普段、こうやって遊んでいる姿をご覧になった方は
いちおうに口を揃えて
『仲がいいですねぇ～』
と仰る。
ま、コレを見た限りはね。。 爆
いえ、ウチの中だって息が合ってるときもあるんですよ。
オイシイを貰う時。
ココロの声をグッと飲み込み
なぜかこんなときだけは２人並んでお願い姿勢。
普段は必ず部屋のあっちとこっちに離れて過ごしてるクセに・・・。
食べることは、生きること。
凄いもんです。
そう！ 食べるということは
どんな困難をも乗り越えようとする勇気を与える！！
たとえそれがどんなに弱虫な奴であっても。。
それはいつものように、私の背中で起こった。
突然の罵声、怒声が
悪口雑言、罵詈罵声に進化？し
振り返ると既に取っ組み合いは始まっていた。
バランスの悪い後ろ足で床をしかと踏みしめ
両の手を互いの体にかけて顔だけはやや離し
大口あけて喚いとる。
飼い主いちおう
『やーめーろっっっ！！！』
と一喝してみたが
キチガイに聞こえる言葉は、この世になし。
あきらめて椅子を両者の間に差し込み、分ける作業に入る。
ケンカの原因はオヤツ入りコングです。
いつものように、黄色のコングはチュウ太に進呈。
チュウはこれを両手で押さえて、上手に中に詰めたオヤツを
ほじり出し？て食べます。
ぺぐ爺もそうでしたが、キャバリアは器用♪
問題は青いコングの担当者です。
彼には手を使うという文化がない。
で、当然咥えるだけでは食えない。
しかし、キャツは手は使えないが頭は使える。
といっても、所詮は犬の頭。
考え付くのは・・・
自分に出来ないことは、人に頼も～っ ♪
さすがは私の犬だ！
人間がコングを投げると、落下の衝撃により
中身が飛び出す！ ・・・ことがある。。
これをぽんちゃんが拾って食べる。
でも、『ことがある』程度の確率なので
その作業に手を貸した人間は、延々と協力することとなる。
で、この日。
その協力を早々に放棄された犬は、食うに食えず
ウップンが溜まっていた。 と思われる。
なのに！向こうではさっきからチビの奴がクチャクチャと
美味そうにしていて、気になるっ
ちょいと行って取り上げ、お味見したい所だが
アイツは案外強い。
いや正直なところ、トコトン戦ったことなぞないので
実際強いのかどうかは分らないが
今までのケイケンとして、こちらも無傷ではいられまい。。
チラチラと様子を伺っていたぽんちゃんであるが
チャンスは案外早くやってきた。
チビの奴がコングを放り出したまま、水を飲みにその場を離れたのだ！
ヤッタ～♪♪♪
と、取りに行ったぽんちゃんに、戻ってきたチュウ太は怒り心頭っ！
もうっ さ～ 怒っ
いつもは写真撮るから『もっとくっつけ！！』って言っても
同極の磁石みたいに離れるくせに
椅子を突っ込んでも突っ込んでも分れやしないっ
やっとこさ分けたけど
今度はコタツの両岸でガウガウの応酬。
だけど、見れば未だ強気のチュウ太に対し
ぽんちゃんの顔は・・・歪んでる・・・。 ぷっ
おっ、兄ちゃん。 大丈夫かっ？
と思ったら、彼はその歪んだ顔をコタツに突っ込み
逃げの体勢に入る。
あぁぁ、ぽんちゃん。またチュウ太に負けだよ～～～
しかーしっ！
今日のぽんちゃんは、いつものぽんちゃんではなかった！！
一度はコタツに潜したその歪んだ顔を
沈めたその体を
躊躇しながらも再び立ち上がったのだー
戦えっ 戦うんだ！ ぽんちゃん！！
戦えーっっっ！
えっ！？
ぎゃははっ すまん、すまん。
そう言われれば、ルール無用の悪党はあっちだよねぇ～
ぶははっ
でも日本人には、判官贔屓ってんがあってさ～
だってこの勝負。
明らかにぽんちゃんの
負け。。
が、しかしっ
母ちゃんは
ちっさな心臓の弱虫を振り払って
も一度立ち上がった歪んだ顔の(笑)ぽんちゃんに会えて
嬉しかったぞよーっ！
頑張れっ ぽんちゃん。
いつか勝てる？その日まで・・・ ？？？
