◇ 本降りになった株式市場 = 株価の下降局面入りが鮮明になった。ダウ平均は先週1655ドルの値下がり。日経平均も1209円の下落だった。日米ともに、12月は3週連続の下げである。年初と比較してみると、ダウ平均は2274ドル、日経平均は2599円の値下がり。日経平均は過去6年にわたって上昇してきたが、どうやらことしはその記録が途切れそうだ。
FRBは先週19日、予定通り政策金利を引き上げた。ニューヨーク市場では、この利上げが株安のきっかけになったと報じられている。だが12月の利上げは、広く市場に浸透していた。それよりも市場は、FRBが来年から引き締めのテンポを落とすことに強く反応したのではないか。つまり景気の先行きに対する警戒感を深めたために、株を売ったのだろう。
東京市場でも、海外投資家の売りが激しくなってきている。しかも、ここへきて円相場が上昇に動き始めた。市場では、円の動向にきわめて神経質になっている。同時に下値の抵抗線を探る動きが活発に。だが初めに出た「2万1000円」はすぐに吹っ飛び、いまは「1万9000円」という声さえ聞かれるようになっている。
今週は25日に、11月の企業向けサービス価格。27日に、11月の住宅着工戸数。28日に、11月の労働力調査、鉱工業生産、商業動態統計。アメリカでは27日に、10月のFHFA住宅価格、11月の新築住宅販売、12月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。28日に、11月の中古住宅販売が発表される。なお30日に、アメリカを除く11か国のTPP(環太平洋経済連携協定)が発効する。
≪25日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
FRBは先週19日、予定通り政策金利を引き上げた。ニューヨーク市場では、この利上げが株安のきっかけになったと報じられている。だが12月の利上げは、広く市場に浸透していた。それよりも市場は、FRBが来年から引き締めのテンポを落とすことに強く反応したのではないか。つまり景気の先行きに対する警戒感を深めたために、株を売ったのだろう。
東京市場でも、海外投資家の売りが激しくなってきている。しかも、ここへきて円相場が上昇に動き始めた。市場では、円の動向にきわめて神経質になっている。同時に下値の抵抗線を探る動きが活発に。だが初めに出た「2万1000円」はすぐに吹っ飛び、いまは「1万9000円」という声さえ聞かれるようになっている。
今週は25日に、11月の企業向けサービス価格。27日に、11月の住宅着工戸数。28日に、11月の労働力調査、鉱工業生産、商業動態統計。アメリカでは27日に、10月のFHFA住宅価格、11月の新築住宅販売、12月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。28日に、11月の中古住宅販売が発表される。なお30日に、アメリカを除く11か国のTPP(環太平洋経済連携協定)が発効する。
≪25日の日経平均は? 予想 = 下げ≫