを心配して、悪い情報をさらっと言おうとするのも困ったものです。電話で検査結果を「xx抗体は前より軽くなっているよ」と言われたら、一瞬、陰性になっている気になるのですが、しっかり陽性という意味だったりします。最近は、わたしも負けずに笑顔で数値を聞きなおしますから、問題ありませんけど(笑)
でも、何と言っても、この先生は、情報を伝えさえすれば、思い切った治療をするところと、強い治療をしないでいいところはしない、メリハリがはっきりしているので、さじ加減を信頼してます。
わたしは、大好きですが、合わない人は合わないでしょうね…。

特定疾患の手続きの書類も、わたしが診察室のコンピュータでダウンロードして渡しちゃう、テキパキ患者なので、まったく不自由していません♪
案外、わたしもお医者さんといっても完璧を期待してない(笑)から、先生も気楽に正直なアドバイスくれる、という、いい関係ができているのかも?

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根拠に基づいた医療(EBM)って

2007-11-07 | 先生&病院譚
手足が冷えるというのは、手首から先、足首から先を温めるような気がしていたけれど、肩から先、股関節から先に、冷たい点滴をさしつづけている感じがとれない~。
脈拍が安定していたので、半身浴をして寝ないと・・・。

診断や治療が、お医者さんの勘に頼りすぎることで、病院や先生によって、治療の格差がですぎ!という反省から出てきたのが、EBM
根拠に基づいた医療(Evidence Based Medicine = EBM)といって、判断するときに、臨床研究に基づいて判断しようというものです。90年代から日本でも、EBMということがよく言われるようになったそうです。

■ステップ1 現在の症状について、問いをたてて、一覧にします。
どんな人(年令、性別、病気)が、何をする(~の薬を使う)とき、他の選択肢(別の~の薬を使う)ときと比べて~となるとか、~という合併症を防ぐ、とか。
■ステップ2 治療効果、副作用、予後について、臨床研究と照らし合わせます。
■ステップ3 統計や研究を分析して、他の考え方はないか、検討します。
■ステップ4 患者さんの環境や希望とうまくあう方針を検討します。
お子さんが小さいなら入院期間を短くとか、一人暮らしなら長めに、とか。
■ステップ5 全体の復習!

EMBの考え方が広がると同時に、診療ガイドラインがたくさんできました。
マニュアルどおりの機械的な医療になってしまう!という批判もあるそうですが、いい先生は、他の病気の可能性を含めて、いい問いを立ててくれるし、臨床研究と患者の状況の兼ね合い、気持ちのケアまで、考えられるってことなんでしょうね。逆に、典型的な症状だけをみて、十分に他の可能性がないかの検証をあんまりしない先生って、ときどきいます・・・。
ちなみに、わたしの膠原病の先生は、血液検査で1つの値が上下しても、「心配しなさんな。同時にxxが出てないときに、症状がでることは少ないから。」と励ましてくれたり、他の科の検査と同じ日に検査依頼をして、検査料が抑えられるように工夫してくれたり、EBMに基づいた気配りがきめ細かいです。その分、忙しくて外来のときはせわしないけど(笑)

患者の方で、文字だけみて「この症状はぜんぶあてはまる・・・、わたしはこの重病だ・・・」とへこんでも意味がないけれど、こういうガイドラインがわかると、「言ってなかったけど、そういえば、こんな症状があった!」とか、こんな治療方法は考えられないですか?と主治医に聞いてみるとか、診断のプラスになる情報を見落とさないようになるかも!!

わたしは、「頭痛?ありますが、いつからだっけ・・・」ととぼけた患者なので、よく先生に困った顔をされます~!先生、いつもごめんなさいっ。

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主治医に報告する話

2007-11-05 | 先生&病院譚
お医者さんとの会話、続編♪

他の科での診察や検査のことを、報告するようにしてます。
たまには「あの先生がそんな処方したの~!」って話になるから、慎重に(笑)

たとえば、脈が上がったり下がったりするので、循環器で診てもらったときは、軽い運動しなさいと言われました。それによって、脈拍をコントロールする機能が鍛えられるからということでした。
内分泌の先生に報告したら、バセドウの頻脈でつらくない程度の軽い運動がいいかもと賛成!
膠原病の先生からは、「お散歩するのも普段はいいけど、寒いところで冷えたり、足首の関節に負担をかけるのは、今はやめてもいいんじゃない?半身浴くらいでいいよ」ということになりました。

自分で、循環器の先生に「バセドウで頻脈が出ているけど、大丈夫ですか?」「関節が痛いですけど、いいんですか?」と聞けたら一番だけど、専門家じゃないし、それぞれの専門家に聞くというのも安心♪

「これは、○○科の領域かな」って言われることも多いけれど、なじみの科でないときは、「そこで、どう言ったら通じますか?」って聞いてみます。
お腹が痛いときも、内分泌の先生が「僕はお腹は自信ないな。見落としたらいけないから、○○先生に相談してみてくれる? 診察までに、痛いのが空腹時か満腹の時か、場所はどこか、どれくらいつづくか、押したら痛いか、思い出しておくといいよ。」ってアドバイスをくれました。
なじみの先生でないときに、何を聞きたいか、よくわからないと緊張するから(笑)
逆流性食道炎がけっこう出てた話は、膠原病の先生につたわってなくて、世間話でカメラが苦しかった話をしたら、「えっ!」って。そういえば、膠原病のなかでそういう症状が出ることがありました。素人のわたしは、すっかり忘れてました(笑)

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