東海道新幹線が開業した頃、旅客用の新幹線
が走っていない夜間に、貨物用列車を走らせる
計画がありました。しかし、路線整備の時間が
取れないため、この計画は中止となりました。
子供の頃に、想像上の貨物新幹線の模型の記事
が、子供向け模型雑誌に載っていたことがあり
ましたね。この時は、コンテナ（当時は小型の
5t用しかなかった）を搭載する向きを変えれば
良いのでは？との考えがあったものと記憶して
います。東海道新幹線の運行時間の拡大により
沙汰止みとなってしまいましたがね。^^;
しかし、ここに来てモーダルシフトへの取り
組みの必要性が高まって来たため新幹線で荷物
を運ぶことがクローズアップされ、その試行も
始まっています。
現在は一部の生鮮食品を荷物を客席に載せる
に留まっています。より大量に運ぶともなれば
車輌とか駅設備の改良、あるいは専用車輌など
の開発も必要となるでしょう。
先ず、ザービスを停止した車内販売用の台車
を収納しているスペースを、外部から直接搬入
できる構造への改造が必要です。人が持ち込む
のではなく、専用の搬入口を設け、そこに台車
ごと運び込むのです。かつて、特急列車に接続
していた食堂車がそのような構造だったので、
改良はそれほど難しくないはずです。人が運び
こむ代わりに、直接搬入できれば、乗客の乗り
降りの短い時間でも搬入／搬出が可能です。
これは、旅客を扱っているJR各社の役割なので
しょう。
これでは輸送量は僅かなので、より多く荷物
を運ぶともなれば、専用車輌などの開発が必要
になります。
どうせ作るのなら、一編成が丸々荷物専用の
車輌を作ってしまうのです。
明日に続きます。
prairie@mbh.nifty.com