猫と住まふ

人生初の猫との日々を徒然なるままに

フィンランド旅行記・4日目

2012-08-12 20:09:59 | 猫生活、フィンランド旅行記
DVDで観た「人生はビギナーズ」がめっちゃツボ。
ジャックラッセルテリアのアーサーの演技は「アーティスト」のアギーより良かっ
たと思うなぁ。

さて、がんばって旅行記を再開。


4日目の今日は、フェリーで海を渡ってエストニアの世界遺産・タリンまで、
日帰り旅行をする日。
今回フィンランドに行先を決めた理由のひとつが、このタリンにも行けるという
ことだったので、朝からワクワク。

一昨日チケットを買った時に、10時の出航の少なくとも30分前にはターミナルに
いなければいけないと説明されていたし、ガイドブックにも早くチェックイン
しろみたいなことが書いてあったので、ちょっと早めにホテルを出たら、9時少し
過ぎに到着してしまった。でも、30分前に到着していれば全く問題無かった様子。

タリン行きのフェリーはいくつかあって、私が乗ったリンダ・ラインはマカシー二・
ターミナル発。左に見える赤い船に乗って行った。




タリンまでは1時間30分とガイドブックなどに書いてあったけれど、行きも帰りも
1時間45分ほどかかった。ただひたすら海を進んでいくだけなので、ちょっと退屈
してしまった。こういう時は1人旅はダメよね。
そしてやっと到着。ターミナルから旧市街までは、歴史も全く感じない、さりとて
近代的で綺麗でもない(失礼!)ごくごく普通の道路を通って徒歩15分ほど。
途中で一瞬どちらを目指せばいいかわからなくなったのだけれど、下の写真の高い
尖塔を目指して歩いていったら、街の入口のシンボル的建物「ふとっちょマルガリー
タ」も見えてきた。




旧市街を入ると、先ほどとはうってかわって、情緒ある町並みが広がっていた。







街の中ほどにあるラエコヤ広場。




イタリアにもこういう広場はよくあるけれど、建物などの雰囲気がちょっと違う。




しかし暑い…。日差しがキツイ。そしてかなり凸凹が激しい石畳なので足が疲れる…。
喉もかわいたので、途中の可愛いカフェに入ってコーラを飲み干した。コーラなんか
じゃなくて、可愛いカフェにふさわしい飲食をしてくださいという突っ込みがどこ
からか聞こえてきそうだけど(汗)。

そこから上り坂をぐんぐん行って丘の上に到着すると、いかにも旧ソ連の国という
感じのアレクサンドルネフスキー聖堂が見えてきた。工事中だったのが残念!




この周辺もなかなかいい感じの街並みが続いている。




しかし、ここからがいけなかった…。
丘から下に戻る道がどうしてもわからない。こんな時にいきなり私の脳みそがいつも
の超方向音痴モードに設定されたらしい(汗)。
その途中で旧市街を見下ろせるビュー・ポイントを発見できたのはよかったけど…。




同じ場所をぐるぐるぐるぐる3週ほどして足は痛くなるし、とにかく暑くて泣きそうに。
こりゃいかんと思い、近くで絵はがきを売っていた超キュートな女の子に道を聞いて、
やっと下りる小道を発見。もっと早く聞けばよかった。アホや~。

帰りの3時のフェリーが予約済みだったので遅れては大変と、足早に歩きつつもお土産
もの屋さんに立ち寄ったりもしたのだけれど、選ぶ気力も無し。
でも、途中で毛糸製品の屋台が並ぶ路地を発見。




お土産もの屋さんには向いていないんじゃないかと心配になるほど、すごくシャイで
感じのよいおばさまの屋台で、ミトンを1つ購入した。
シャイなおばさまは、カメラを向けてもやっぱり目線をくれなかった。




そのあとは、ただひたすら旧市街を縦断。石畳の道は歩きづらい。
そして旧市街を出てからフェリー乗場までの15分が、日影が全く無いので、更にきつ
かった。
私、ひょっとしてここで倒れて死ぬ?
私の死に場所はエストニア?
などと凹みながら歩き、やっとの思いで乗場に到着。売店でお水を買って一気に飲ん
だら、ちょっと生き返った。考えてみたら、コーラを飲んで以降、何も飲み食いして
なかったもんなぁ。

20分ほどボーっとしていたらやっとチェックインが開始した。オンシーズンの日曜と
いうことで、長い行列に並んでいるのもつらかったし、中の座席も行きの船より狭い
し、あまり冷房が効いていないし、帰りの1時間45分の方が行きより長く感じた。

そんなこんなで、マカシー二・ターミナルに到着した頃にはヘロヘロに。なんとか
トラムに乗り込んで中央駅まで戻ってきた。
そのまますぐにでもホテルに帰りたかったのだけれど、お腹がすごく空いていたので、
マクドナルドに寄ってチーズバーガーセットを購入。
私の旅先での食事の貧しさには自分でも呆れるが…。
でも、ホテルに戻って食べたハンバーガーとポテトは、今まで食べてき中で1番美味
しく感じたかも(苦笑)。

すごく疲れていたけれど、さすがに寝るにはまだ早い時間だったので、テレビでずっと、
アメリカ人のキンバリー・ロードがパーフェクトな試合を達成した、オリンピックの
女子クレー・トラップ(射撃)を見ていた。あとの選手はいかにもアスリートなスタ
イルをしているのに、この人だけ山奥で鹿や熊でも撃ってそうな体型をしていたのが
妙にツボだったので。(私って失礼なヤツ)

しかし、テレビを見ながらも疲れているせいでちょっとホームシックになってしまった。
なぜか私、海外旅行に行くとだいたい着いて早々ホームシックになり(苦笑)、「どう
してこんな遠くに来てしまったんだろう」「海外旅行なんてもう最後にしよう」と思っ
てしまうのだけれど、今回は4日目に発症。
「すももに会いたいよ~」「日本に帰りたい~」と思いながら就寝。