一般には、アメリカの軍事衛星の電波のGPS の
民間利用は精度が落ちたものを使用しています。
誤差は数メートル程度と言われています。これは
軌道が赤道上にあるため、日本届く電波が斜めに
なるため、ビルの影で電波が届かないことがある
そうです。
そこで、日本は準天頂衛星(赤道に対して斜め
に傾いている軌道)を 4個打ち上げ、日本の真上
にいつも一つの衛星が位置するようにして、数cm
程度の誤差範囲に収めています。これで農業用や
工事用のトラクタなどの無人運転が可能になって
います。
しかし、これらGPS を利用したナビゲーション
システムは、電波が届かないトンネルや地下では
利用できないので、加速度計による数値をも積算
する慣性誘導方式を併用しています。実際に利用
したときの精度は数メートルも違うということは
ありませんので、トンネル外でも慣性誘導方式で
補完しているのでしょうね。
なにせ、惑星探査機の軌道もこの慣性誘導方式
を採用しているくらいなので、精度は極めて高い
ものです。
宇宙から降り注いでいるミューオンを利用する
方法では、加速度計が不要になるというわけです
が、一般の車では今の方式でも不便を感じること
はないので、このミューオン方式が普及するとは
思えませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=kVk1wou4yYY
確か、エジプトのピラミッドの中の構造を見る
ために、このミューオンを利用したことがありま
したね。ピラミッドをも貫通するミューオンです
から、地中深くでも届くのでしょう。
地下はともかく、海中ではどうなのでしょうか
ね?海中でも見通せるのならば、海底に観測装置
を置いておけば、潜水艦の位置把握も出来るかも
しれませんよね。
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